○測量 |
項目3〜4
レンガを敷きたい部分の広さを測りましょう。必要なレンガの数や、セメントの量も計算します。
○下地づくり |
項目5〜6
レンガを敷くための下地を作ります。
最終的な出来上がりを左右する重要な作業です!
○レンガ敷き |
項目7〜11
いよいよレンガを敷きます。
レンガを割ったり、表面を平らにならしたり、コツのいる作業が多い部分です。
ここでは、今回実際に敷いた1380mm x 920mm のスペースに合う分量を表示しています。敷く場所の広さに合わせて数量を調整して下さい。
玄関前に敷きます |
まずは敷く場所の寸法を測ります。巻尺は一般的なスチール製のコンパクトなタイプで十分です。タテ・ヨコの辺の長さを測りましょう。今回は玄関前のアプローチの一部分に敷いてみることにしました。
サイズを測り数量を出し |
場所の印を付けます |
次に、レンガの1辺の長さを測ります。
先ほど測った場所に何個のレンガが必要か電卓で計算して出します。
コメリドットコムではショッピングの『商品詳細』ページで1平方m敷くのに必要なレンガの枚数を記しています。
こちらも参考にして下さい。
均一に穴掘り |
レンガを敷く際のポイントとなる部分が穴掘りと下地作り。
平均した深さで穴を掘り、下地をきちんと仕上げることが美しく敷くことにつながります。
水糸を数か所渡して |
レンガを埋め込む際の穴を掘ります。ここで注意したいのは穴の深さ。
穴の深さ=レンガの厚み+路盤材の厚み+セメント砂の厚みを考慮しましょう。今回の例で言うと、レンガの厚み(4cm)+路盤材の厚み(3cm)+セメント砂の厚み(3cm)=10cmとなります。
ただし、路盤材は敷いた後で沈むので、3cmより厚めに敷きます。
均一に掘ったか確認します |
ピッタリ10cm |
クワで10cmになるように丁寧に掘っていきます。掘った底が平らになるようにまんべんなく土を削っていきます。ある程度掘ったらレンガを両端に撒きつけた水糸を使って水平になっているかどうか確認しましょう。
対辺にレンガを置き、水糸をピンと張って深さが10cmになっているか何ヶ所か測って確かめていきます。
最下層には路盤材を |
いよいよ下地を作っていきます。まず敷くのは路盤材。これは砕いた石のことで、砂利よりも角が残っており。このクサビ型が相互にしっかりとかみ合うことで強固な下地を作り上げます。
また排水性をよくするのにも一役買っている、重要な資材です。
クサビ型の砕石です |
路盤材は厚さ3cmで敷きましょう。敷く場所に開けたら、スコップで均一に慣らしていきます。敷いた後に踏み固めていくので、最初に敷く厚さは3cm以上になります。
まんべんなく敷き詰めます |
敷き終わったら、足踏みをするようにして平らに踏み固めていきます。小刻みに足を動かしつつ移動して、平らにしていきましょう。ベニヤ板があればそれを敷いて板の上から足で平らにしていきます。
足を移動して踏みしめます |
次は圧力を掛けます |
足で踏んでいくだけでは平らになるものの、十分に締め固めることができません。そこでこのような道具(ガーデニングトントン)を使って圧力をかけ締めていきます。
道具が用意できない場合は、枕木等を代用することも可能です。
表面が押されていきます |
偏りがないか再チェック |
踏み締めて全体が平らになったら、穴掘りの後と同様に深さを計測します。深さが場所によって偏りが無いかどうか再チェックします。
セメント+砂を混ぜます |
路盤材を水平に敷いて下地を作ったら、その上にバサモルを敷いていきましょう。「バサモル」とはバサバサしたモルタルという意味の専門用語で、次のように混ぜたものです。
しっかり混ぜて下さい |
タフブネに砂とセメントを入れ、まんべんなく混ぜましょう。白いセメントが砂に混ざって見えなくなるまで良く混ぜます。専門用語ではバサバサしたモルタルから「バサモル」とも呼んでいます。
路盤材の上に盛っていきます |
板片で平らにしましょう |
次に、スコップで厚さ3cm程度になるようにバサモルを盛りましょう。盛ったあとはスコップや板を使い、スーッスーッと平らにならしていきます。
ちなみに、この段階では圧力を掛けて締め固めてはいけません。目で見て平らになれば完了。
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