バタフライガーデンに必要な要素


さあ、いよいよバタフライガーデンに挑戦です。
蝶やその幼虫が好む環境を整えるわけです。そのいくつかの要素というか、条件を挙げてみますね。できれば、数多くの生き物が訪れることで、より複雑な生態系を作り、特定の害虫などの異常な発生を防ぐようにしたいものです。
ただし、皆さんの中には、蝶はいいけどイモムシや毛虫はイヤ!という方もいらっしゃるかもしれませんね。ライフサイクルを考えれば、卵や幼虫も愛おしく思えてくると思うのですが、「無理!ぜーったい無理!」とおっしゃる方は、植物リストの中から、産卵や幼虫が食べるのに必要な植物をはずして、成虫の蝶だけを呼ぶようなデザインにするとよいでしょう。

日当たり(Sunny area)


多くのチョウは日当たりの良いところが大好き。
一日に5、6時間の日照があれば最高です。翅を休めて体を温めることのできる、石や岩があれば尚good!

日陰と湿った土(Shade and moist area)


中には、クロアゲハやジャノメチョウなど日陰の好きな蝶もいます。出来れば緑陰も一部にあるといいですね。
またチョウは、土の中のミネラル分を水と一緒に摂り入れるので、土から水が染み出したようなところや水溜りから好んで水を飲みます。

蝶が安心して休める場所

強い風や外敵からチョウや蛹の身を守る、シェルターになる潅木など。


幼虫のためのホストプランツ(Host plants)


食餌植物。蝶の産卵や幼虫の餌となる植物。スイートロケットや、フェンネル、パセリ、セロリ、ルー、ディル、バジル、ブロッコリー、キャベツなど。
自分用と、蝶の幼虫さん達用に少し多めに。こういった植物を植えることによって他の花達を守ることができます。多少食べられても、庭全体ではそんなに目立たないはず。キャベツなどは、あまり幼虫の数が多いようならこまめに取り除きます。
また、鳥の水浴び台(バードバス)などで鳥を呼び寄せれば、幼虫を食べてくれますから必要以上にイモムシや毛虫が増えなくていいかもしれません。

蜜を供給する植物(Nectar plants)


成体(蝶)のための、蜜や樹液を供給する植物です。小花がたくさん集まって咲くような集合花が好まれます。
また、色で言えば、青紫や赤紫、白や黄色を好むチョウもたくさんあります。宿根草だけでなく、一年草などで花期の長い花も利用しましょう。

Host& Nectar Plants


食源になるもの、そして蜜源になる植物をざっと挙げておきますので参考になさってください。様々な植物を使って、色々なチョウを呼び寄せて楽しみましょう。

Trees(樹木類)

ヤナギ、クスノキ、ゲッケイジュ、クヌギ、コナラ、エルム、ブナ、エノキ、西洋サンザシ、タイサンボク、ナツミカン、果樹など

Shrubs(潅木類)

ブッドレア、ビバーナム(ガマズミ)、ライラック、コトネアスター、ミカン類(サンショウ、スダチなど)、ユキヤナギ、クチナシ、シモツケ、ハギ、ハニーサックルやヘデラ(つる性植物)など

Flowers(草花類・一部に低木を含む)

ラベンダー、アゲラタム、スイートアリッサム、スミレ、ビオラ、プリムラ、ワスレナグサ、ブルーベル、タンポポ、カタバミ、コーンフラワー、モナルダ、ホリホック(タチアオイ)、ナスタチウム、クローバー、スイートピー、ヤマユリ、アザミ、ペンステモン、ニコチアナ、コスモス、フレンチマリーゴールド、カレンソウ、レモンバーム、ブルーサルビア、ナデシコ、デルフィニウム、リアトリス、アスター、エキノプス、エキナセア、ヘレニウム、オレガノ、ランタナ、バーベナ・カナデンシス、バーベナ・ボナリンシス、ハーブ類(記事中に記載)、アニスヒソップ

生き物を呼ぶ庭です。農薬は使用しないようにしましょう。
冬の間は、何事も起きていないようですが、次の年の卵や蛹で冬越ししている命をそっとしておくため、その環境を邪魔しないように気をつけます。