自由で安全なスペースを確保。庭のハード部分(構造的部分)が安全かどうか確認

庭は車などの事故の心配もなく、安全なはず。
でもわんちゃんや猫ちゃんにとってはどうでしょうか。いくつか確認する必要があります。

ペットの安全を守る

境界部分がきちんと囲われているか

ゲートやフェンスの隙間や下のスペースをすり抜けて彼らが脱出してしまわないか、
よく見てまわりましょう。また上から飛び越えるだけでなく、わんちゃんなどは
穴を掘ってフェンスの向こう側へ脱走するかもしれません。
穴掘り名人(名犬)をお持ちのかたは、フェンスの下部分に地面の少し下まで
金網をつけたり、コンクリートブロックを埋めたりする必要があるでしょう。
でもわんちゃんは穴を掘るものです。掘ってもいい場所を与えてあげましょう。

危険を避けるためのフェンスやゲート

危険な部分や、遊んではいけないスペースは仕切りをつける

駐車スペースや、農作業用の道具類化学肥料、除草剤、農薬や消毒用の薬品
などの置き場は、子どもだけでなくペットにとっても危険です。車の排気ガスも
ペットには毒ですから、アクセスできないよう仕切りましょう。
また、子犬や子ネコにとっては深い池なども時には危険です。
反射的に泳ぐことをしますが、深く、またすぐに足がかりになるような場所が
見つからなくてパニックになると溺れる可能性もあります。
自由に遊べる場所と、そうではない場所を分けることを考えましょう。

池と猫

肉球を傷める砂利や尖ったもの

庭の中に砂利を敷く場所、その砂利を選ぶ時にちょっと注意してください。
エッジが尖っていませんか? わんちゃんや猫ちゃんの肉球にやさしい、
角のない砂利を選ぶようにしましょう。
また表面が尖ったものや、飛び出した太い針金など、思わぬ怪我の原因と
なるようなものが庭にないか、気をつけて見てみましょう。

肉球にやさしい砂利

照明のコードやゴルフボール

コードなどは、ペットがかじる恐れがあります。露出しないように隠しましょう。ゴルフボールやビー玉なども飲み込むと危険ですので、遊び場からは取り除くようにします。

トイレの問題

大切に育てている樹木やお花などを、ペットの排泄物から守りましょう。まず庭のどこかにトイレの場所を決め、そこ以外でトイレをしないように躾けます。
猫ちゃんの場合は、乾燥した清潔な砂や土が好きですから、お花の中でトイレはしないと思いますが、スペースがあれば小さな砂場や、トイレ用の場所を作っておいた方がよいでしょう。
同時に、立ち上げ花壇や背の高い鉢、ハンギングバスケットなどで高さを出し、届かないようにすることができます。
これは、わんちゃんや猫ちゃんが興味本位から毒のある植物を口にするのを防ぐ効果もあります。立ち上げ花壇が無理なら、金網やフェンスなどで仕切ることもできますね。

緑陰をつくる

庭のなかに、木陰などの風通しが良くて涼しい場所はありますか?遊びの途中で休める場所があればとてもいいですね。
夏は陽射しだけでなく、照り返しなどもあります。人間よりも地面に近いところにいるペット達は、かなり暑いはず。
木陰がないときはパラソルやオーニングなどで日陰をつくり、気をつけてあげましょう。

荒らされたくない花壇は立ち上げる

トイレの問題のところでも説明しましたが、荒らされたくない花壇や、食べたら
危険な植物があるときには、レンガなどで花壇を立ち上げると安心です。
しゃがまないで作業もできますし、家のなかからもよく見えて一挙両得です。
ただし、花壇を立ち上げるのは大変だという場合には、細い棒状のスティックなどを
たくさん花壇の中に立てておきましょう。花壇に寝転がるのを防ぐことができます。
また、猫ちゃんのためにキャットミントや猫の草などを植えてあげると、
そこがお気に入りの場所になり、案外他の場所を荒さないようになります。

■レンガの購入はコチラから

花壇を立ち上げる

キャットミント

広めの洗い場があるとGOOD!

散歩から戻ったらわんちゃんの足や身体などには、有害物質がついている可能性もありますから、自分で舐めて身体に取り込まないようにするため、
汚れた足や身体を洗える蛇口とホース(シャワーならなお良い)が庭にあると便利ですね。

■蛇口やシャワー等の散水用品はコチラから

| はじめに | We Love Animals!(英国・ペットはファミリー) | 安全なスペースを確保 |
| ソフト面での安全確認 |好きな植物、危険な植物 | レシピ |