ハンギングバスケットの作り方【1】

伝統的な英国のハンギングバスケットの作り方

バスケットの素材には色々あり、プラスチックのものやワイヤーのもの、そしてココヤシなどのライナーが既に敷かれてあるものなど、今では土を入れて植物を植えさえすれば簡単にハンギングバスケットができるようになりました。最近では、ビニールの細長い手提げ袋状態のものに土を入れて穴をあけ、そこに植物を植えてゆけるお手軽なものも出回っています。初めてトライする人は、そういうものからスタートするのも悪くはありません。何かをやり始めるってことが素敵なんですもの!
ここでは伝統的な英国のハンギングバスケットの作り方をご紹介しましょう。ワイヤーのハンギングバスケットを使い、水を含ませたミズゴケを使って作ります。ご参考までにご覧ください・・・

ハンギングバスケットの作り方

土と植物の選び方

ハンギングバスケットは回りが全て空気に触れている関係で、乾燥しやすく、水切れを起こしやすいので、排水性がありながら、保水性や保肥性のある土が必要です。保水ジェルなどを土に混ぜ込んだり、根ぐされ防止剤を混ぜてみましょう。また外側部分や土の出ている上部などにはミズゴケを使って乾燥を防いだり、上部の土が風で吹き飛ばされるのを防ぎます。今は、ハンギングバスケット用の土というのも売られていますね。そういったものを利用されるのもいいでしょう。
また、植物選びをするときには、乾燥に比較的強いものを選ぶと管理が楽です。また、小さなハンギングバスケットの中で同居するわけですから、同じような性質や水遣りで管理できる植物同士を選んで植えるようにしましょう。花苗を選ぶ時、名札には花の名前といっしょに、大抵の場合、日当たりや、水やりの基準などが書いてあると思います。それをチェックして選びましょう。

基本は一種一色。物足りなかったら白を足してみる

えー、つまらないのでは?と思うかもしれませんが、1種類の花だけで作るのも、意外と素敵です。溢れるように広がって咲く花と、葉の緑があるので、失敗はありません。心配なら違う色や斑入りの葉をもつリーフプランツを加えたり、あと一色増やしたい、と思われたら同じ植物の白花を加えたらいかがですか?白が基本の花色を引き立ててくれます。同種で色違いでしたら、管理も心配いりませんね。

一種一色でも充分キレイ

同系色でまとめるのも素敵

お好きな色はありますか?
ピンク?それともブルーでしょうか。もしお好みの色がおありでしたら、その色を基本に、それよりも薄い色や濃い色で揃えてみましょう。調和した、品の良い仕上がりになりますよ。

同系色の花はハーモニー

反対色は刺激的

コントラストをつけるのも、はっきりした美しさがあります。黄色やオレンジと、反対色の紫の組み合わせ、また白と赤など、はっきりした色合いでメリハリのある組み合わせも魅力的です。
でも一番大切なのは、「自分が気に入った色」を選ぶこと。最終的にはご自分の直感やセンスを信じて、楽しく選び、楽しく作りましょう。 

コントラストで決める

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