チェーンソーのよくあるお問い合わせ

こちらでは皆様からお寄せいただいたチェーンソーに関するよくあるお問い合わせについて回答しております。
お問い合わせの際にはまずこちらをご覧ください。

エンジンチェーンソーのよくあるお問い合わせ

  • Q
    暖機運転は必要ですか?
  • A
    暖機運転は機械の構成部品同士の馴染みを促がし、各部の働きを滑らかにさせる目的で行われます。 エンジン始動後、2~3分程度暖機運転を行って下さい。 暖機運転が完了したかどうかは、エンジンの回転が安定し、低速から高速回転にしたときに滑らかに加速するかどうかで確認できます。暖機運転完了後は、チェーンオイルが出ていることを確認しましょう。
  • Q
    ソーチェーンの張り具合について教えてください。
  • A
    注意

    注意

    ソーチェーンの張りを確認するときは、手袋を着用してください。
    ケガや火傷を負う恐れがあります。

    ソーチェーンの張りは作業中にも点検し、必要に応じて再調整してください。その場合はエンジンを停止し、エンジンが冷えてから点検・再調整をしてください。特に新しいソーチェーンは伸びが著しく、非常に外れやすくなるので、頻繁に張りの確認と調整を行ってください。
    張りがゆるい状態で使用するとガイドバーから外れやすくなり、ケガを負う恐れがあります。

    重要

    使用中にソーチェーンがたるんだ場合は、スプロケットカバー取り付け用のナット(1個)を1回転ゆるめた後、指で締めた状態で張りを調整してください。

    ソーチェーンの貼り具合
    1. フロントハンドガード(ブレーキレバー)を手前に引いて、チェーンブレーキが解除されていることを確認してください。
    2. スプロケットカバー取り付け用のナットを付属のソケットレンチを使って1回転ゆるめた後、指で締めた状態にしてください。
    3. ガイドバーの先端を持ち上げピニオンギヤを右に回し、ソーチェーンがバー下側に接触する程度に調整してください。
    4. ガイドバーの先端を持ち上げたまま、付属のソケットレンチを使ってナット(1個)をしっかり締め付けてください。その後ソーチェーンが手で動くことを確認してください。

    ■ソーチェーンの初期伸び

    • 新品のソーチェーンは初期伸び(部品同士がなじむまでに起こる全長が長くなる現象)が著しく、そのままお使いになると非常に外れやすい状態になり、怪我を負う恐れがあります。
    • 新品のソーチェーンをお使いになる際は、頻繁に張りの確認と調整を行ってください。
    • 1度外れてしまったソーチェーンは変形や破損している恐れがあるためお使いにならないでください。
  • Q
    エンジンチェーンソーの保管方法は?
  • A
    注意

    警告

    燃料ガスが充満している密閉された場所や、裸火、火花のあるそばに保管しないでください。
    火災の原因となります。

    注意

    製品を長期間(30 日以上)にわたって保管する場合は、下記の手順で整備をしてください。

    重要

    気圧や温度の影響によりチェーンオイルがチェーンソー本体下に垂れることがありますが異常、故障ではありません。保管する場合は、ウエス(汚れなどをふき取る布)や古新聞、ビニールなどを本体下に敷くことで周囲へのオイル付着予防になります。

    ソーチェーンの貼り具合
    1. 燃料タンク内の燃料を抜き取ってください。
    2. プライマリポンプを押す・離すの操作を数回くり返してプライマリポンプの燃料を抜き取ってください。
    3. エンジンを始動し、自然に停止するまでアイドリング(低速)運転してください。チョークノブを回して(ラッチ状態で)始動した場合は、スロットルロックアウトを押しながらスロットルトリガを少しだけ引いて、すぐ指を離してください。ラッチ状態が解除され低速状態になります。
    4. オイルタンク内のチェーンオイルを抜き取ってください。
    5. ストップスイッチを停止位置にしてください。
    6. 製品の外側に付いたグリース、オイル、ホコリ、ゴミなどをきれいに拭き取ってください。
    7. 本書に定められた定期的な点検をしてください。
    8. スクリュ、ナット類が締まっているか確認してください。ゆるんでいる場合は、増し締めしてください。
    9. スパークプラグを外し、適量(10 mL 程度)の2サイクルエンジンオイルをシリンダに入れてください。
    10. スパークプラグの取り付け穴の上にきれいな布を掛けてください。
    11. スタータグリップを数回引いて、エンジンオイルをシリンダ内に行き渡らせてください。
    12. スタータグリップをゆっくり引き、ピストンが最も上のところで止まるようにしてください。
    13. スパークプラグを取り付けてください。(スパークプラグキャップは接続しないでください)
    14. チェーンカバーを装着し、子供の手の届かないホコリの少ない乾燥した場所に保管してください。

