知っておきたいベランダガーデニング情報【2】

具体的な注意事項と準備2

 

土選び

なんといっても、土が、作物の良し悪しに直接影響しますので、排水性が良く、通気性のよい、しかもある程度保水性のある土が望ましいです。大抵の野菜は、弱酸性から中性を好みます。野菜の土の基本は赤玉土の中粒+小粒7:腐葉土か堆肥、ピートモス3です。ベランダ用に軽量にしたい、また吊り鉢などにはバーミキュライトやパーライトなどの人工土を混ぜて作ります。でも今は、野菜作り用土なども各種売られていますね。売り場を良く見て判断するようにしましょう。
最近ではハイドロボール(粘土を粒状にして高温で焼成したもので多孔質。水耕栽培用の人工土です。洗って繰り返し使えます。レンガ色のものや、炭を使ったものなどが出ています)のようなものも出ています。室内に持ち込んでも清潔だし、繰り返し使える利点もあります。ある程度の野菜栽培にも使えるようです。

■コチラもお役立てください!
・ HowTo情報 土を作る
・ HowTo情報 土の基礎知識

時期選び

種まきや苗の植え付けなどの時期が、野菜の生育を左右します。適切な時期を選んで植えるようにしましょう。野菜の種類によって時期はそれぞれ違います。種や苗を買うときには十分に確認するようにします。

種選び

直に土に播く場合や、小さなポリポットや箱に播いて苗にするやり方があります。葉菜やマメ類は直に播いて間引きながら育てると楽ですが、果菜は苗を育てて定植するほうがうまくゆくようです。心配なら、苗を買って育てるのもいいでしょう。種の袋には、有効年月や発芽率、種を播く時期などが記載されています。古い種や、日が当たる売り場などにある種は発芽率が下がっている恐れがあるので注意しましょう。

苗選び

植える時期になると、園芸店やホームセンターなどで野菜の苗が出てきます。面積が狭いベランダ栽培では、収穫するとまた生えてきて繰り返し収穫できるものが長く楽しめますよね。種だと、たくさんできすぎて、ベランダでは栽培場所が限られますから、こうした苗を上手に利用されるのもよいことです。選ぶ時には茎がしっかりと太く詰まっているものを選びます。葉の緑色も濃いほうがいいです。病気や虫がついていないかもチェックしましょう。関節が伸びてひょろっと長いものは避けます。連作障害や、病害虫に強い接木苗も出ています。売り場で確認しましょう。

水やり

コンテナ・プランター栽培では地植えよりもずっと乾燥しやすいので、水切れや、逆に過湿に気をつけましょう。底面潅水するタイプのプランターなどを利用すると、心配せずに少しの間留守ができます。

肥料

元肥は、果菜の場合鉢底にしき、葉菜は土に混ぜる。できるだけ有機肥料を使用したいところですが、ベランダ栽培であるため、匂いが気になったり、近隣への迷惑が心配される方は、緩効性の化成肥料を元肥として、追肥を市販の液肥を利用されるようです。

種選びや苗選びも重要畑でもベランダでも、土選びはとても重要

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