家庭園芸薬品を使用する場合、使用する人はもちろん、その植物に対しても、また周辺の植物や環境やペットに対しても、十分な配慮が必要となります。
病害虫防除のための薬剤は、目的や用途、対象となる病害虫や植物などに応じて多種多様です。
間違った使い方をすると、充分な効果が得られなかったり、逆に植物に薬害が生じてしまうこともあります。
薬剤を選ぶポイントを把握し、正しく選んで正しく使用することが病害虫防除の基本です。
・病害虫の種類を知り、防除目的をはっきりさせる。(虫なのか?病気なのか?を判断する。)
・薬剤の剤型、特性、効果等を理解して薬剤を選定する。(剤型ごとの利点、注意点を理解する。)
・用途や使用方法、使用面積に応じて正しく選択する。(対象作物に薬剤の適用があることを確認する。)
害虫による吸汁や食害の被害の場合はもちろん、特に病気の場合は葉が変色した後に殺菌剤を散布しても、元通りにはなりません。
病害虫は、それぞれ発生の時期が異なります。
適切な防除時期を確認して散布しましょう。
そのまま使用できる商品もありますが、乳剤・液剤・水和剤等多くの商品は水で薄めて使います。
薬剤は一度水でうすめますと保存できませんので、ラベルや説明書に記載されている使用濃度を守って作ります。
薬剤の計量、作成には「ピペット」「ハカリマーゼ」「ハカリマス」を使用すると便利です。
また、薬剤効果を高めるため、散布液を虫や葉に付きやすくする「展着剤」も混ぜ合わせて使います。
「散布用マスク」も必需品です。
表の見方
500倍の濃度の液を1L作りたい場合は乳剤・液剤では2.0mlを1Lの水に溶かす。
水和剤では2gを1Lの水に溶かす。
商品画像 | |
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はかりマーゼ |
農薬の軽量ができる、かき混ぜ棒。 |
はかりマス 10L |
農薬の軽量、調合作業に便利。 |
展着剤ダイン 100ml |
薬液に加えて、虫や葉に付きやすくする薬剤。 |
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