ご家庭でかんたんに交換可能!浄化槽ポンプ
私たちの生活排水をキレイにしてくれる大切な「浄化槽」。そして浄化槽を正常に機能させるために欠かせないのが「浄化槽ポンプ(浄化槽ブロア)」です。浄化槽ブロワーは毎日働く機械ですので故障してしまったら大変です。浄化槽ポンプについての基礎知識、交換方法、仕様一覧、互換表などお役立ち情報が満載です。
浄化槽ポンプ(浄化槽ブロア)とは
私たちの生活排水をキレイにしてくれる大切な「浄化槽」。そして浄化槽を正常に機能させるために欠かせないのが「浄化槽ポンプ(浄化槽ブロア)」です。浄化槽ポンプとは浄化槽内へ空気を送る装置のことで、浄化槽の大きさにより風量の大小も変わります。
浄化槽に空気を送ることにより、浄化槽内にいる汚れを分解している微生物(バクテリア)へ空気を供給し活性化させたり、空気の力で浄化槽内の汚水を循環・移送したりと浄化槽にとって重要な役割を担っています。
また、浄化槽ブロアにはピストン方式とダイアフラム方式の2種類がありますが、ここではピストン方式浄化槽ポンプを紹介します。
ピストン式
ピストン式はピストンが一定間隔で回転することで空気を送ります。
シリンダー内壁の極端な摩耗・破損を防ぐように作られており、ピストンが壊れない限り動き続けますが、ピストン・シリンダーの摩耗により徐々に送る空気の量が減っていきます。
ダイアフラム式
ダイヤフラム式は電流で磁石を振動させ、ゴム板を振動させることで空気を送ります。
力強く同一量の空気を送り続けることが可能ですが、ゴム板が破けることで故障となることが多いです。
また、最近では大型水槽であったり、複数の水槽のエアレーションを1つのエアーポンプで運用しているご家庭で水槽用ポンプとして注目されています。複数の水槽を管理していて、分岐などを行うと抵抗が生まれ、エアーの勢いは弱まりがちです。
そこで、数の水槽に空気を送っている場合には、強力なものが必要になってきます。浄化槽ポンプは装置自体のサイズも大きいですが、その分、吐出量が多く、安定しており複数の水槽に空気を送るのに十分なパワーがあります。
そのため、使用しているエアーポンプの力不足を感じた時や、複数の水槽にエアーチューブを分岐させて使用することを検討している場合におすすめです。
ピストン式浄化槽ポンプ(浄化槽ブロア)の特徴
長寿命
ピストン式はピストンが金属のシリンダ内部を摺動抵抗無く滑るように動いている為、長時間の運転でも摺動部がほとんど磨耗しません。ダイアフラム式の場合、空気量を増やすためにダイアフラム径やストロークを大きくする必要があり、寿命が短くなる傾向があります。
交換サイクルが長く経済的
定期的にピストンを交換すれば、空気量が大きく低下することはありません。また、作動音の静かさも、フィルタエレメントの清掃・交換により、かわることはありません。
突然停止しない
ピストン式はダイアフラム式と異なり、破けて突然吐出空気が停止する事はありません。駆動部のピストン摺動部には特殊なフッ素樹脂を使用。徐々に磨耗し、流量も徐々に低下します。
下表のように、空気量は時間経過とともに徐々に低下しますが、60,000時間(6.8年)の連続運転後でも初期の10%程度の空気量低下にとどまっています。
安全
ピストン式は、全機種トラッキング(漏電)防止電源プラグを採用。また、外ケースは樹脂製のため、アース不要、表面温度も低いです。
クリーンエア
ピストン式に使用している摺動部は油を含まず、食品衛生法に適合した材質を採用しているため、クリーンエアを供給します。
メンテナンスが容易
ピストンの交換は上ケースを取りはずし、シリンダカバーを開けるだけで簡単に行なえます。
浄化槽ポンプの交換目安
浄化槽ブロアの寿命は一般的に「約10年」といわれています。これは浄化槽本体の寿命である20~30年に比べ短いため、こまめに交換しなければなりません。
浄化槽ポンプが壊れると・・・
浄化槽ブロアが故障したのにそのままにしていると、浄化槽の中に新鮮な空気が送られずに微生物(バクテリア)たちが死んでしまいます。浄化槽内の生活排水をキレイにしてくれる微生物が死滅してしまえば、浄化槽としての機能が失われてしまいます。
また、長期間故障したままにしていると微生物がいなくなってしまった浄化槽の中の汚水から、異臭が発生することもあります。浄化槽ブロアが故障した場合にはなるべく早めに対処することが大切です。
浄化槽ポンプの交換方法
浄化槽ポンプの交換は簡単
4ステップ!
