ソフト面での安全確認。園芸用品や農薬など、危ないもの、工夫の方法など。

普段使っているものや園芸用の製品の多くには、動物にとって毒性の強いものが
沢山含まれている場合があります。
タバコの吸殻は庭に落ちていませんか? また、庭や散歩道にある植物は
時にペットを病気にしたり、最悪の場合死に至らせたりするものもあります。
猫ちゃんは毛繕いで飲みこんだ毛を吐き出すために、草を食べたり
しますが、中には草の匂いが好きだったり、興味本位から葉を食べたりする
場合もあるようです。私が飼っている猫ちゃんは、小さなうちから外で遊ぶ子
でしたので、本能的に口にする植物は安全なものを選んでいるようで、
毒性のあるものも庭にたくさんありますが、食べたことはありません。
ですが危険は、できるだけ避けたほうがいいですね。
ペットにもそれぞれ性格があります。 その子の性格や行動をよく把握することも
危険を避けるために必要かもしれません。

肉球にやさしい砂利

■園芸用品や農薬・殺虫剤

化学肥料や殺虫剤、農薬、除草剤などの扱いには、大きな注意が必要です。できればそういった毒性のあるものは、使わないに越したことはありませんが、
必要な場合は、購入する折にラベルをよく確認し、ペットから届かない場所に置くようにしましょう。
殺鼠剤などにかかり、ネズミなどが庭のどこかで死んでいるかもしれません。動物の死体や、外でした排泄物などは速やかに片付け、庭を安全に保ちます。
人間の薬である風邪薬や鎮痛剤なども、ペットにとっては毒になります。また、ペットのためのスプレーなどと間違って使用しないよう、
ペットのものと園芸用のものは全く別の場所に置くようにしましょう。やむを得ず消毒などで薬品を庭に撒くときにはペット達を別の場所に移し、
数日間は庭で遊ばせないように気をつけます。
後程、安全な自然の素材の防虫剤をご紹介いたしますので参考になさってください。

■躾け

わんちゃんには、自由に遊べる場所、入ってはいけない場所をよく教えます。穴を自由に掘っても良いスペースを作り、またトイレの場所を決め、
それ以外はダメだと教えるのもいいでしょう。
また散歩の時、むやみに落ちているものを拾って食べないようにトレーニングする必要もあります。

■マルチング

猫ちゃんを躾けるのは、なかなか難しいかもしれません。コーヒーを淹れたあとの出涸らしを捨てずに取っておき、バラなど大事な植物の根元にマルチングしましょう。
コーヒーの忌避効果で虫も寄り付きにくくなりますし、猫も匂いを嫌うので近付かなくなるそうですよ。

■近寄らせたくないところには

種をまいたばかりのところや、球根を植えた時などは荒されたり踏まれたりしたくありませんね。そんなときは、剪定した際に出たトゲのある木の枝などを
まわりの土に挿して守りましょう。
球根はわんちゃんや猫ちゃんにとって毒性のあるものが多いので、安全性からみてもペットからは遠ざけた方が良さそうです。

■自然の素材で消毒

家庭用のものだからと安心はできません。ペットにとっては命に関わるので、 もし薬剤散布などをする場合にはペットを安全な場所に避難させ、
数日間は 庭で遊ばせないようにすることも考えてください。思っているよりも、ペットの体は デリケートですから…。
自然素材で作るものには色々あります。 消毒や害虫用で簡単なものを一部ご紹介します。

●ナメクジやカタツムリ、ダニに濃いコーヒー液をスプレーする
●500〜1000倍希釈の木酢、竹酢液
(煙の温度が80〜125度くらいで採取した原液を使うより安全)
●ニンニクひとかけをすりおろして、石鹸1グラムを削り、1リットルの水に溶かす (害虫予防)
●米酢を20〜50倍に希釈したものはナメクジやウドンコ病に効果アリ
●トウガラシを熱湯に入れて24時間置き、石鹸を入れたものは、アブラムシや ダニ、キジラミなどの予防に

■ウッドデッキ

ウッドデッキは、コンクリートなどの舗装材よりも足にやさしく、ペットにはより快適な場所といえますが、メンテナンスで塗装しなおす時には、その塗料にも気をつけます。
植物由来の安全な塗料を使うように心がけましょう。

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