Article 1- ガーデンライティングの導入

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お近くのホームセンターなどで、比較的安価で色々な種類の製品が出回ってきています。庭は家や部屋の延長ですから、そこにライティングを導入することにより、庭で過ごす時間を長くすることが出来ますし、日が沈んだ後のまた違った庭の眺めを楽しむこともできます。

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Outdoor Rooms アウトドアルーム

庭を、もう一つの部屋として使いたいという要望は最近益々増えてきていると思います。
フォーカルポイントがあり、構造部分がしっかりしていて植栽も美しく遠近感のある庭なら、ガーデンライトを入れる価値は更に高いでしょう。
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Reversing the Daylight Effect  日照の効果との対比

日中はガーデンも、ガーデンの外にあるものも皆良く見えますね。でも外に見えるものが素敵なものばかりとは限りません。電柱や電線、近隣の景色など、あまり見たくないものもあるわけです。 さて夜のとばりが下りますと、ガーデンライトによって、見たいものをコントロールすることが可能になります。逆に言えば、見たくないものは見ないで済む、ということですね。
ライティングは園路やデッキなどを照らす機能的なものから、樹木や特別な植物、ウォーターフィーチャーやフォーカルポイントをライトアップするためのものまであります。
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Creative Lighting クリエイティブなライティング

クリエイティブなライティングには、夜の庭を美しく演出し雰囲気を醸し出すためのちょっとしたスキームが必要です。
ライト自身はこの場合あまり重要ではありません。美しくライトアップされた庭を演出するためにはなるべくライトそのものを見えないようにしたほうが良いくらいです。ライティングによる効果をあげることが大切で、灯そのものが目に直接入らないほうがよいでしょう。
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The Design Approach
ライティングをデザインする時は・・・

ライトを創造性のあるものとして使うときは、光によってできる影をうまく使うことでよい結果が得られます。光と影によって庭に深みが生まれ、昼間とはまた違った庭の姿を見る面白さを与えてくれます。 
そのときにライトや、フロアライトを使い過ぎないことです。明るすぎて、平坦な庭に見えてしまいます。見せたいものの質感や姿、色、奥行きなどがわかる程度が良いでしょう。


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Designing a Lighting System
ライティングシステムをデザインする

クリエイティブなシステムは、ライトアップするエリアの選定とレイアウト、機能性などの要素によって生まれます。
良いライティングデザインは、適切な場所と灯の種類、灯りの強さ、どの程度カバーされているか、そして灯りの角度などによって決まってきます。
配線や取り付け部分などは庭のフォーカルポイントではないのですから、最終的には周囲の環境の中になるべく隠れるようにしましょう。