節電・省エネはとても大切ですが、無理をして体調を崩しては大変!ここでは予防方法や対処法なども合わせてご紹介します。
熱中症予防方法
服装を工夫する
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皮膚の表面まで気流が届き、汗を吸って服の表面から蒸発させることができるものが理想です。太陽光の下では、輻射熱を吸収して暑くなる黒色系の素材は避けたほうがよいでしょう。また、首周りをネクタイや襟で締めると、前胸部の熱気や汗が出て行きにくくなり不快感を生じます。襟元はなるべくゆるめて通気しましょう。
こまめに水分補給を
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体温を下げるためには、汗が皮膚表面で蒸発して体から気化熱を奪うことができるようにし、しっかりと汗をかくことがとても重要です。汗は血液中の水分や塩分なので、汗で失った水分や塩分を適切に補給する必要があります。また、軽い脱水症状のときにはのどの渇きを感じないときがあります。
のどが渇く前あるいは暑いところに出る前から水分補給・塩分補給をしておくことが大事です。なお、アルコールは尿の量を増やし水分を排泄してしまうため、通常の水分補給にはお茶や水、スポーツドリンクなどを取り入れてください。 暑さを避ける
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皮膚の表面まで気流が届き、汗を吸って服の表面から蒸発させることができるものが理想です。太陽光の下では、輻射熱を吸収して暑くなる黒色系の素材は避けたほうがよいでしょう。また、首周りをネクタイや襟で締めると、前胸部の熱気や汗が出て行きにくくなり不快感を生じます。襟元はなるべくゆるめて通気しましょう。
暑さに備えたからだ作り
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暑くなり始め、急に暑くなる日、熱帯夜の翌日は注意が必要です。まだ、暑さに体が慣れていないからです。体が暑さに慣れることを「暑熱順化」と言います。暑熱順化は日常運動することでも得ることができます。
日頃からウォーキングなどで汗をかく習慣を身につけて暑熱順化していれば、夏の暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にもかかりにくくなります。
熱中症の予備知識
- 子どもや高齢者は特に注意が必要!
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子どもの熱中症
体温調節機能が未熟
地面の照り返しにより高い温度にさらされる保護者の方へ
- お子さんの様子を十分に観察しましょう
- 遊びの最中には、水分補給や休憩を
- 外出時の服装に注意し、帽子も忘れずに
- 日頃から栄養バランスのとれた食事や運動、遊びを通して暑さに負けない体づくりを実践しましょう!
高齢者の熱中症
体温を下げるための体の反応が弱くなっている
汗をかきにくく暑さを感じにくいので、自覚がないのに熱中症になる危険がある熱中症にならないために
- 室温をこまめにチェックし、エアコンや扇風等を活用!
- のどが渇かなくても水分補給!
- 調子が悪いと感じたら、家族や近くの人のそばにいてもらいましょう!
- 熱中症にかかったら
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1. まずは涼しいところへ
2. 衣類をゆるめ
3. 体に水をかけたり、濡れタオルをあててあおいで体を冷やす
特に太い血管のある脇の下、首、足の付け根、股の間が効果的4. 塩分を含んだスポーツドリンクなどを飲ませる
- 熱中症の症状
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レベル1
- めまい、立ちくらみがある。
- 筋肉のこむら返り
- 発汗量が異常
対応と処置
水分・塩分を補給しましょう。
レベル2
- 頭がガンガンする(頭痛)
- 吐き気がする、嘔吐する
- 体がだるい(倦怠感)
対応と処置
足の位置を高くして休憩しましょう。水分・塩分を補給しましょう。自分で水分・塩分補給ができなければ、すぐに病院へ。
レベル3
- 意識がない
- 体がひきつける(痙攣する)
- 体温が高い
- 呼びかけに対し返事がおかしい
- 真っ直ぐあるけない、走れない
対応と処置
水や氷で、首、脇の下、足の付け根などを冷やしましょう。すぐに救急隊を要請しましょう。