野菜作りの基礎知識

1.植え付けのポイント、季節と土

トマト、キュウリ、ナスなどの夏野菜の植えつけは、気温が安定し、遅霜の心配のなくなる4月中旬〜5月下旬に。水はけの良い用土に、元肥として根張りを良くし、実着きを良くする「有機化成野菜の肥料」と「有機石灰」を土に混ぜ込みます。
あるいは、「野菜培養土」を使用します。
鉢、プランターは深めのものを選び、苗の土を落とさないように。
浅く植えつけ、たっぷり水を与えます。


2.野菜作りの追肥のタイミング

肥料を切らさないよう植えつけ1ヶ月後から追肥として「野菜がたくさん取れる肥料」または「有機化成野菜の肥料」を、植えつけ2〜3週間後より与えましょう。


3.野菜作りの適切な場所

日当たりが悪いと、実着きが悪くなったり病気にかかりやすくなります。日当たりの良い場所で育ててください。


4.水やりの量と時期

鉢やプランターは土が乾きやすいため、初夏から夏にかけては毎日水を与えましょう。
また、乾燥、泥はね防止のため、株元に「長わら」 などを敷いておくと効果的です。
水切れは禁物!株元から15cm離れた周囲に環状の溝をつくり、たっぷりと水を与えましょう。


5.菜園で育てる野菜は、場所選びと土づくりがポイント

植えつけのポイント

日当たりと水はけの良い場所を選びます。
毎年、同じ場所に同じ野菜を植えると生育が悪くなるので、2〜3年は別の野菜を植えつけます。植えつけ前に土を深く掘り起こし(30〜40cm)、土の改良材として「古い土・再生します」、石灰類、有機物(腐葉土など)を混ぜておきます。
2〜3週間後に元肥として「有機化成野菜の肥料」を土に混ぜ込み、苗の土を崩さないよう浅く植えつけます。
肥料も切らさないよう注意します。
「有機化成野菜の肥料」または「野菜がたくさん取れる肥料」を、植えつけ1ヶ月後より追肥として与えましょう。


6.野菜別の連作障害と連作障害の出にくい野菜

1.「連作」とは

同じ菜園(場所)に同じ野菜(または同じ科の野菜)を連続して栽培することをいいます。
野菜には、連作をすると、その野菜をおかす土壌病害や有害センチュウの密度が高くなったり、土壌養分の均衡が崩れたりして病害虫や障害の発生が多くなるものがあります。
連作障害の防止策は、野菜の種類を次々に替えて栽培する「輪作」です。
また、連作障害の防止策として土壌改良剤「モルデン連作君」が有効です。


2.野菜と連作障害

野菜名連鎖障害
キュウリ、スイカ、メロンつる割れ病、センチュウ
トマト青枯れ病、萎凋病
ナス青枯れ病、半身萎凋病
ピーマン立ち枯れ性疫病、ネコブセンチュウ
エンドウ立枯病
コマツナ、ハクサイ、キャベツ根こぶ病

3.連作障害の出にくい主な野菜と休栽

年限連作障害の少ない野菜タマネギ、カボチャ、ニラ、サツマイモ、ニンジン等
1年間は輪作が必要な野菜ホウレンソウ、ネギ、キャベツ、レタス、ショウガ等
2年間は輪作が必要な野菜キュウリ、ジャガイモ、ハクサイ等
3年間は輪作が必要な野菜サトイモ、ピーマン、トマト、ソラマメ等
5年間は輪作が必要な野菜ナス、スイカ、エンドウ、ゴボウ等

7.関連商品(有機石灰 1kg)

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