コンテナでバラ菜園、スタート

コンテナ(鉢)栽培の楽しみ

庭があってもなくても、コンテナ栽培は楽しいものです。
玄関先やテラス、パティオなど土のない場所や集合住宅のベランダなど、気軽に栽培して移動もでき、日の当たる場所や向きにコンテナを動かすことができますね。
デザインや色、素材などを統一したコンテナを揃えて置けば、バラだけでなく足元もお洒落に演出できます。

コンテナにあった種類のバラを選べば、ツルバラも可能ですよ。

コンテナ(鉢)の種類は多種多様
コンテナ(鉢)の種類は多種多様

まずはコンテナ選びから

大き過ぎず、小さ過ぎず、バラに適したコンテナ(鉢)を選ぶことが大切。
根鉢の大きさよりも、ひとまわりか、ふたまわりくらい大きな鉢を選ぶようにしましょう。

大苗では8号から10号くらいの鉢を、ツルバラの場合は少し大きめの10号以上の鉢を選びます。
通気性や保水性のあるテラコッタや陶製の鉢、プラスチックやFRPなど色々な素材があります。
置く場所や管理を考えて選びますが、もし初めてコンテナ栽培されるのでしたら、同じ素材で同じような大きさの鉢で揃えるようにすると、水やりのタイミングなどが測りやすいかもしれません。

とはいえ、置く場所により、日陰などでは日照が不足するために樹勢が弱くなって土が湿っぽくなりますから、水やりのタイミングは土や植物の状態をよく見る必要があります。

深鉢を選びましょう
深鉢を選びましょう

用土と植えるときの注意

コンテナ栽培では、用土と水やりがとても大切な要素。
地植えと違い、バラの育つスペースはコンテナの中だけですから、用土の良し悪しがバラの生育に大きく影響します。

バラ栽培用の土も売られていますが、自分で作る場合、大苗の植え付けなら、
赤玉土中粒:7  ピートモス:2  モミ殻くん炭:1
が目安。元気な大苗なら、赤玉土中:6  牛フン:4でもOKです。

ただし、新苗や、ミニバラなどは雑菌などが少なくて水はけのよい用土が望ましいです。
赤玉土小粒:7  ピートモス:2  モミ殻くん炭かパーライト:1
か、ピートモスの替わりに堆肥:2でも可です。
質の良い培養土を使い、市販のものを使う場合は苗によって赤玉土やピートモスなどを加えたり、根腐れ防止剤を混ぜてください。

秋から冬にかけては、大苗が出回ります。
大苗は秋に植えて冬になる前に根を充実させておくと次の春には元気に生育しますが、冬から3月くらいまででも大丈夫です。

水はけがよく、保水性、保肥性のある土で
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