充電式チェーンソーのよくあるお問い合わせ

  • Q
    1回の充電でどのくらい使用できますか?
  • A
    機種やバッテリー、チェーンソー刃の状態により異なります。
    【一例】
    BCS310/S(4934110010498):満充電で丸太径100mmを約100カット。
    BCS310T/S(4934110011143):満充電で丸太径100mmを約80カット。
  • Q
    オイルは何を使用します?
  • A
    チェーン刃保護のためにチェーンオイルを使用してください。チェーンソー使用時にオイルレベルをチェックし、必要であれば補充してください。
  • Q
    充電式チェーンソーで竹を切断することはできますか?
  • A
    竹は繊維が硬いため、ソーチェンを専用刃に交換して使用してください。専用のソーチェンが使用できるチェーンソーかどうか事前に確認が必要です。OREGON ソーチェーン、ガイドバー適用表をご参照ください。
  • Q
    ソーチェーンの張り具合について教えてください。
  • A
    注意

    注意

    ソーチェーンの張りを確認するときは、必ず手袋を着用してください。
    ケガや火傷を負う恐れがあります。

    ソーチェーンの張りを確認するときは、必ずバッテリを本体から取り外してください。
    不意の始動で事故や重症を負う原因となります。

    ソーチェーンの張りは作業中にも点検し、必要に応じて再調整してください。特に新しいソーチェーンは伸びが著しく、非常に外れやすくなるので、頻繁に張りの確認と調整を行ってください。
    張りがゆるい状態で使用するとガイドバーから外れやすくなり、ケガを負う恐れがあります。

    重要

    使用中にソーチェーンがたるんだ場合は、スプロケットカバー取り付け用のナット(1個)を1回転ゆるめた後、指で締めた状態で張りを調整してください。

    ソーチェーンの貼り具合
    1. バッテリが取り付けられていないことを確認してください。
    2. スプロケットカバー取り付け用のナットを付属のレンチを使って1回転ほど緩めた後に、指で締めてください。
    3. ガイドバーの先端を持ち上げ、チェーン張り調整ネジを矢印の方向へ回してください。ソーチェーンがガイドバーの下側に接触する程度に調整します。
    4. ガイドバーの先端を持ち上げたまま、付属のレンチでナットを矢印の方向へしっかり締め付けてください。
    5. 手でソーチェーンがガイドバーの周りを回転することを確認してください。

    ■ソーチェーンの初期伸び

    • 新品のソーチェーンは初期伸び(部品同士がなじむまでに起こる全長が長くなる現象)が著しく、そのままお使いになると非常に外れやすい状態になり、怪我を負う恐れがあります。
    • 新品のソーチェーンをお使いになる際は、頻繁に張りの確認と調整を行ってください。
    • 1度外れてしまったソーチェーンは変形や破損している恐れがあるためお使いにならないでください。
  • Q
    充電式チェーンソーの保管方法は?
  • A
    注意

    警告

    可燃ガスが充満している密閉された場所に保管しないでください。
    火災の原因となります。

    注意

    製品を長期間(30 日以上)にわたって保管する場合は、下記の手順で整備をしてください。

    ソーチェーンの貼り具合
    1. 電源スイッチを切ってください。
    2. 本体からバッテリを取り外してください。
    3. 製品が十分に冷えてから、外側に付いたホコリ、ゴミなどをきれいに拭き取ってください。
    4. 本書に定められた定期的な点検をしてください。
    5. スクリュ、ナット類が締まっているか確認してください。ゆるんでいる場合は、増し締めしてください。
    6. チェーンカバーを装着し、子供の手の届かないホコリの少ない乾燥した場所に保管してください。
    7. バッテリは充電器に取り付けないで充電器とともに、子供の手が届かないホコリの少ない乾燥した場所に保管してください。また保管温度は0 ~ 45 ℃としてください。

その他よくあるお問い合わせ

  • Q
    チェーンソーを使用するには、特別な教育・研修・免許などは必要ですか?
  • A
    個人で使用する場合は特別な資格は必要ありません。 仕事として使用する際には『チェーンソーによる伐木等の業務に係る特別教育』の受講が必要なほか、身を守る防護服(チャップス)または保護ズボンの着用が義務付けられています。 詳しい条件などは厚生労働省HPをご確認ください。
  • Q
    ハンドルの形状は複数ありますが用途別ですか?
  • A
    ハンドル形状の種類は大きく分けてリアハンドル型とトップハンドル型の2種類になります。
    • リアハンドル型

      ●リアハンドル型

      (一例)GC351やBCS310/Sなど
      本体前部と後方にハンドルがついており、両手の間隔が広いので安定感があることが特徴です。安定感があり真っ直ぐ切りやすいので伐木や丸太の切断におすすめです。

    • トップハンドル型

      ●トップハンドル型

      (一例)GC351やBCS310/Sなど
      本体上部と側面にハンドルがついており、小型・軽量であることが特徴です。小型・軽量で取り回しがしやすいので枝打ちなどの細かい作業におすすめです。

  • Q
    キックバック現象を詳しく教えてください。
  • A
    キックバック現象とは、ガイドバー先端部(特に上部1/4の部分)に物が接触すると、チェーンソーが作業者に向かって跳ね上がる現象の事をいいます。

