電動ドライバーの使い方

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はじめに・・・

画像 a-1 画像 a-2 電動ドライバーは、穴あけ、ネジ締めなどに使用される電動工具です。
先端のビットと呼ばれる部品を交換することで様々な用途で使用できます。

電動ドライバーの種類

インパクトドライバー   電動ドライバーという呼び方は電動ドリルと同じ意味でつかわれることがありますが、ドライバーと呼んだ場合はネジ締め、ドリルと呼んだ場合は穴あけの要素が強い呼び方になります。
電動ドライバーと呼ばれる中でよく使用されるのは次の二種類になります。

インパクトドライバー
ドリルドライバー   ドリルドライバー

インパクトドライバーの特徴

画像 c-1   インパクトドライバーは、内蔵されたハンマーが回転に打撃を加えることで強力な締め付けができるのが特徴です。
長いビスの打ち込みや、サビなどで固着したネジを外すのが得意です。
画像 c-2   ビットは六角軸のものを使用します。ビットの交換はスリーブという部品を引っ張って行うのが一般的です。
画像 d   強い締め付け力を持つ一方で、締め付け時の打撃音がうるさい、締め付け力の調整が難しいなどのデメリットがあります。
tips:六角軸ドリルチャックを使用すると丸軸のビットも使用できます(インパクトドライバーでの穴あけ作業はビットが折れやすいため注意しましょう)

ドリルドライバーの特徴

画像 f-1   ドリルドライバーは一定の回転力で安定した作業が行えるのが特徴です。
クラッチ機構を持つものが多く、設定値以上の力が加わると空回りするため、力の調整ができるようになっています。
画像 f-2   ビットは丸軸、六角軸の両方が使えます。ドリルチャックという部分を使って、ビットを挟みこんで固定します。
チャックにはキーと呼ばれる部品で固定するものと、手で締めて固定する物があります。
画像 f-1   インパクトドライバに比べて最大締め付け力で劣るのがデメリットです。
tips:クラッチ、ドリルチャックを持たない小型のドリルドライバなどもあります。
画像 f-2    

電源の種類

画像 g-1   電動ドライバに限りませんが、充電式のものとコード式のものがあります。
取り回しが良いが重たくて高価な充電式、軽くて安価ですが電源の有無に左右されるコード式、作業環境に適したタイプを選びましょう。
画像 g-2   tips:充電式の充電池はニカドやリチウムイオンなどいくつかの種類があります。

使い方

画像 h-1   作業時はネジ締めや穴あけなど作業に適したビットの選択が不可欠です。
ピストルタイプの形状が一般的で、引き金部分を引くと回転し、引き金付近のスイッチで回転の正逆が切り換えられます。
画像 h-2   ネジを締める際は、ビットの回転だけにまかせず、ビットをネジに押し付けることが重要です。押し付ける力が不足するとビットがネジ頭の上で空回りしてなめてしまうことがあります。
ネジは不必要に締めすぎると、ネジ穴の溝がつぶれてしまいます。インパクト機能のものは数回の打撃を目安に、クラッチ機能があるものはクラッチで締め付け力を調整しましょう。

関連のある電動工具

画像 i-1   ・インパクトレンチ
インパクトドライバと似ていますが、ビットを使用しないものが主にこう呼ばれています。
ビットより強度の高い先端部品を使用するため、総合的な締め付け力でインパクトドライバーに勝ります。
画像 i-2   ・電動ドリル(電気ドリル、振動ドリル、コンクリートドリル)
ドリルドライバと似ていますが、クラッチを用いず穴あけに特化したものがこう呼ばれています。
チャックのないものや、水平方向の振動機能を持ちコンクリートなどの素材に穴あけができる機種があります。
画像 i-3   ・モード切替機能付き電動ドライバ
上記で紹介したドリル・インパクトなどの機能を切り替えて使用できる万能な機種です。
高価格帯の製品が多い。

まとめ

    ・電動ドライバー:インパクトドライバーとドリルドライバーに分けられる。
・インパクトドライバーはネジ締め、ドリルドライバーは穴あけが得意。
・ビットを交換して様々な作業ができる。
・作業時はビットを素材に対してしっかり押し付けるのがポイント。
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