1.調べる
現在ご使用中の浄化槽ポンプの吐出空気量(風量)や型番等を確認してください。
2.選ぶ
メーカーが違っても吐出空気量(風量)が同じであればお使いになれます。浄化槽ポンプ一覧に記載されている吐出空気量とメーカー互換表をご参照ください。
3.取り外す
現在ご使用中の浄化槽ポンプを取り外してください。
4.取り替え
新しい浄化槽ポンプに取り替え、塩ビ管にエルボーを取り付け、クリップで固定して設置完了です。
浄化槽ポンプ取付動画
浄化槽の浄化促進剤 オーレス
そのまま振りかけるだけで脱臭・分解促進。汚水を浄化し、悪臭の緩和に役立つ微生物を配合しています。ブロアポンプが送り込む空気で微生物がより活性化、本品の効果が高まります。
浄化槽ポンプ一覧
左右にスクロールできます。
浄化槽ポンプメーカー互換表
- ※浄化槽により吐出空気量は決まっています。お取替え時にはメーカー名・型式をご確認の上、吐出空気量(風量)・風圧が同じ種類をお選びください。
- ※掲載の商品は、全て1つ口浄化槽ポンプです。2つ口には対応していません。
- ※2つ口のものをお求めの際はお近くの各コメリ店舗へお問い合わせください。
- ※仕様変更により、記載内容と異なることがあります。
?選定に迷ったら
工進お客様サポート
電 話0120-075-540
製造 メーカー |
型式 | 工進型式 |
---|---|---|
日東工器 (MEDO) クボタ |
LA-28/28A/28B/30/30E | AK-30 |
LA-35/35A/35B/40/40E | AK-40 | |
LA-45A/45B | AK-60 | |
LD-60,LE-60 LA-60/60A/60B/60E |
AK-60 | |
LD-80/80A,LE-80 LA-80/80A/80B/80E |
AK-80 | |
LD-100,LE-100,LA-100 | AK-100 | |
LD-120,LE-120,LA-120 | AK-120 | |
ベスト工業 | NB-30A/30A/30B | AK-30 |
NB-40/40A/40B | AK-40 | |
NB-45 | AK-60 | |
NB-60/60A | AK-60 | |
NB-80 | AK-80 | |
安永 | LP-30A | AK-30 |
LP-40A | AK-40 | |
LP-50A | AK-60 | |
LP-60A/60HN/60H/60AN | AK-60 | |
LP-80A/80HN/80H | AK-80 | |
LP-100A/100H | AK-100 | |
LP-120A/120H | AK-120 | |
東浜 | TL-30 | AK-30 |
TL-40,S-40 | AK-40 | |
TL-60,S-60 | AK-60 | |
TL-80/80H,S-80 | AK-80 | |
TL-100 | AK-100 | |
TL-120/120W | AK-120 |
製造メーカー | 型式 | 工進型式 |
---|---|---|
大晃機械 (世昭産業) |
SLL-30,DF-30,JDK-30 | AK-30 |
SLL-40,DF-40,JDK-40 | AK-40 | |
SLL-50 | AK-60 | |
EL-60,DF-60,JDK-60 | AK-60 | |
EL-80-15/80-17 DF-80,JDK-80 |
AK-80 | |
EL-100,DF-100,JDK-100 | AK-100 | |
EL-120,DF-120,JDK-120 | AK-120 | |
テクノ高槻 | HP-30,XP-30 | AK-30 |
HP-40,XP-40 | AK-40 | |
HP-50 | AK-60 | |
HP-60,FP-60,XP-60 | AK-60 | |
HP-80,FP-80,XP-80 | AK-80 | |
HP-100 | AK-100 | |
HP-120 | AK-120 | |
松下電工 | SAF30/30T | AK-30 |
SAF40/40T | AK-40 | |
SAF55/55T | AK-60 | |
SAF60 | AK-60 | |
SAF70 | AK-80 | |
SAF80 | AK-80 | |
SAF100 | AK-100 | |
SAF120 | AK-120 | |
マルカ精器 (フジクリーン) |
MAC30/30A/30N/30R | AK-30 |
MAC40/40A/40N/40R | AK-40 | |
MAC601/621/60E/60N/60R | AK-60 | |
MAC801/821/80E/80N/80R | AK-80 | |
MAC1021/100E/100R | AK-100 | |
MAC120E/120N | AK-120 |