植物をもっと大きく、成長させるために必要な植替えですが、今回は花木をより長持ちさせるための植替えテクニックをご紹介します。
・赤玉土
・腐葉土
・鹿沼土
・軽石 (分量は赤玉:鹿沼:腐葉土:軽石で、4:4:2:1)
・苗木
・一回り大きい鉢
・シート(大きい入れ物でも可)
・鉢底シート
1.用意した用土を、分量の目安を参考にシートの上で混ぜ合わせ、混ぜ合わせたら山のように集めておく。
2.植え替え前より一回り大きい鉢に、鉢底シートを敷く。(鉢底シートは割れた鉢の欠片や鉢底石などでも代用できます。)
3.混ぜ合わせた用土の山から、外側に粒の大きいものが集まっているので、大粒のものを鉢に入れていく。
4.苗木を出し入れしながら、深さを見つつ用土を足していく。鉢の縁より少し下がった程度の高さになったら、苗木を入れ周囲を用土で埋めていく。
5.表面の高さが決まったら、一度鉢を持ち、軽く地面に「トントン」と打ち用土をならす。鉢が割れないよう、土の上で行う。高さが低くなったら用土を追加する。
6.用土を入れ終わったら、水を鉢の縁まで入れる。
7.水が沈み終わったら、鉢の縁を持ち、苗木の根元に親指を当てながら、地面に「トントン」と打つ。4〜5回やると、土の中の空気が抜け水が浸透しやすくなる。
土がギュッと固まったら完成。
鉢を地面に軽く打つことで、土の中から空気が抜け、毛管現象により、根に水分が浸透しやすくなります。根元を軽くおさえ、鉢と一緒に地面に「トントン」と打ちます。あまり強くすると、用土が飛び散ったり鉢が割れたりするので気をつけましょう。
植替え後は、すぐに肥料は必要ありませんが、1ヶ月後以降から与えていきます。肥料は根を傷めず、全体に根を行き渡らせるよう少しずつ、場所を変えて与えると効果的です。
・肥料(油かす、もしくは化成肥料)
1.小さじ一杯程度の肥料を鉢の四方の一箇所に置く。
2.翌月以降から夏の間は毎月、小さじ一杯程度の肥料を図の順番どおりに置いていきます。(③、④は順序が逆でもOKです。)