インドアガーデンで育つ観葉植物

光は植物の生育に不可欠ですが、植物によって必要な光の量は異なります。一般的にヒマワリやパンジーなど、花の咲く植物は直射日光のような強い光が必要です。

しかし室内では、戸外のように十分な明るさを確保することが困難です。光がかなりよく射し込む南向きの部屋でも、窓から離れると光の量は急激に減少してしまいます。ですから、室内では弱光を好む植物や、比較的耐陰性のある植物が適しています。

例えば観葉植物です。観葉植物とは主に葉の形や色、草姿などを観賞の対象とする植物です。その数は多く、シダ類から、ポトスやオリヅルランなどの多年草類、インドゴムノキやヤシ類など木になるものまであります。

観葉植物の故郷

観葉植物の多くは熱帯・亜熱帯地域を原生です。しかし自生地の環境はさまざまです。自生地の環境と、日本で育てる場合の室内の環境を比べてみましょう。

観葉植物としてよく知られるサトイモ科のアグラオネマやディフェンバキア、アンスリウム、フィロデンドロン、ポトスなどは、熱帯アジアや熱帯アメリカなど、一年中高温多雨のジャングルに生える植物。ポトスは熱帯地域では鉢植えのポトスとは似てもに似つかないほど茎が太くなり、葉は大きく、モンステラのような切れ込みが入ります。

ジャングルの中は木漏れ日が当たる半日陰の状態ですから、室内の明るい所と同じような日照環境です。そこでジャングルの植物は半日陰を好むものや耐陰性が強いものが多く、室内のグリーンとして適しています。ただし、非常に高温を好み、耐寒性のない植物もあるので、越冬温度は10℃以上必要なものが多いようです。湿度も高く、乾燥した室内では空中湿度を補う必要があります。

フィカス・ベンジャミナも東南アジアのジャングルに生える植物。幼樹は半日陰で育ちますが、他の木をよじ登って大きくなり、陽光を浴びるようになるとおう盛に生育して、樹冠を広げ、よじ登ってきた木を覆いつくして枯らしてしまうほどです。したがって、同じジャングルの植物でも、本来は日なたの植物。ですから鉢植えは日当たりのよいところでよく育ちます。

ガジュマルやシェフレラ(カポック)などは、沖縄や小笠原などにも生える亜熱帯の植物。これらの地域の植物は、耐寒性の強いものが多く、0℃近くの気温になっても越冬します。

なお観葉植物の中にはヘデラなど、温帯原生の植物もあります。寒さに強く、戸外で越冬できます。