世界のガーデニング -World Garden Tour-
STAGE 1 STAGE 3

旗
STAGE 2
インドネシア
(バリ)

〜 彫像のある風景 〜

世界地図
2.Indonesia - Bali - Statuary

世界のプライベートガーデンを見て見ましょう
世界の様々なガーデンテーマをもった庭をご紹介してゆきます。
たとえば、ハワイとカナダの庭はどう違うのでしょうか?また、なぜ撮った写真を見てフランスでなくギリシャだということが判るのでしょう?ガーデンスタイルを決める要素は一体何なのでしょうか? 
そういった疑問にこのシリーズが少しは答えてくれるといいのですが・・・
さあ、ご一緒に世界のユニークなガーデンを訪ねてみましょう。

1.オーストラリア   [亜熱帯]
(ゴールドコースト)
2.インドネシア   [彫像]
(バリ)
3.アメリカ   [熱帯]
(ハワイ)
4.アメリカ   [砂漠]
(アリゾナ)
5.カナダ   [北極光]
(バンクーバー)
6.南アフリカ   [植民地]
(ケープタウン)
7.ニュージーランド
[冬のない北島]
(オークランド)
8.スペイン
[地中海式ガーデン]
(バルセロナ)
9.フランス [プロヴァンス]
(プロヴァンス)
10.ギリシャ [エーゲ海]
(アテネ)
11.スイス [高山]
(ロカルノ)
12.イギリス
[イングリッシュガーデン]
(ロンドン)
13.ブラジル [レインフォレスト]
(リオ・デ・ジャネイロ)
14.中国
[チャイニーズガーデン]
(北京)
15.日本
[日本の個人庭園]
(東京)

気候データ (クリックで拡大)
周辺地図
周辺地図
バリ
バリ
長崎
長崎

■歴史 -History-
インドネシアは、赤道近くに点在する、なんと18,108もの島から成っていますが、そのうち約6,000の島に人が住んでいて、熱帯の気候です。

その歴史は2500年以上前に遡り、あらゆる宗教が見られますが、中でも一番多いのがイスラム教のようです。 

バリは、その中のひとつの島ですが、主な宗教は、ヒンズーです。

■バリ -Bali-
写真 バリは、「神の島」として知られています。

バリの人々の暮らしは、どこで何をしているかに関わらず、常に神とともにあります。

彼らのユニークな考え方はこうです。 「島は神のものであり、島全体がガーデンである。そこに住む者は、そのガーデンの世話をするだけに過ぎない。」というのです。 
従って、島を美しく保つのは住人の勤めだというわけですね。 
その意味で、バリというのは神と自然、そして人間が共生し、調和して生きる地上の楽園かもしれません。

■バリのガーデンエレメント -Elements of a Balinese Garden-
精神:Spirit

バリのガーデンにおけるメインの要素は「精神」です。 

それは、献身、愛、感性、そして美があいまったものであり、それを表すためにバリのガーデンではよく、彫像のそばに、控えめにサンダルウッドの香を焚き、花を供えてあります。神や女神に感謝を捧げるためなのです。
写真
 
彫像:Statuary

二つ目の要素としては、アートでしょうか。

アートは、精神を反映するもので、バリのガーデンで見られる彫像は大抵バリの人たちの創ったものです。
木や石を彫って 神を象り、壁がん(聖像や花瓶などを置く壁のくぼみ)や植物の間に置いたりしているのがみられます。
写真
水:Water

三つ目に大切なのは水の要素です。
 
岩のカスケードから池に流れ込む自然の水であれ、花を散らしたボウルであれ、石を削ってつくられた樋口であれ、ガーデンに響く水音が、静穏な雰囲気をかもし出します。
写真

■植物 -Plants-
植物たちは、アートワークやウォーターフィーチャーを引き立てる大切な要素です。 
植物という、自然の作り出した美の要素はバリのガーデンを特徴づけています。 
垂直や水平に伸びる構造的でドラマチックな姿の植物、例えばヤシや竹、シダ観葉植物に加え、アロエなどの多肉植物などがそれにあたります。

 
ヘリコニア

写真
Heliconia
ヘリコニアは、熱帯地方原産で、単子葉植物のなかでも大きくて魅力的な形をした植物です。 
ハイブリッドや、培養種など、ヘリコニアの仲間は100にも及びます。
バナナやカンナ、ジンジャーなどと同じ仲間なんですよ。
コロカシア・
エスクレンタ

写真
Colocasia esculenta
or Taro

Elephants Ears.)
コロカシア・エスクレンタまたはタロ(エレファントイヤー/象の耳)は熱帯地方で、オーナメンタルプランツとして、又食用としても利用されている植物です。
こ塊茎は、Poiと呼ばれるタロイモ料理に、また若い葉は湯がいて、冬場の野菜として利用します。高さ1〜2mにもない、葉の長さは60cmにも及びます。食用にしてもしなくても、ウォーターフィーチャーのそばなどに使うとインパクトのある植物です。

プルメリア
写真
Frangipani
プルメリア(Frangipani)は、亜熱帯の太平洋の島々に自生する植物で、高さは10m幅、5mにもなるキョウチクトウ科プルメリア属の高木です。
茎は多肉質で折れやすく、白色の乳液を分泌します。乳液は有毒ですが、薬用にするともいいます。花に芳香があり、ハワイやタヒチではレイに使われます。

ソテツ
写真
Cycas revolute
ソテツ(Cycas revolute)ソテツ科ソテツ属の低木。温暖な地方の海岸などに生育する、太古の昔からある常緑の裸子植物で、庭園やお寺などに植栽されていることも多い。
ジュラ紀には世界中のあちこちでソテツが見られたようです。それもあって、ジュラ紀をソテツの時代といったりするそうです。
雌雄異株であり、初夏に大型の花を咲かせます。

豆知識 General Infomation
写真
バリや、バリのガーデンについてのインフォメーションはオーストラリアで見ることが出来ます。というのも、たくさんのオーストラリア人たちが、近いということもあってバリを訪れ、その美しさに魅了されたためです。彼らは自宅の庭をバリ風に仕立てたりしていますが、このホームページでは、バリのガーデンをデザインする会社が出ています。 彼らは日本庭園さえデザイン・施工してくれるようですよ

http://www.imperialgardens.com.au/garden12.htm

STAGE 1 STAGE 3