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大場秀章先生の「草木花ないまぜ帳」
 
 
テーマ: マンリョウ

マンリョウ  真冬に真っ赤な実を結ぶマンリョウが人目につかないはずはない。マンリョウにはたいした薬効もないし、食べるにも適さない。愛でる以外にこれといって取り柄のない植物だ。それがそれほど人口に膾炙しているのはひとえにその赤い実を結び人を惹きつけてやまない魅力だといってよい。

 なぜマンリョウと呼ぶのか、その由来も定かではない。もしかすると後述のカラタチバナの漢名「百両金」が関係するか。ただ由来はわからずともマンリョウの名は容姿によく似合う名前だと思う。センリョウと呼ぶ植物もある。こちらはマンリョウに較べると地味で、よくお茶花に利用される。

 マンリョウの学名はArdisia crenataといい、ヤブコウジ科に分類されるが、一方のセンリョウはChloranthus glaberでセンリョウ科に属する。類縁関係でみるとヤブコウジ科とセンリョウ科はかけ離れた存在で、両者の似寄りは他人の空似といえるものである。マンリョウに近縁な植物にはそれぞれ園芸にも用いられるカラタチバナ、ヤブコウジがあり、センリョウの仲間には山草として知られるヒトリシズカ、フタリシズカがある。

 マンリョウはインドシナ半島、中国、台湾、朝鮮、南西諸島を経て、九州、四国と本州の関東地方以西に広く分布する。まだインドシナや中国でマンリョウを見たことはないが、台湾や日本では照葉樹林下に生えている。マンリョウは、西日本の文化の基相といわれる照葉樹林文化における美を象徴する植物といってよい。マンリョウの仲間のカラタチバナとヤブコウジの「タチバナ」や「コウジ」は、ともにミカンの仲間の橘と柑子に関係があるのだろうか。そういえば、ミカンの仲間も照葉樹林を彩る代表的な果実をもつ。

 マンリョウは現在、園芸植物として重用されていて、百近い園芸品種がある。江戸時代にもさかんに栽培された年代があった。マンリョウ(万両)の名は覚えやすく、また縁起がよいので、正月用の飾りとしての需要が増している。園芸品種は果実の色、葉の斑や縁の切れ込み程度、皺などを中心に分類される。こうした区分とは別に果実が熟して白色となる個体をシロミノマンリョウ、黄色のものをキミノマンリョウといい、いずれも珍重されている。

 カラタチバナは学名をArdisia crispaといい、コウジ、タチバナマンリョウという名も知られている。漢名は百両金で、中国、台湾、関東地方以西の本州に分布している。江戸時代はマンリョウに勝る人気があったと想像され、とくに化政年間には爆発的人気を博した。江戸時代に較べると現代のタチバナ人気はいまひとつである。ただ、新潟県には古い園芸品種が保存されるなど、タチバナへの人気が根強いといわれている。

 ヤブコウジ(Ardisia japonica)は小形の木本植物で、照葉樹林の下生えに多い。可憐さが買われ正月の飾りなどに用いられる。東京ではこれにハコネマンリョウという名札がつくことがある。また、単にコウジとも呼ばれ、明治時代に新潟を中心に栽培熱の高まりがあったと伝えられている。いまはどうだろうか。いずれにしろマンリョウもその仲間も実に多様であり、興味は尽きない。

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Profile:

東京大学名誉教授
理学博士
大場 秀章 先生
(おおば ひであき)
東京大学名誉教授。植物分類学の権威であり、ヒマラヤに生育する植物研究の第一人者の大場秀章先生が、植物に関する興味深いコラムを毎月お届けします。大場秀章先生には、当社の緑育成財団が支援している「ネパールムスタン地域花卉資源発掘調査」の中心メンバーとしてご指導いただいています。


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