モモの育て方

MEMO

モモ・・・バラ科
原産地:中国

1.モモの品種と育て方

年間作業カレンダー



桃色の花を咲かせる桃は、春の訪れをつげる庭木として楽しめます。果実は、果汁が多く、糖度も高いです。黄肉種にはビタミンAとCを多く含んでいます。


品種

品種 成熟期 果重 糖度 特徴 受粉樹
白桃 8月中旬〜8月下旬晩生種 250〜300g 13〜14度 食味は非常に良いが、花粉量が少ないので授紛樹を必要とします 大久保その他
白鳳 7月中旬〜7月下旬中生種 150〜200g 11〜12度 花粉が多く生理落花が少ないです
大玉白鳳 8月中旬晩生種 200〜250g 12〜13度 玉揃いが良く、果肉は乳白色の地色で鮮紅色で甘味が強いです
大久保 7月下旬〜8月中旬中生種 200〜250g 12〜13度 肉質が良く、日保ちが良いです

※上記以外に桃の品種は多く、暖地では中生や晩生の品種が良いでしょう。
※皮に毛のないネクタリンも桃の一種ですので、桃と同様の方法で栽培できます。


栽培条件

寒さに強く、休眠期であれば-15〜-20度に耐える事ができますが、開花期に寒さの厳しい地方や、-26度以下になる地方では栽培が困難です。また、桃が育つ温度条件は、年平均9度以上で冬に暖かい沖縄では生育が悪いです。夏の成熟期に日照量が多く、雨が少なく、昼と夜の温度差がある地域が適地です。


植え付け


植え付けは寒冷地には、春先に行ない、暖地では晩秋に行なうとよいでしょう。


受粉

多くの品種は自家結実性でありますが、白桃、川中島白桃、志賀白桃など、白桃の近縁種に花粉がほとんどないため、1本では実がつきません。そのような品種を植える時、花粉の多い品種を一緒に植えます。確実に受粉するには、人工受粉また、花粉の多い品種は自分の花粉で受粉しますので、1本でもなります。


2.モモの管理方法

剪枝・剪定

桃は古い株からは、新芽が発生しにくく、1〜2年の枝に新芽が発生するので、強剪定を行わず、1〜2年の枝を残すようにします。


肥料

1〜2月に根の回りに溝を掘って配合肥料を施肥します。


摘果

充実した果実を実らせる為に、摘果を行います。葉15枚前後に対して果実を1個を目安とします。なお、30cm位の枝で1個、60cm位の枝で2〜3個残します。また、残す果実は病害虫の被害を受けていない、枝先に新梢が伸びて葉のある枝の果実を残します。


3.モモの病害虫と対策

病気

1.縮葉病

「症状」
新葉が、火であぶったように赤く縮れ、膨れ上がります。やがて、全体に葉が病気にかかり、枯れる場合があります。春先に低温が続くと発病しやすいです。

「対策」
【予防】発芽前に石灰硫黄合剤の10倍液を散布します。また、トップジンM水和剤、ベノミル剤を散布します。
【治療】発病した葉を摘み取り、焼却するか土に埋めます。


2.灰星病

「症状」
収穫期の近くになって、果実の表面に水がにじんだような斑点が発生し、たちまち広がり腐敗します。

「対策」
【予防】被害果を残しておくと、翌年の発生源になるので、集めて土の中に埋めて処分します。果実に袋をかけ、病気の進入を防ぎます。
【治療】感染しやすい梅雨時に、トップジンM、ベンレート、ダコニールを散布します。


害虫

1.アブラムシ

「症状」
若葉の裏に寄生し、被害の葉は縦に巻き込みます。

「対策」
【駆除】3月〜5月にスカウト水和剤を散布します。


2.モモハモグリガ

「症状」
葉の中に幼虫がもぐり込み、食害します。

「対策」
【駆除】4月〜5月にスカウト水和剤を散布します。


3.シンクイムシ

「症状」
果実の中に入り込み、食害します。粒状の糞を果外に排出します。
「対策」
【予防】5月に、実に袋かけを行います。(↓袋かけと除袋)
【駆除】アディオン乳剤・ダントツ水溶剤を散布します。


※農薬はラベル等に記載されている使用基準に従い、適用のある作物に使用して下さい。

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