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イチジクの育て方
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| イチジク・・・ |
科名:クワ科 イチジク属 落葉低木
原産地:西アジア〜アラビア半島南部 |
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イチジクの育て方 |
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みずみずしく甘味がさわやかなイチジクは消化を促進する酵素のほか、
ビタミン類も豊富に含む健康果実です。
また食物繊維も豊富で、カルシウムも多く含みます。
無花果と書かれる由来は、粒々の小花が肉厚の花たくに囲まれたまま実が大きくなるので、花が咲かないのに実がつくように見えるためです。
■主な品種 |
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| 品 種 |
特 徴 |
収 穫 時 期 |
収穫量 |
樹勢 |
大きさ |
| 桝井ドーフィン |
中生
夏秋兼用種 |
7月上・中旬、
8月中旬〜10月下旬 |
豊産性 |
中 |
大果 |
| ※ 暖地向き・疫病に弱い・耐寒性弱・耐水性弱 |
| ホワイト・ゼノア |
中生
夏秋兼用種 |
7月上旬、
8月中旬〜10月下旬 |
普通 |
強 |
中果 |
| ※ 耐寒性強・果皮緑色・間引き剪定主体に行う |
| 蓬莱柿(日本種) |
晩生
秋果専用種 |
9月上旬〜11月上旬 |
豊産性 |
強 |
大果 |
| ※ 耐寒性強・間引き剪定主体に行う |
| カドタ |
中生
夏秋兼用種 |
7月中旬、
8月中旬〜10月中・下旬 |
普通 |
強 |
小果 |
| ※ 果皮緑色・着果良好 |
| ブラウン・ターキー |
晩生
夏秋兼用種 |
6月下旬〜7月中旬、
8月下旬〜10月下旬 |
普通 |
やや弱 |
中果 |
| ※ 耐寒性強 |
| セレスト |
早生
秋果専用種 |
8月上旬〜9月上・下旬 |
普通 |
中 |
小果 |
| ※ 耐寒性強・果皮紫黒色・間引き剪定主体に行う |
| ネグロ・ラルゴ |
中生
秋果専用種 |
8月中旬〜9月中旬 |
普通 |
中 |
中果 |
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■栽培条件
イチジクは暖地向けの果樹で、栽培適地は関東地方以西です。品種によっては耐寒性があり、北海道南部で栽培できるものもあります。
日当たりがよく、風当たりの少ない場所を好みます。
過湿を嫌うので水はけの良い所で管理します。砂質土壌は乾燥気味になるので適しません。
生育が旺盛で水分蒸散量が多いので、夏期の乾燥時は水切れに注意します。
鉢植えの場合、寒冷地では冬期は室内で管理します。
■植付け
庭植えは12月〜3月に植えつけます。
イチジクは耐干性も耐水性も弱いため、水はけと保水性がよい土壌が適します。
植え穴は植付ける1ヶ月前までに準備し、有機物や石灰等を入れて準備しておきます。
鉢植えは3月中〜下旬に植えつけます。

乾燥しないように敷きわらをします。
浅植えにします。
風で倒れないように支柱をします。
弱アルカリ性〜中性を好むので、毎年石灰を施すとよい。
植付けの方法はこちら
(別ウィンドウで開きます)
>> 庭木・果樹の基本 |
■摘花、人工受粉
特に行いません。 |
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管理方法 |
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■肥料
品種によって異なる結果習性に合わせて、適切な方法を選びましょう。 |
秋果専用種:
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今年の新梢(1年枝)に果実をつけるので、2年枝は必ず切り戻し剪定をします。 |
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【方法】 |
枝の強さに応じて2〜5芽を残します。込んでいる枝や徒長枝は間引きます。 |
夏秋果兼用種:
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夏果は2年枝の先端、秋果は1年枝の葉のもとに開花結実するので、剪定には2つの方法を併用しますが秋果が中心なので、秋果型を優先します。 |
夏果と秋果
夏果…前年の秋、前年枝(2年枝)の枝先についた幼果が冬に発育を停止し春先から再び発育して6月下旬〜7月上旬に成熟するものです。
秋果…春から伸びる新梢(1年枝)に花芽をつけ、それが、8月中旬〜10月中旬まで、枝の基部から上部へ次々に成熟するものです。 |
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■摘果
十分に生長した木については、摘果は必要ありません。
但し、新梢(新しい枝)の発生が少なく、よく伸びた枝に実がたくさんつく場合は早めに摘果して、1枝あたり8〜10果にします。 |
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病害虫 |
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| 炭そ病 |
| 「症状」 |
果実に始め黒い斑点ができ、しだいに広がって褐色の病斑になると腐って落果します。 |
| 「対策」 |
【予防】 |
発芽前まで(2月〜3月頃)に石灰硫黄合剤の7倍液を散布します。 |
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【治療】 |
枝が込み合ってくると病気が発生しやすくなるので、剪定をして風通しを良くしましょう。 |
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| カミキリムシ類 |
| 「症状」 |
葉の食害や樹皮に傷をつけて産卵をします。ふ化した幼虫が木の中に入って内部を食い、おがくずの粉のようなふんを穴の外に出します。
クワカミキリの被害が多く、幼虫が木の中に入ると、木が衰弱したり、実つきが悪くなったり、果実が肥大しなくなります。
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| 「対策」 |
【駆除】 |
春〜夏にかけて成虫が飛来するので、見つけしだい捕殺するか、事前にスミチオンなどの殺虫剤を3〜4日おきに2〜3回散布します。
幼虫が入ったところには、木くずの出ている穴にスミチオン1000倍液を注入して脱脂綿などで穴をふさぎます。
但し、被害が大きければ様子をみて枝を切り捨てて処分します。 |
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早く成熟させるために
成熟を促進させるために‘オイリング’という処理を行います。
オイリング処理を行うと、通常より7〜10日間ぐらい早く収穫できます。
| 適期: |
果樹の肥大が停止し、果皮の緑色が薄くなり、穴の部分が赤くなって開きかけたころ(成熟する10〜15日前) |
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| 方法: |
果実の頂点の穴の中にごま油やオリーブオイル、サラダ油、大豆油などの植物油を1〜2滴スポイトやストローなどで注入します。 |
| ポイント: |
適期をはずさないことです。
時期が早いと実の発育が悪くなり、収穫ができなくなります。
時期が遅いと実がだめになることはありませんが、成熟促進の効果がはっきりと現れません。
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参考資料:
有賀達府、小林幹夫/家庭で楽しむ果樹栽培(NHK出版)
小林幹夫/図解 果樹 育て方と失敗しないコツ(西東社)
高橋栄治 監修/NHK趣味の園芸 新園芸相談3 家庭果樹(日本放送出版協会)
日本放送出版協会/家庭でできる 病気と害虫の防除(日本放送出版協会) |
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