寄せ植えのポイント
基本は一種、一色の鉢を寄せて置く、「寄せ置き」をお勧めしている私ですが、ひとつの鉢に数種類の植物を
植え込む寄せ植えも楽しいものです。寄せ植えは、ご自分のセンスで楽しむもの。こうしなくてはいけない、という決まりはありません。 でもいくつかのことに気をつけてつくると、失敗が少ないことも確かです。ポイントを 挙げてみますので、参考になさってください。お気に入りのコンテナや鉢でつくって、出来るだけ長く楽しみましょう。 ●作ったときは、そこからがスタート。花は広がったり伸びたりします。どんな風に育ってゆくのか、それをイメージしながらレイアウトをしましょう。 ●鉢の中の限られた土しかありませんから、あまり沢山の株を入れすぎないようにします。 株間を十分にとり、後で根が伸びたり株が広がるスペースを残しましょう。クリスマスやお正月の寄せ植えは、比較的短期間ですから、詰め気味に入れてもよいのですが育ってきたら、取り出して大き目の鉢に植え替えるなどして調整しましょう。 ●日向や日陰、乾燥や湿気を極端に好むものなど、全く違った環境が好きなものは、なるべく合わせないようにしましょう。ある程度は、植物が順応しますけれど。 ●限られた条件で長く楽しむためには、花がら摘みや切り戻し、多少の植え替えなどのメンテナンスが必要です。寄せ植えを注意深く観察して、その時々に必要なケアをしましょう。 ●観賞するのが手前からの場合、奥側に背丈の高くなるものを、手前には低いものや下垂性のものを置くようにしましょう。 ●花が広がってバランスが悪くなったら、レイアウトを変えたり、枯死したものを入れ替えたりすることで、ずっと長く楽しむことができます。 |
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一緒に合わせる植物を選ぼう
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何種類かを一緒に楽しめるのが寄せ植えの醍醐味。今回のガーデンシクラメンにはどんな花や葉物を合わせましょうか? さぁ、みなさんのセンスの見せ所ですよ!自分の好きな色を中心にまとめてみましょう。今回は、シルバー・ティーツリーやポインセチアを入れてクリスマスを楽しみ、その後でポインセチアをはずして、代わりにハボタンなどを入れてお正月から春まで楽しめるレシピを考えました。葉物は、コクリュウで全体を引き締めたいと思います。 ※ハボタンは冬を明るくしてくれる優れもの。ハボタン中心の寄せ植えやハンギング、リースはいかがですか? |
ポイント!後で入れ替えるものは鉢のままで。寄せ植えの作り方
このレシピでは、まずクリスマス用にミニポインセチアを合わせていきます。または、少し大きな鉢に植え替えて、鉢のまま落とし込んでおきます。
それは、クリスマスが済んだら、この鉢を出して、そこに今度はミニ葉ボタンたちを植えるからです。コンテナにずっと長くいる子たちは、鉢から出してちゃんと植えてあげましょう。