ボグガーデンとは



Bog(ボグ)というのは、湿地の意味です。池や沼などのように、水生植物とともに水があるのがウォーターガーデンで、ボグは通常、池や沼の近くにある湿地ですから、湿った土に湿生植物が育つ庭がボグガーデンということになります。

英国などでは、ポンド(池)を作るときに、その近くにボグガーデンを作ることも多いようです。

ただし、養分があまり必要でない水生植物(ウォータープランツ)に対して、養分を好むことが多い湿生植物(ボグプランツ)の性質の差があるために、二つのガーデンを一緒に作る場合、池のほうにボグからの水が流れ込まないよう、ボグガーデンを池よりも少し低く作る必要があります。

水辺の植物の種類

自然が農業や工業によって影響をあまり受けない、川や池・湖などの水辺では、比較的小さな面積の場所にも、様々な植物を見ることができます。水辺の植物の種類をみてみましょう。
イラストを参照してください。

【 1.水辺林 】
日本では、ヤナギ類やハンノキ、サワグルミなど。

【2.湿生植物 】
湿原、湿地に育つ植物。セリ、スゲ、ミソハギなど。

【 3.抽水植物 】
根や茎が土中や水中で、葉茎は水面より上に出る植物。ヨシ、ガマなど。

【 4.浮葉植物 】
根は土中にあり、葉が水面に浮かぶ植物。スイレン、ハス、ヒシ、アサザなど。

【 5.沈水植物 】
根は水底に固着。葉は水中にあり、水面には出ない植物。エビモ、クロモなど。

【 6.浮遊植物 】
水に浮いて、漂っている植物。根は水中に。ウキクサ、ホテイアオイなど。