防虫剤の選び方 防虫剤の選び方 防虫剤の選び方

はじめに・・・

さぁ衣替え。タンスの中からお気に入りのセーターを出したら穴が空いていた…。
そうならないためにも、きちんと対策をしましょう。
防虫剤は種類がたくさんありますが、目的と特徴をつかめばお店でも選びやすくなりますよ。

衣類害虫

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衣類害虫は主にこの4種類。
繊維を食べて衣類に穴を開けます。

・ヒメカツオブシムシ (幼虫:7~10mm)
・ヒメマルカツオブシムシ (幼虫:4~5mm)
・イガ (幼虫:5~6mm)
・コイガ (幼虫:6~7mm)

防虫剤の種類比較

※表は左右にスクロールして確認することができます。

種類 エムペントリン製剤
(ピレスロイド系)
パラジクロロベンゼン製剤
(パラ製剤)
しょうのう製剤 ナフタリン製剤
商品 エムペントリン製剤 パラジクロロベンゼン製剤 しょうのう製剤 ナフタリン製剤
特徴 ・無臭
・商品によっては1年間有効のものがある
・大きさやサイズなどの種類が豊富
・効きはじめが早い
・消耗が早い
・効力はパラ製剤とナフタリンの中間
・自然の穏やかな香り
・効きはじめが遅い
長持ちする
有効期間の目安 6ヶ月
(商品によって1年も)
4~6ヶ月 6ヶ月 6ヶ月~1年
使用量の目安 50リットルに
2個程度
50リットルに
10個程度
50リットルに
2個程度
50リットルに
2シート程度
他種類
との併用
× × ×
適した用途 においがつかないので毎日着る服に最適。金属のボタンがついた服には使えない。 効き目が早いので、虫のつきやすいウールや絹製品向き。3ヶ月を目安に点検・補充する。 穏やかで香りが良いので和服や絹製品、高級毛皮など。 長期間効果がもつので、フォーマルウェアなどの使うことの少ない衣服や毛皮、皮革製品に向く。

※有効期間・使用量は商品によって異なります。
※効果を発揮するためにも、商品の説明をよく読みましょう。

種類ってどこでわかるの?

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多くの商品は裏面に「成分」として表示されています。

※ピレスロイド系を除いた3種類についていろいろな種類の防虫剤を混合して使用するのは避けましょう。異なる種類の防虫剤を一緒に使うとお互いが影響し合い、溶けて油性のシミになることがあります。

においが残っていても影響が出る場合があるので、完全ににおいを飛ばしてから別の種類のものを使いましょう。

使用量の目安の50リットルってどれくらい?

- 50リットルの目安 -
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・タンスの引き出しなら…
約90×45×12cm。
ワイシャツが4枚並べて2段入るくらい。

メモ

防虫剤の成分は重いので下に広がります。置くタイプは、衣類の上に置きましょう。

・衣装ケースなら…
約65×43×18cm。
セーターが4~6枚入るくらい

・洋服ダンスだと…
約90cm幅で500リットル。
スーツが8~10着吊るせるくらい。

メモ

カビを防ぐ目的から、除湿剤を併用すると一層効果的です。


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