水生植物の育て方

はじめに・・・

夏の庭に涼を呼ぶ、水生植物。水生植物というと専用の容器や池を用意しないと鑑賞できないと思いがちですが、大丈夫。気軽な気持ちで、水生植物を使ったウォーターガーデニングを楽しんでみましょう。

水生植物とは？

水生植物とは、全体または一部分が水中に浸かって育つ植物や、湿地帯で育つ植物を言います。植物によって、育つ環境や好む水の量はことなります。それぞれの水生植物に適した環境や水位で育ててあげましょう。

それぞれの管理方法

湿生植物

陸上の植物と同様の生え方をしています。湿原や湿地に生育する植物です。 【代表的な植物】 ・タコノアシ ・シュロガヤツリ ・イグサ ・花菖蒲 ・サワギキョウ ・サギソウ

抽水植物水

底に根を張って植物の半分が水の中に、もう半分が水面を突き抜けて空中に出る植物です。 【代表的な植物】 ・ミズアオイ ・ウチワゼニクサ ・カキツバタ ・ガマ ・ヨシ ・フトイ

浮葉植物

水底に根を張り、葉を水面に浮かべ生育する植物です。 【代表的な植物】 ・ミズヒナゲシ ・スイレン ・アサザ ・ウォーターポピー ・ガガブタ

浮遊植物

植物自体が水面に浮かび、水底に根を張らない植物です。 【代表的な植物】 ・ホテイアオイ ・ウォーターレタス ・サンショウモ ・タヌキモ ・ハイドロリザ

それぞれに共通する管理ポイント

十分な日当たり
・屋外の日当たりの良いところに置いて下さい。室内ならば暖かい窓辺に。
・真夏の直射日光は避けて下さい。水温が上がりすぎ、水が汚れやすくなります。
きれいで十分な水
・水生植物は水が命。それぞれに適した水位で育てて下さい。
・春、夏は水をかけ流すようにして常にきれいな状態を保って下さい。