プライバシーを大切にするプライベートガーデン

見せるところと、見せないところをきちんと分けている英国人のライフスタイル。
全部オープンにするのではなく、家族や親しい友人以外は一線を隔す。
プライバシーを大切にすることは私達にとっても必要ですね。

私達が訪ねたプライベートガーデンの写真を幾つかご紹介しましょう。

庭の外周が高い塀などで囲まれたガーデン。外とは全く別の空間として、
   独自のライフスタイルを楽しむ。

高い塀で囲む

背景が緑、または丘などとなっていて隣接した家がなく、借景を満喫できる。

借景

小さな庭の中にも、オーナーのライフスタイルに合わせた要素が入っている。

プライベートな空間でお茶やご飯を楽しむ。

家族や隣人と庭でランチ

プライバシーを守るには?

誰にでも、プライベートな空間が必要です。
見せてもいいところと、見せない部分を分ければ、近隣とも気持のよい関係が
築けますし、気分よく過ごせます。ただ、それをわかっていても、誰もがそういう
環境を持てるわけではありません。私達を含めて、むしろ持てない条件の方が
多いかもしれませんね。
また、庭の背景に隣家の物置やトイレの窓などがあったり。はたまた、丁度庭に出ると
お隣のリビングなどが眼に入って、見るつもりではないのに、お互いに気まずく想ったり。
見たくない、見せたくないものがあるとき、ちょっとしたことで状況が改善するかもしれません。
工事を伴うものもありますが、自分で簡単に出来ることも中にはあります。
それはアイハザード(目隠し)を設けることです。全て囲んでしまわなくても、意外と効果が
ありますよ。アイハザードを選ぶときのポイントをいくつか挙げてみますね。

気になるところに樹木を植えたり、大きなコンテナに植えた樹木などを設置すると、自然とその樹木に視線が移り、背景があまり気にならなくなります。

庭からは透けて見える感じですが、道を通る人からはあまり見えない。アイハザードになっている

お茶を飲む場所などはルーバータイプのフェンスパネルや、ラティスフェンスなどを使って視線を避けるように配置する。通りや隣家からは見にくくなり、椅子に座った当事者側は背景を気にしないで済むようにする。

フェンスとコンテナの樹木でダブル

目隠しの目的だけでなく、オシャレなものも

アイハザードとするものは、約180cmくらいの高さがあるものを選びましょう。

ある程度の高さがあると目隠し効果を期待できる

ラティスフェンスのように、隙間が沢山あるタイプのものをアイハザードとして使うときには、クライミング植物と組み合わせたり、ウォールハンギングなどを掛けてそこで外部からの視線を止めるとよい。

ウォールハンギングバスケット

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