英国の秋。庭仕事は…

一日をめいっぱい楽しんだ夏。
夜の10時頃まで明るかった夏が過ぎると、日が短くなり、ぐっと気温も落ちてきます。

英国では秋は
「お片づけと温室の掃除、そして球根植え」をします。
長く楽しんだボーダーガーデンの多年草は終わったものを切り戻したり、株分けしたり。
耐寒性のない多年草は鉢上げして温室や室内に取り込みます。
花の終わった一年草は取り除いて雑草を抜いたり。
これらはコンポストとして再利用します。
芝生や園路の落ち葉はレイキでかき集め、庭の隅に腐葉土にするために重ねておきます。
でも、潅木や生垣の下、ウッドランドボーダー(林状に樹木が植えられている部分)などの落ち葉はそのままにするのです。自然界と同じように。
落ち葉は虫やクモ、テントウムシなど小さな命たちを冬の寒さから守るふとんの役割をしてくれるからですね。

英国の春スイセンの花

そして綺麗に片付いた庭に、春に咲く秋植え球根を仕込むのです。
ただ、既に庭にある球根さんを忘れがち。うっかり土の中で出番をまっている球根を移植ゴテで傷めてしまうこともあります。
そして散らかり放題になっていた温室や物置の片付けと掃除にアタックします。
床にちらばった鉢やトレイを洗って整頓。

秋は今年の庭を見直して整理し、また来年咲く春の球根を植える楽しみがある季節です。

ガラス温室

秋庭の彩り方と秋植え球根〜球根のダブルデッカー植えに一年草を加えたコンテナ〜 |
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