スイカの育て方

MEMO

スイカ・・・科名:ウリ科
原産地:熱帯アフリカ

 

1.スイカの育て方と種類

作業カレンダー



甘くてみずみずしく、食べごたえのあるスイカ。
「日本の夏の風物詩」ともいえるでしょう。



水分が多くて、夏の渇いたノドにうれしいですね。
実はカリウム、リンなどのミネラルもたっぷり含み、 夏バテ防止にピッタリです。
ここでは、おいしいスイカの作り方、育て方を紹介します。


スイカの種類


写真提供:タキイ種苗株式会社
コメリ店舗で取扱いしていない場合もございます。


大玉、中玉、小玉、そしてラグビーボールという楕円形のスイカもあります。
果肉が黄色いもの、皮が黒いもの、黄色いもの、種なしと、いろんなスイカがあります。


2.スイカ栽培の準備と注意点

1.連作していませんか?

スイカは連作できません。5〜6年あけないと作れません。 ただし、カボチャやユウガオに接ぎ木した苗なら、連作しても大丈夫。


2.タネから育てる?苗から育てる?

スイカの根は弱いので、植え替えをすると傷みが出ます。タネを直まきするか、市販苗を植えて育てるか、どちらかに決めましょう。


3.タネまき、苗の植え付けの1〜2週間前までにすること

180cm×120cmの間隔で直径30cm、深さ15cmの穴を掘ります。
そこに、堆肥と腐葉土を2〜3kgと、化成肥料200gを入れ、底土と混ぜ合わせ、掘り出した土を元に戻します。
苦土石灰は地表面よりも2〜3cm高く盛り上げ、上面が平らな円形の床が作れればOKです。
盛り土をしたところは「くらつき」と呼びます。


MEMO

元肥を施すのはとても大事ですが、窒素肥料(硫安、尿素など)を施しすぎると「つるぼけ」といって、茎葉ばかりが茂って、実がならなくなります。


3.スイカ栽培の作業手順

1.害虫から苗を守る

<タネをまく場合>

タネを3〜5粒ずつ点まきし、5mmの厚さに覆土して水やりをしたのち、ビニールなどをかぶせて保温、保湿をして発芽させます。


<苗を植える場合>

本葉4〜5枚に育った苗を選び、ポットをとって、くらつきをしたところに浅く穴を掘り、苗を植えつけます。
深植えは避けましょう。
そこに、ホットキャップやビニールテントを2〜3週間かぶせておきます。


MEMO

作業は晴天日の午前中に行い、ビニールは午後早めに被覆します。


2.ホットキャップの換気

<タネをまく場合>

本葉が3〜4枚に育ち、キャップやテントの内部が蒸れるようになったら、ビニールの上部を破って換気をはかり、生育が進み、内部が込み合ってきたら、被覆を全部とって、
1〜2回に分けて苗の間引きを行います。


<苗を植える場合>

生育初期には、あんどん型のビニール囲いなどで保護します。あんどん型ビニールテントの簡単な作り方。


1、10kg入りの米袋を2つに切り筒状にする


2、苗のまわりに棒を4本立て、ビニールをはめる


3.整枝

つるが伸び始めたら、10〜15節で摘芯して、子づるを3〜4本残して子づるに着果させます。


4.受粉

雄花の花粉を朝早く雌花の柱頭につけると実なりが良くなります。
通常、人工受粉の必要はありません。


5.追肥

最初の果実が鶏卵大になったら、米ぬか、油かすなどを株の周りに施し、除草後に浅く耕します。つるぼけには気をつけましょう。


6.わらを敷く

果実がこぶし大になる頃には、寒さやタネバエなどの心配がほとんどなくなります。
囲いを外して、一面にわらか枯れ草を敷き詰め、スイカのつるをいろんな方向に這わせてあげます。


7.玉直し

果実は1株に3〜5個つけるようにし、果実が肥大しきったころに果形を整えましょう。
スイカの底の部分が、まわりの部分に比べて着色されていないので、皮の色のムラをなくすために、果実を裏返すように置きなおします。
これを「玉直し」といいます。


8.収穫

受粉後40〜50日で果実は成熟します。
収穫してから2〜3日おいて熟させてから食べたほうが果肉がしまり甘みも増します。


4.スイカの主な病害虫と対策

同じウリ科野菜のメロン、キュウリなどと発生する病害虫はほぼ共通しています。


病気

1.つる枯病

つるや葉が枯れます。


【予防】

窒素肥料の多用を控えます。


【対策】

苗のときから、ジマンダイセン水和剤やダコニール1000をまいて予防しておきます。


2.炭そ病

雨の多い年に出て、果実に黒っぽい同心輪紋の病斑を作ります。


【対策】

トップジンM水和剤を株元から茎、葉によくかかるように散布します。


害虫

1.ウリハムシ

株の全葉に円形の食痕が出て、ボロボロになり衰弱します。


【対策】

マラソン乳剤を散布します。
残効性が少ないので、5〜7日に数回は散布しましょう。


2.アブラムシ類

日中葉がしおれ、黒く汚れます。新葉に多く、つるの伸長が止まります。


【対策】

発生初期に、スミチオン乳剤、DDVP乳剤などを、葉裏にかかるように散布します。
※農薬はラベル等に記載されている使用基準に従い、適用のある植物に使用して下さい。


参考文献:
主婦の友/生活シリーズ 「家庭菜園 野菜作り12ヵ月」

関連ページ:
園芸館 菜園&ガーデン倶楽部菜園カレンダー