金魚の飼い方/水槽の準備

1.お魚がおうちに来る前に準備すること

準備しておきたいもの
お魚がこれから暮らすおうち(水槽)を、しっかりと快適な環境になる様に準備しましょう。


・水槽とフィルター
しっかりとお魚を買うには絶対必要。少しでも大きい方がお魚には快適です。


・フード
水汚れを押えるものがおススメ。魚をキレイにしたり、産卵を考えたものを選びましょう。

・カルキ抜き
水道水の中の有毒な物質を中和無害化。できれば金魚専用の物。


・底砂
好きな色、機能(水をきれいにする、コケを抑える)で選びましょう。


・照明器具
魚の一日のリズムを作る為に必要です。省電力のLEDがオススメ。


・お掃除グッズ
専用のバケツ、クリーナーポンプ(水抜き)、コケ取り、フィッシュネットは、あると大変便利。


・プランツ
魚にやさしく、食べても安心。産卵の草にもなる天然素材のものがオススメ。


おうちにやってくる金魚やメダカは、とっても疲れています。そんな魚たちがゆっくり休めるように、
お魚がおうちにやってくる前に必要なものを揃えておきましょう。


2.水槽選びのポイント
(水槽の大きさと魚の大きさ)

水槽の大きさによって飼える魚の数が変わってきます。水槽が大きいほど、お魚にとって快適な環境になります。


*幅(cm)と水容量(L)は目安です。

3.水槽の準備をしよう

1.水槽の置き場所を決める
水平を保てる、まっすぐで強度のある台に置きましょう。専用の水槽台がオススメです。
直射日光の当たるところはコケが生える原因になります。又、大きく気温が変化する場合があるので避けましょう。
2.砂を洗ってから入れる
特に買ったばかりの砂は、きちんと洗わないと、水が汚れてしまう事があります。
*洗剤は使わないこと
*水槽の中では洗わないこと
*土からでた砂底(ソイル)は洗わずに使います。
3.水槽やオーナメントを入れる
水槽やオーナメント(かざり)を好きな場所に入れて、自分だけのレイアウトをつくり出しましょう。
4.フィルターやポンプをセットする
魚たちが快適に生活するための器具をセットしましょう。
5.水づくりをする
魚たちが苦手な塩素(カルキ)を抜いて、快適に暮らせる水をつくりましょう。

水道水には塩素やクロラミン、重金属といった魚にとっては有害な物質が含まれているので、
カルキ抜きを使用するなど、事前に中和をしましょう。
金魚は体表の粘膜で環境の変化から身体を守っています。水道水中の有害な塩素と重金属がこの粘膜を弱らせます。
6.照明器具をセットする
照明器具をセット!フィルターやライトなど、器具が動いているかを確認しましょう。
*電源はすべてのセットを終えてから入れるようにしましょう。

4.お魚を水槽に慣らす

1.魚を水槽に入れる時には必ず水合わせをしましょう。
袋の中に水と水槽の水の温度が合うように袋のまま30分ほど水槽に浮かべます。
30分ほどしたら袋の口をあけ、袋の水と水槽の水が自然に混ざるようにしましょう。
こうすれば魚も新しい水に自然になれてきます。

5.水槽を快適にする循環

魚はいつでも水の中。魚たちが快適に暮らす水槽の中では、人の目に見えない汚れや有害な物質を「ろ過バクテリア」が活躍して害の少ない物質に分解しています。この自然のサイクルを保つことが大切です。

*ろ過バクテリアでも水を完全にきれいにすることはできません。定期的に水替えをして新鮮な水と入れ替えることも必要です。


6.お魚を元気に育てるための4つの注意点

1.水温の変化に注意しよう
水温の変化は、お魚にとって大変なストレス。病気の原因となってしまうことも。
冬場はお部屋の中でも昼と夜では室温差があります。
できるだけ魚用の保温ヒーターを使ってあげましょう。
2.お魚は手で触らないで
お魚の肌はとてもデリケート。お魚よりもあたたかい人の手の温度でやけどしてしまうこともあります。
お魚を移動させたりする時は、フィッシュネットでそっとすくってあげましょう。
3.健康状態をチェックしよう
お魚も人間と同じで病気になってしまうことがあります。新しい魚を水槽に入れる時は特に注意しましょう。
4.エサの与え過ぎは禁物!エサの量について
5分以内で食べつくす量を1日に2〜3回与えましょう。
エサを食べる様子を毎日見ているとお魚の状態も分かるようになります。
エサの与え過ぎは水汚れの原因になります。

7.水替えをしよう、期間とろ過素材の交換

1.水替え・・・2週に1回
フィルターを使用していても、いつしかアクアリウムの水名は限界がきます。
そこで、定期的に約3分の1〜2分の1程度、水槽の水を新しい水に交換します。
2.ろ過材交換・・・月1回又は汚れが目立つ時
ろ過マット、ろ過材などを使用した生物ろ過の場合、掃除をなまけると目詰まりを起こしてバクテリアに酸素が届かず、死なせてしまいます。
きれいな飼育水を保つには、定期的にろ過材を飼育水で洗いましょう。
3.砂そうじ・・・汚れてきたら
砂をボウルに移して、水槽に残った水で軽く洗います。
水道水で洗うと底砂の中にいるろ過バクテリアがいなくなってしまうので、水槽の水だけで洗うようにしましょう。
※土からできている底砂(ソイル)は粒が崩れてしまうので洗うことはできません。

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資料提供:ジェックス株式会社