Fumikoの楽しいガーデニング

Lesson 1 ツール(道具)

こどものころ泥んこ遊びをしたことがある人はその楽しさを覚えていると思います。 土に触ると、知らず知らずに心が癒されますよね。ガーデニングを、やらなくてはいけない仕事と考えずに、楽しんでしまいましょう。楽しいことが、続けることにつながりますものね。 ではまず、カタチから入りましょうか。 土と親しむために必要な7つ道具をご紹介しましょう。

7つ道具というくらいですから7つありますよ! 但しここでは庭用のものを主に紹介していますから、バルコニーガーデンなどでは必要のないものもや、小さいバージョンにしたほうがよいものも含まれていますのでご了承くださいね。


1. Spade (スペード/シャベル):
これは穴を掘ったり土を耕したりするときに使う基本の道具です。長靴をはいて、これを持てば、にわかガーデナーの出来上がり。なんかワクワクしますよ!いろいろなところを掘りたくなっちゃいます。この勢いで冬のうちに土を掘り起こして、空気を入れ、耕しておけば春の花壇の準備にもなりますが、地上部の枯れた植物の根や、植えておいた球根などの存在もどうぞお忘れなく。 図


2. Fork (フォーク/さすまた):
図 石が混じった土や粘土質の土を掘ったり耕したり、また腐葉土や堆肥などの有機質のものを広げるとき、また土の中の固まりをほぐしたりするのに便利な道具です。道具ってカッコイイですよね。イギリスの庭では、たまに古くなってもう使われていないフォークなどが庭の中にオブジェとして使われていたりします。


3. Hoe (ホー/くわ):
これは除草に使います。土の表面からすぐ下の部分を掬い取るようにして雑草の根元部分を切り取ります。そうすることで1年草タイプの雑草や比較的弱い多年草タイプの雑草は始末できてしまうという優れもの。ただし、多年草タイプの雑草を始末するためには、根をしっかり掘り出してしまう必要があります。 図


4. Rake (レイキ/くまで、まぐわ):
図 ガーデン用には、歯が比較的短くて平行に並んでいるものが良いでしょう。これで最終的に土の表面を平らに均したり、また細い種を播いたり苗を植え込んだりしやすいように土の表面の仕上げをします。扇型に広がったタイプのくまでは芝生の上や砂利の園路で落ち葉をかき集めたりするのに便利ですね。


5. Trowel (移植ごて):
ちょっとした雑草処理や小さめの植物を植えたり、パティオ用の鉢植えを作ったりするのに便利なのがこれ。ステンレス製で、ハンドル部分が持ちやすいものをえらぶとよいでしょう。長い時間使用することも考えて、私はあまり重くないもの、大きすぎないものを使っています。 図


6. Watering can (じょうろ):
図 水やりのとき、また液肥を与える時に使うものですね。これは、水を注ぎやすいものと、そして水をいれたあと持ちやすい大きさ(重さ)を考慮するとよいでしょう。ただ、除草剤などをお使いになるかたは、それ専用の、たとえば色違いのジョウロを選んで「除草剤用」などと明記しておくと間違いがありません。大きな庭では、外に水道があることは大事な要素ですが、広い面積やたくさんの植物に水をやる必要がある場合はホースなどを利用する必要があります。でもこのジョウロという道具は、置いておくだけでも庭のオブジェになりますよね。


7. Secateurs (植木用刈り込み、剪定ばさみ):
これをつかって通常の剪定や切戻し、ちょっとした枝(1.5cmから2cm程度の太さの枝)のトリミングができます。両刃と片刃のものがありますがそれは自分の使いやすいものでかまいません。ただしこれを持つと、やたら切りたくなるのでご注意を。必要のないものまでついつい切り戻したり刈り込んだり・・・私もいつも自分を抑えるのに苦労しています。 図
レッスン内容
Fumikoからのメッセージ
Lesson 1
ツール(道具)
Lesson 2
土のはなし
Lesson 3
水のはなし
Lesson 4
花柄つみと施肥について
Lesson 5
剪定、切り戻し
Lesson 6
雑草のはなし
Lesson 7
なめくじや病害虫と自然農薬
Lesson 8
元気な植物を育てる(コンパニオンプランティング)
Lesson 9
土中の水分とマルチング
Lesson 10
コンテナとハンギングバスケット
Lesson 11
スタイルとテーマ
Lesson 12
カラースキームと、植物の持つヒーリングパワー


Introduction へ <<   >> 次のレッスンへ


  新着記事 | バックナンバー | 著者紹介