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「カメ」を飼おう

カメのことをよく知ろう

カメの体温は、気温など外からの影響をうけて変化するんだ。
あたたかくなるとよく動きよく食べ、寒くなるとじっとして食べなくなるよ。自然界では寒い時期は冬眠するんだ。
またこうら干しや日光浴はカメにとって大切なんだ。
カメは日光に含まれる紫外線を浴びることによって骨やこうらを作るんだよ。

オス・メスの見分け方

オス・メスのみわけかた
カメのオス・メスは、尾でくべつできるんだ。オスの尾はふとくて長く、総排泄孔がこうらのふちより外側にあって、メスはみじかく、総排泄孔はこうらのふちより内側にあるよ。仔ガメでは、みわけがむずかしいよ。

丈夫なカメの選び方

丈夫なカメの選びかた
健康状態のよくないカメを選んでしまうとすぐに死んでしまったり、病気になってしまいます。
丈夫なカメの簡単なみわけかたを紹介します。

こうらがしっかりしたカメを選ぼう
さわったときにぷよぷよしたこうらのカメはカルシウム不足や日光浴不足が原因です。
飼育中にこうらが柔らかくなってしまったときはカルシウム分の豊富なエサをあげたり十分な日光浴をさせることで改善します。
目がぱっちりしているカメを選ぼう
☆爪が欠けているなどけがや傷のないカメを選ぼう
☆元気に動きまわっているカメを選ぼう

カメの種類

ペットショップやホームセンターでもよく見かける人気のカメたちを紹介するよ。

  • ミドリガメ

    ミドリガメ

    アメリカ原産のミシシッピアカミミガメというのが本当の名前。
    25センチほどに成長する。最も人気が高い。

  • クサガメ

    クサガメ

    日本や中国に生息するカメで首に黄色の線が入っている。
    クサガメの仔ガメは「銭ガメ」とも呼ばれる。

  • イシガメ

    イシガメ

    日本の固有種。水のきれいな河川を好む。
    「銭ガメ」とは本来イシガメの仔ガメの呼び名。
    形や色が「銭」に似ている。

  • カブトニオイガメ

    カブトニオイガメ

    親ガメでも15センチほどの小型。
    水中にいることが多い。
    気性は荒めなので他のカメや多数飼育には向かない。

  • セマルハコガメ

    セマルハコガメ

    川辺の森林に生息。手足頭をひっこめ、下のこうらが上のこうらにくっついて箱型になる。
    西表島・石垣島に生息するものは天然記念物。

  • キボシイシガメ

    キボシイシガメ

    黒いこうらに黄色い斑点が星のように美しいカメ。
    親ガメでも13センチほどの小型。北アメリカ原産。

カメの飼育にTRYしてみよう

エサの与えかた

エサの与えかた
1日1回(仔ガメには2~3回)食べ残しが出ないように与えよう。
ちゃんとエサを食べているか観察するのも大事だよ。
残ったエサは水を汚すのでこまめに取りのぞこう。

ぶくぶく(エアレーション)をしよう
金魚じゃないのにカメにもぶくぶくがいるの?と思うかもしれないけど、水に酸素を含ませて循環すると腐敗、悪臭を防ぐ事ができるよ。
さらに、フィルターを使うとより水が汚れにくくなって便利だよ。
フィルターはろ過バクテリア(微生物)の力で水をきれいにする機械なんだ。

水替えをしよう
カメは水を汚しやすいので夏場は、出来るだけ毎日水替えをしてあげよう。フィルターをつけた場合でも水替えは1週間に1度くらいしよう。

カメを飼うことで守ってほしいこと

カメを飼うことで守ってほしいこと
☆かわいいカメを飼いはじめたら、うれしくてたくさんさわりたくなるけど、カメはとても臆病なんだ。
たくさんさわるとストレスがたまって、食欲不振になったり疲れて弱ってしまうので注意しよう。

☆カメをさわったり、エサをあげたあとは、必ず手をよく洗おう。また石鹸のついた手でカメにさわるのはやめよう。

☆小さくてかわいいカメだけど、成長と共に大きく育つんだ。大きくなることが前提の飼育を心がけよう。絶対に川や池に放してはいけないよ。

カメに最適な環境を・・・

カメって臭くないの?
カメは本来ほとんどニオイがないんだ。
カメの飼育で発生するニオイの原因は、エサの食べ残しやフンや尿の蓄積による水の腐敗のせいなんだ。
こまめな水替えと、水の循環をすれば、ニオイをふせげるよ。

カメの家をつくろう

お部屋で飼育・基本編

できるだけ大きなケースを用意します。石やレンガで、こうら干しができる陸地をつくろう。
砂はなくてもいいよ。
投込み式フィルターの代わりに水中フィルターでもいいよ。

お部屋で飼育・応用編

日光浴のためのライトと外部フィルターをつけて、ろ過効率をアップ。

手作りでひろびろカメのお家をつくろう

ベランダや屋外で飼育 上級編

冬眠について
容器に水を多めに入れ水温を15度以下に保つように。
カメの布団として落ち葉などを入れると落ち着きます。

冬眠について

自然界のカメは寒くなると(11月~3月頃)冬眠をするんだ。
水中ではひふ呼吸ができるから、図のように冬眠させよう。
冬眠中はエサをあげてはいけないよ。
冬眠は繁殖にも影響があるといわれていて、繁殖にチャレンジするなら冬眠させることが必要なんだ。
でも、必ず冬眠させる必要はなくて、仔ガメなどの体力のないカメを冬眠させるとそのまま死んでしまうこともあるから注意しよう。
冬眠をさせず飼育するには、ヒーターを使ったり暖かい部屋で飼育をして、水温を20度前後に保とう。

繁殖について
(ミドリガメ・クサガメの場合)

  • ①産卵場所の設置
    産卵は陸上でおこなうので飼育容器内の陸地部分に、
    砂を厚さ10cm以上しこう。

    ②産卵したら
    産卵したらすぐに掘り出して温度・湿度管理をしよう。
    ※産卵場所以外に産み落とされていても、24時間以内にひろいあげればふ化することもあるよ。

    卵の中で上下が24時間以内に決まるので、卵の上下に印をすぐにマジックで書き込み、絶対に逆さにしないでね。
    1.5ヶ月から2ヶ月でふ化するよ。

  • ④産まれたら
    ヨークサックがなくなったら、親亀と同じエサを小さくして与えよう。
    メスだけで飼っていても卵を産むことがあるけど、この卵は無精卵だからふ化しないんだ。

    繁殖について


情報提供:

株式会社キョーリン

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