遠く弥生時代から私たち日本人の主食であり続けたお米。昔はかまどで炊いていたお米も、今では便利なマイコン制御が当たり前ですね。売場に行けば「直火」「厚釜」「遠赤外線」など、いかに釜炊きのようにおいしくできるかセールストークが飛び交っています。だったらいっそ釜で炊いてみてはいかがでしょうか?
■アルミ製本格釜
アルミニウムをひとつひとつ型に流し込んで作り上げています。アルミ板材ではなく、型に流し込む鋳造をすることで底の厚さが3mmの肉厚な釜に仕上がりました。アルミの鋳物は熱伝導率が高く耐久性に優れているのが特徴です。
■圧力蓋
蓋はステンレス製。適度な重量が釜の内部に適切な圧力を掛け、ふっくらと均一な炊き上がりに役立っています。キラキラと光り輝く美しい仕上げも特徴です。
■かまど
アルミ製のかまどに黒色の塗装で仕上げています。塗装は耐熱塗装。釜全体を包み込んで熱を効率的に伝導します。吹きこぼれ用の受け皿が縁についていて、ガスレンジの汚れを少なくします。
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5.蓋を開けるとそこには
いよいよ待ちに待った蓋オープンです。あせりのあまり蓋を持った手を滑らせないように。深呼吸をおすすめします。
そっと蓋を開けると、そのすき間からはホカホカと白い湯気が立ちこめ、台所はおいしい香りに包まれます。思う存分吸い込んで下さい、ふがふが。
炊き上がったツヤツヤのご飯を眺めつつ、胸いっぱいに湯気を吸い込めば、思わず笑みがこぼれます。
幸せを十分かみしめたら、しゃもじを手に取って全体を大きく混ぜます。混ぜる時に勢い余ってかまどが五徳からはずれることがあります。ミトンか布巾で、やけどをしないように注意しつつ、しっかり釜を押さえた方が良さそうです。
6.期待以上にウマいっ!
口に入れた瞬間、いえ、箸をつけた瞬間にいつもと違うのに気がつきます。米そのものの旨みを見事に引き出した味わい。一粒一粒がはっきりと自己主張するようなふっくらした食感は、とてもじゃないけど今までの炊飯器では味わえません。
あっという間にご飯茶碗一杯を平らげ、二杯、三杯・・・。キャンプの時に初めて外で炊いた「飯ごう」のご飯に近い味です。強火で炊き上げるから、こんなにおいしくなるんでしょうね。
■まとめ
・美味しい秘密
(1)ガスの高カロリーで一気に炊く
(2)熱伝導の良いアルミ鋳物釜
(3)適度な圧力を生む重量蓋
・炊き上がりまで 約25~30分
鮭・いくら・青じそなど材料を準備します。鮭は一口大に切っておきます。米は研ぎ、釜の中の目盛りに合わせて水を入れて吸水させます。
一口大に切った鮭を、研いだ米の中に混ぜ込みます。 果たしてちゃんとした鮭釜飯になるのか、しゃもじを持つ手も緊張します、どきどき。
炊き上がりは・・上々!ご飯の湯気から来る香ばしさと、炊き上がった鮭の彩りがいやがおうにも食欲をかき立てますね。いくらと青じそをトッピングしてできあがり!
ゼイタクな鮭釜飯にチャレンジ | 気分も盛り上がりますね | |
ネットでは香りは届きませんが・・・ | 見て!この出来! |
パリパリのおこげもこのとおり
「おこげ」のご飯を炊いてみたいと思います。3合炊きの場合、ふきこぼれた後、通常7分ほど弱火で炊きますが、ここの炊飯時間を長めに(10分くらい)すると、おこげのご飯を楽しむことができます。これぞ釜炊きの醍醐味!
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