コンテナを上手に取り入れている英国

ガーデニング本場のイギリスでも、いろいろなところでコンテナが使われています。
ひとくちにコンテナといっても様々。
素材や色を統一してセンスよく使われている例をいくつか見てみましょう。

テラコッタ

まずはお馴染みのテラコッタですが、小さめのテラコッタをいくつかまとめて棚に並べたり、ラスティ(錆感のあるアイアンをあしらった棚)などを合わせています。
何でもないテラコッタですが、植物も合わせて、オーナーのセンスを感じさせて素敵でしょう?
同じ棚をいくつか並べるテラコッタCもいいですね。
また、地面よりも少し高い位置に置くことで視線を誘って立体感が出てきています。


テラコッタA


テラコッタB


テラコッタC

鉢カバー

コンサバトリーの中に何気なく置かれた白い陶器製の鉢カバーにペラルゴニウム(ゼラニウム)の赤色が目に鮮やかです。
コンサバトリーの窓枠が滑らかなテクスチャー(質感)の白ですから、同じテクスチャーの白色でまとめたことで、さりげない中にも統一感が出ています。
花の赤色にまず目が引きつけられて、それからワンクッションおいて、外庭を眺めるという、フォーカルポイントとしての使い方も上手だと思います。


鉢カバー

コンクリートコンテナ

英国は石やレンガなどの素材で家がつくられているため、石や、石に見せかけたコンクリート製のコンテナをよくみかけます。
彫刻のあるコンテナ自体に存在感がありますね。
植物はアイビーゼラニウムやフクシアなどですが、ピンクから赤のグラデーションと緑色がよくマッチしており、また後部の黒っぽい葉色で全体を引き締めていて、毎日見ているともっともっと好きになってゆく、そんなコンテナになっています。


コンクリートコンテナ

同じ系統の植物・コンテナ

こちらは植えるもので統一感が出ている例です。
エントランスに置かれた門のかわりのようなコンテナ。
シンメトリーに、濃い赤葉のモミジと足元の黄緑でまとめています。
樹木の高さがあるので、コンテナの高さがない分をカバーして、「ウェルカム」な感じを出していて面白いと思いませんか?


植物で統一

シンプルモダンでまとめた例です。 高さの違う鉛色のコンテナを3つ使い、後ろの紫のウォールにあわせて紫色を含むカラーリーフで寄せ植えしています。
コリウスというシンプルな素材ですが、コンテナのユニークな色と、カラースキームの良さで目をひく作品になっています。


植物で統一 シンプルモダン

変り種のコンテナさん達です。
履かなくなった革靴とか、古いチムニーなど、なんでもコンテナにしてしまいます。
古いジョーロや大き目の缶詰の底に穴を開けてもコンテナしたり。
工夫次第でガーデニングの楽しみが倍増しそうです。
皆さんも身の回りのものを「ガーデニング目」で見直してみませんか?
捨てようと思っていたものが、お宝になってリサイクルされるかもしれませんよ。


変り種コンテナ


チムニーの数々