お盆やお正月に、家族が集まるように、英国のクリスマスは家族が集まるとても大切なイベントです。
フルーツがたっぷり入った伝統的なクリスマスケーキは、クリスマスのひと月くらい前に焼いておきます。 熟成してクリスマスが来る頃にはとても美味しくなるのです。

12月に入ると遠くの親類や友人達からクリスマスカードやプレゼントがとどくようになります。
もちろん街はクリスマスショッピングで賑わい、皆カードやプレゼントを選んだり送ったりすることに追われます。

届いたカードは部屋に飾られ、プレゼント達はクリスマスツリーの足元にそっと置かれて、
クリスマスの朝に開けてもらうのを待ちます。

お母さんは大忙しで七面鳥をまるごとオーブンで焼いたり、クリスマスプディングを 作ったり。
そういったご馳走・クリスマスディナーは、クリスマスの当日25日のお昼に いただきます。

デザートのケーキやプディング、デーツという干しナツメを食べてお腹がいっぱいになり、
午後3時から始まる恒例の女王陛下によるスピーチを聴くのが英国のクリスマスです。