冬は空気が乾燥していますが、お部屋の中は、料理、お風呂、加湿器などで、意外と湿度が高いものです。
また、雪の降る地域では、湿気は絶えません。
湿気が多いと、カビが生えたり結露ができたりしてしまいます。
今回は、除湿と結露防止についてご紹介します。
湿気が多いとカビが生えやすくなるのは、皆さんご存知の通りです。
しかし、カビによってカビを食料とするダニが発生し、雑菌が繁殖することはご存知でしたか。
除湿剤の最大の効果は、湿気を取ることによってカビの発生を防ぐことにあります。
製品の中には、防カビ剤を使用しているものもありますが、除湿をきちんと行い、カビの生えにくい環境にすることが大切です。
湿気を防ぐ一番の方法は、空気の流れを作ること。戸や窓を頻繁に開閉し、空気を対流させることで、お部屋にこもっていた湿気が緩和されます。
しかし、押入れやクローゼット、下駄箱などをいつも開けっ放しにしている訳にはいきません。そんな所に使うのが除湿剤です。
除湿剤は、開け閉めの激しいお部屋の中で使うよりも、密閉度の高い場所での使用が効果的です。
除湿剤の中身は塩化カルシウムを使用しており、空気中の水分と接触すると液化またはゼリー状になるようにできています。使い勝手が良いように、押入れ用は容量が大きく場所を取らない形に、下駄箱用はコンパクトサイズに、衣類用は平たいシートタイプなど、場所によって様々な種類があります。これらの除湿剤を使い分け、家庭から湿気を取り除きましょう。
容量が大きいので、押入れにも適してます。 |
下駄箱用、流しの下用、くつ用などの除湿剤も販売されています。 |
衣替えの時は、防虫剤と一緒に除湿剤を入れるのも良いでしょう。 |
空気中には、たくさんの水分が含まれています。含まれる水分量は温度によって決まっており、高いほど多く、低いほど少なくなります。結露は室内の温かい空気が、冷たい窓や壁に触れることで急激に冷やされて起こるのです。窓ガラスだけでなく、トイレの水栓タンク、押入れ、天井などにも発生します。
結露はとても不快なだけでなく、その湿気でカビが生えやすくなります。木造住宅では腐食の原因にもなり、家の寿命にも影響を与えます。
例えば、120平方メートルの室内、湿度100%の時、室温20℃では2080mlの水分が空気中に含まれています。温度が15℃になると水分量は1540mlになります。その差540mlが結露として発生します。
結露を防ぐには、外気との急激な温度差を無くすことが一番です。壁に断熱材を入れたり、二重窓にするのが効果的ですが、これには改築工事を伴い、すぐには対応できません。
そこで簡単結露防止。窓に貼るだけの結露防止シート・断熱シートを使うのが良いでしょう。
これらのシートは、窓と室内の間にもう一つ空気層を作り、急激な温度変化を防ぐことによって結露をできにくくします。窓に貼るだけですからお手軽簡単。断熱効果もありますので、省エネ、暖房費節約にも役立ちます。 |
しかし出来てしまった結露は取り除くしかありません。 |
水滴とり用ワイパー |
HowTo情報 一覧 |