ハンギングバスケットの作り方【3】

手順1

ワイヤーバスケットの下から3分の1あたりまで、水で戻し、軽く絞ったミズゴケを2〜3cmの厚みになるように敷き詰めます。土の流出を防ぐため、ポリエチレンか、ビニールのライナーを敷きます。なければ、アルミやプラスチックの皿を敷いてもOK。内側にハンギング用土を入れます。ハンギング用土がなければ、普通の園芸用土に、パーライトや、根ぐされ防止剤、保水剤などを混ぜてください。

【ワンポイントアドバイス】
これは直径45cmくらいの大きなワイヤーバスケットに植える場合で、苗は小さな幼苗使用の場合です。できるだけ未だ小さな苗を植えて、大きく育てるようにしましょう。

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手順2

花苗を、根を痛めないよう気をつけながら土に乗せるように横からワイヤーの隙間にくぐらせます。根鉢が大きすぎれば、肩のところの土を落としてください。逆に根が裸の場合はミズゴケなどでそっと巻いて保護します。幼苗の方が、あとで元気に広がります。根の周りが土で覆われているよう注意が必要です。ワイヤーの大きさによって、3箇所か4箇所くらいに苗を入れてください。

【ワンポイントアドバイス】
根鉢や株が大きければ、鉢の肩部分を落としたり、株を分けられるものは分けて使うなどします。

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手順3

下から3分の2くらいまでワイヤーに沿ってミズゴケを2〜3センチの厚みに積み上げます。濡れたミズゴケなら用意に作業できます。同じように土をいれ、先ほどの花苗と花苗の間くらいの位置に、苗をまたワイヤーの隙間からくぐらせて、植えていきます。土の上に真横、または少し上向きに植えてください。

【ワンポイントアドバイス】
バランスよく配置すれば、決まりはありませんが、上段の縁に植えるものや、最終的にトップ部分に植えるものの数は、苗の大きさやワイヤーバスケットのサイズに合わせて、決めるようにします。

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手順4

ワイヤーバスケットの上までミズゴケを入れ、後々の水やりの折に土が流れることのない様、土は上から2〜3センチ下げたくらいにして、ワイヤー周りと、上部にも花苗を植えます。上部は、表面が乾きやすく、風などで土が飛ばされるのを防ぐため、植えたあとで土をカバーするため、ミズゴケをのせます。たっぷり水を与えてください。根が広がるまでは水切れに注意。管理は、土が乾いたら、下から流れるくらいにたっぷりあげて下さい。

【ワンポイントアドバイス】
左右対称に植えてゆくなら、ハンギングバスケットは時々向きを変えて、日照が均等に当たるようにしましょう。
ウォールハンギングにする場合は、半分くらいの数で十分ですね。
ヘリクリサムの替わりに、ニチニチソウやヘデラ、プレクトランサス、リシマキア・ヌンムラリアなどを使っても下垂して綺麗ですよ。

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| 英国のハンギングバスケット | 作り方1 | 作り方2 | 作り方3 |