Q&A

あなたと家族にぴったりのペットの選び方

まず最初にすること

あなたはペットショップのウインドウで、最高に可愛い子猫を見つけます。あなたの手のひらほどの大きさもない、ふわふわしたうぶ毛におおわれたちっちゃなボールのような子猫が、大きなブルーの瞳であなたをじっと見つめます。 あるいは、あなたが地元の動物保護施設の近くを歩いている時に、悲しげな顔をした子犬が屋外の散歩場でちょっとした運動をしているのを見かけます。しかし恋に落ちる前に次のことを考えましょう。 あなたは衝動でヒトの子どもを養子にするでしょうか? たぶん家に戻って家族の人たちと話し合うでしょう。そして自分のライフスタイル、財政状態、住まいの準備やその他の責任について考えるでしょう。 ペットを飼う時も、これらと同じ問題を考えることが大切です。 ペットを新しい家族として受け入れる時、多くの人々はペットを衝動で買い、ふわふわしたうぶ毛につつまれたボールのようなかわいい子猫や悲しげな顔をした子犬が、トイレのしつけやグルーミング、獣医さんによる診察や毎日の食事・水および世話を必要とすることについては考えないでしょう。これが、動物保護施設が見捨てられたペットたちでいっぱいになるひとつの理由です。

ペットは人間にとってとても良いコンパニオンです。ペットと暮らすことで低血圧が改善されたり、うつ病が軽減したりするという研究結果も出ています。しかし、あなたが世話をする準備が出来ていない状態でペットを飼ったり、あなたのライフスタイルに合わないペットを選んだ場合、ストレスを解消してくれるはずのペットがストレスの原因になることもあるのです。左側のリストを調べて、ペットがそれぞれにどのような影響を与えるかをじっくり考えましょう。そうすれば、あなたがペットを飼うべきかどうかを決める準備が出来るでしょう。

 

新しい家族のメンバー

あなたはペットを家族のメンバーとして受け入れる決心をしましたが、これで様々な決断をすることが終わったわけではありません。左側に記載されたそれぞれの問題に対するあなたの答えをチェックしてみてください。 これらの答えは、どのタイプのペットがあなたに最適かどうかの手がかりを与えてくれます。あなたが集合住宅に住んでいて、長時間仕事をしているのなら、魚、か鳥、ネコちゃんなどか猫があなたにとっての最良のパートナーになるでしょう。またあなたが毎日走りたいのなら、豊富な運動量が必要なワンちゃん犬が、あなたにとって最高のペットでしょう。これらの手がかりを十分に理解してから、あなた自身に質問をしてみてください。 ペットの専門家のことばや書籍類に書かれていることから、どの犬種が子どもに適しているのか、どんな健康上の問題がペットによくみられるのか、ペットの年齢とあなたの子どもの年齢との関係など、たぶんあなたが今まで考えていなかったような情報を得ることができるでしょう。 さまざまな情報を得てから、ペットの選択に時間をかけましょう。 地元で行なわれるドッグショーやキャットショーを観に行って、ブリーダー、審査員や他のペットオーナー様たちと話をしてください。また、ブリーダー様を訪ね、一緒に生まれた子犬や子猫の1頭1頭と触れ合ってみましょう。さらに多くのことを知りたいのなら、特定の犬種や猫種について、インターネットで検索するのも手でしょう。 ペットとなる動物のエネルギーのレベル、あなたの子どもとどんなふうに仲よくするか。また、全体的な外観と態度にも注意しましょう。

 

飼うことを決めたら、次に何が必要でしょう?

家族の一員としてのペットを賢く選ぶことが、大切な第一歩。次にペットを迎える準備をします。 ペットを家に連れてくるとき、準備をまったくせずに動物保護施設やブリーダー様の所から連れて来ることはやめましょう。まず、家族の了解を得て、ペットと暮らすために必要なことや責任の問題を話し合います。幼い子どもにはペットの正しい扱い方について話をします。ペットと暮らすことで起こると思われるいろいろな問題についての予想を立ててみることです。そして、新しく来たものは誰でも、慣れるのに時間が必要なことも忘れないでください。

次に、必要な用具類を手に入れます:首輪、リード、食事用の器、寝具類、トイレ、おもちゃ フードの種類を調べ、ぺットの年齢とライフスタイルに適した質の良い製品を選びましょう。ヒトの赤ちゃんと同じように、子犬や子猫も、成犬や成猫とは異なる栄養素を必要としています。 庭全体を掃除しなくても済むように、戸外にペットのトイレ専用スペースを設けましょう。 幼児向け対策と同じように、家の中にぺット対策を施します。電気コード、家事用品、植物は、ペットの手がとどかないところに移さなければなりません。子犬や子猫は、身の回りの物すべてを噛むためのおもちゃにしてしまうし、たいていの幼児よりも素早く動き回ります。あなたの役割は、危険なものや触れてはいけないものとおもちゃを見分けるための手助けをしてあげることです。

友人や家族の意見も聞いて、獣医さんを選びましょう。動物を飼ったら出来るだけ早く、総合的な健康診断と必要な予防接種のために獣医さんを訪ねてください。 あなたのペットに繁殖を望まないなら、ペットが十分な年齢になり次第、避妊や去勢をすることをおすすめします。 最後に、あなたがペットとお互いに愛し愛される覚悟をしてください。ヒトとペットの関係は、相互愛のひとつです。ペットの世話をするにつれて、あなたはゆるぎのない友情と忠誠で報いられ、それは一生涯続くことでしょう。

 

このことについてよく考えましょう

  • 金銭的責任
  • 時間についての責任
  • 家族の健康
  • 住んでいる場所
  • 子どもの年齢
  • 居住地におけるペット条例

 

新しいペットを家に迎えるときに必要なもの

  • 食事のための器
  • 寝具類またはかご
  • トイレ
  • おもちゃ
  • グルーミング用具
  • 適切なフード
  • 首輪・リード

わんにゃん栄養学