作者のコメント

大場秀章賞
東京大学名誉教授
大場 秀章 審査員長

つい最近までどこにでも見られた普通の庭にこの作品の庭は似てみえる。
人と小鳥たちが集う庭、という言葉が添えられていたが、まさにそんな雰囲気をかもした庭だと思う。だが私たちはだんだんと当たり前のものがいつのまにか消え去っていく時代に生きている気がする。気づいたらなくなっているものは多い。庭もそのひとつであると思う。家に帰り、庭を眺めたり、歩くだけで気分がよくなる庭ではないかと思った。放っておけば自然にたくさんの植物が生えてくるにちがいない。手入れもたいへんだと思うが、よく行き届いているようにみえた。