水はけが悪いと根の張りが悪くなり、環境の変化に弱くなり、根腐れの原因にもなります。
土の中に新鮮な空気が不足すると、根が酸素欠乏を起こし、水や栄養分の吸収が悪くなります。
水を与えてすぐに乾くような土は植物がしおれやすくなるため、適度に水を蓄えておく力が必要です。
与えた肥料が雨や水やりですぐに流されないように、土に保持させる力が必要です。
腐葉土などの有機物が含まれていると有用微生物を活性化し、(1)〜(4)の働きを助けます。
雑草のタネや病害虫が混ざった土は、生育不良や病気が発生する原因になります。
軽い土は水やりで動きやすくなり、根張りも悪くなり、背の高い植物は倒れやすくなります。
酸性やアルカリ性の土に植えつけると生育が悪くなります。
pH(酸度)とは、土の化学性を示す数値で、小学校の時に学んだようにリトマス試験紙などで調べた酸性・中性・アルカリ性を示すものです。中性が7で、それ以下の数値が酸性、それ以上の数値がアルカリ性となります。土のpHは、植物の生育とたいへん深い関係があります。
一般に植物の生育には弱酸性(pH5.5〜6.5)が適すると言われていますが、たとえば、アジサイの花の色は、青色のアジサイは酸性、ピンク色のアジサイはアルカリ性の土で、より鮮やかに美しく咲きます。ブロック塀のそばは、アルカリ性の土になりやすいため、ピンク色のアジサイが適します。
また、サツキ、アザレア、ブルーベリーなどは酸性の土が適し、アルカリ性の土では葉色などが悪くなり、健全に生育しません。測定には「土壌酸度(pH)測定液」、または「土壌酸度計」を使用すると便利です。
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