英国の秋は、“紅葉”よりも“黄葉”?

英国の秋の色というと、黄色のイメージがあります。
ブナやイングリッシュオーク(ヨーロッパナラ)、トチノキ、クリやカシ、ナラ、
モクレンなど、黄色から褐色に変わる樹木が多いからでしょうか。
しっとりと静かで落ち着いた雰囲気があります。
「もみじ狩り」のような大げさな感じはありませんが、「そろそろ○○○あたりが
オータム・カラーになってるかも。出かけてみようか?」という気持ちには
なるようですし、テレビでも黄葉のニュースが出たりするようです。

でも、艶やかで真っ赤に燃えるような紅葉には、大きな憧れがあるようです。
コッツウォルズ地方はテットベリーの南に位置するWestonbirt(ウェストンバート)
森林植物園内では、イロハモミジなど日本の紅葉を集めたエリアが大人気で、
英国中から毎年沢山の人が訪れているのだとか。

黄葉

Westonbirtの紅葉

英国人は自然を感じるのがとても好きで、色々なところへ出掛けます。
出掛けた先には適当なところに駐車場があり、みなそこから歩いてゆくのですが、
大抵の場合、そこにはただ「自然」があるだけで、日本のように大きな看板のある
レストランやお土産屋さんなどもほとんどありません。
外国人なども訪れる観光スポットや公開している庭、公園などは別ですが、
「自然にただ浸ること」を目的とするのなら、それでいいわけですね。

湖水地方を散策

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