    作業中にソーチェーンの先端が、木材、石などに接触した場合や、ソーチェーンが木にはさまれた場合に、キックバックが発生することがあります。作業をしている場所には、他の木材や切り株などの障害物がないことを確認してください。また必ず両手でハンドルを握ってください。
    ソーチェーンに接触し、重傷を負う原因となります。

    細い木や枝を切る場合、細い木や枝がソーチェーンに絡まったり、作業者の方に跳ね返って来たりして、バランスを失うことがありますので注意してください。
    飛散物に当たりケガを負ったり、転倒して重傷を負う原因となります。

    注意

    回転キックバック
    ガイドバー先端の接触が瞬間的にキックバックを引き起こし、ガイドバーが作業者の方向に跳ね返って来ます。

    回転キックバック

    直線キックバック
    ガイドバーが木にはさまれてソーチェーンが動かなくなったとき、エンジンの回転を上げると急にチェーンソーは後方に押し出されます。ガイドバーの上側で切断する場合も、チェーンソーは作業者の方へ押されます。

    直線キックバック

    第三者の立ち入り禁止

    作業中に他の人や動物などを作業領域内へ入れないでください。
    飛散物やキックバックなどにより、重傷を負う原因となります。

    無理な姿勢での作業禁止

    足元をしっかりさせバランスを保ち、安定した姿勢で作業をしてください。
    転倒や誤った操作などにより、事故や重傷を負う原因となります。

    回転キックバック
  • Q
    金属が切れる替刃はありますか?
  • A
    一般的に販売されている農林業用チェーンソーで金属は切断できません。例外として災害現場などの過酷な現場で使用される特殊なチェーンソーもあります。
  • Q
    目立てにはどのヤスリを使用すればいいですか?
  • A
    下記ヤスリの適合表をご確認ください。
    適用ソーチェーン(OREGON) ヤスリサイズ
    25AP、25F、91VXL/PX/F/R、80TXL 4.0mm(5/32")
    91PX 4.5mm(11/64")
    20・21・22BPX/LPX/LGX、95VPX/TXL 4.8mm(3/16")
    16H、19・19HX、59AC、59ACL、72・73・75DX/DPX/LGX/LPX/EXL 4.0mm(5/32")
  • Q
    目立ての方法を教えてください。
  • A
    注意

    注意

    エンジンを停止して、エンジンが冷えてから手袋を着用のうえ、目立てをしてください。
    ソーチェーンに接触し、ケガを負う恐れがあります。

    重要

    この製品に付属するソーチェーンタイプは、オレゴン91 PX です。

    目立ての方法
    • デプスゲージ:カッタの切り込み深さを決めます。
    • 右カッタ:木材を切削するカッタです。
    • タイストラップ:カッタとドライブリンクを結合します。
    • 左カッタ:木材を切削するカッタです。
    • リベット : 各部分のつなぎの役目をします。
    • ドライブリンク : スプロケットとかみ合い、動力伝達を受けると共に、ガイドバーの溝にはまりソーチェーン全体のガイドとなります。

    ソーチェーンの目立てには丸ヤスリと平ヤスリを使用します。丸ヤスリはカッタの研削に、平ヤスリはデプスゲージの研削に使用します。各ソーチェーンに使用する丸ヤスリの直径は次のとおりです。

    ソーチェーン 丸ヤスリの直径 (mm)
    91 PX 4.0

    上刃目立て角度は 30° です。

    1. 丸ヤスリを水平に保って、前方に軽く押し出してください。
    2. 手前に引くときは丸ヤスリをソーチェーンに当てないでください。
    3. 研削のとき丸ヤスリの径の 1/5 をカッタの上に出し、目立てをしてください。
    4. 左右のカッタの長さが均等になるようヤスリを掛けてください。
    5. ※正しい位置と角度を保つため、ヤスリホルダを使用してください。ヤスリホルダは別売りです。
    6. デプスゲージの調整は、デプスゲージジョインタと平ヤスリを用いてください。デプスゲージジョインタと平ヤスリは別売。
    7. 平ヤスリを用いて、デプスゲージのデプスゲージジョインタから出た部分を削ってください。
    8. 正しい位置と角度を保つため、ヤスリホルダを使用してください。ヤスリホルダは別売りです。
    9. デプスゲージを削った後は、デプスゲージジョインタを外し、デプスゲージの前方の角を平ヤスリで丸く仕上げてください。

    正しくヤスリを掛けられたカッタは次のようになります。

    91PX
    A : 上刃目立て角度 30°
    B : 上刃切削角度 55°
    C : デプス 0.65 mm

    ソーチェーンの目立てが終了したらソーチェーンをオイルに浸け、ヤスリ粉を洗い落としてから使用してください。ソーチェーンをガイドバー上でヤスリ掛けした場合は、オイルを十分に給油し、ソーチェーンをゆっくり回してヤスリ粉を洗い落としてから使用してください。