ポンプ特集
ポンプに関するよくあるお問い合わせ
こちらでは皆様からお寄せいただいたポンプに関するよくあるお問い合わせについて回答しております。お問い合わせの際にはまずこちらをご覧ください。
陸上ポンプについて
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Q陸上ポンプにはどのようなホースを使用したら良いですか?
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A吸込み側には、サクションホース等の硬くて潰れないホースをご使用ください。
吸込み側は負圧になりますので、柔らかいホースでは潰れてしまいます。ホースが潰れると水を吸い上げることができません。
吐出し側は、サクションホースやサニーホース等、様々なホースがご使用いただけますが、下記の注意が必要です。
サクションホースの場合は、硬くて折れ曲がらないのでポンプの能力が十分に発揮できますが、サニーホース等の柔らかいホースの場合は、使用場所に段差や曲がりがあるとホースが折れ曲がってしまい、ポンプの能力が著しく低下しますので注意してください。
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Q海水用でない陸上ポンプを海水に使用できますか?
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A海水用でない陸上ポンプを海水で使用した場合、ポンプの寿命が著しく短くなる可能性があり、推奨できません。液質に『海水』表記がある機種をお選びください。
液質に『海水』表記がある機種の場合でも、海水でのご使用の場合、清水での運転時に比べると、ポンプの寿命が短くなります。 ご使用後は清水で運転して洗浄していただく事により、ポンプの寿命への影響が緩和されます。 又、循環用途で使用される場合はこまめなメンテナンスが必要です。
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Q水槽の水の循環で水温が上昇するのはなぜですか?
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Aポンプは羽根車が回転する事により水を送りますが、その際に水との間で摩擦熱が発生します。
また、モータも発熱し水で冷却します。
これらが水温上昇の原因になります。
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Q陸上ポンプの吸上げ可能高さはどのくらいですか?
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A一般的に5m位が目安です(小型の陸上ポンプを除きます)。
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Qエンジンポンプのエンジンオイルは何を使用したら良いですか?
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AAPI分類 SE級以上のグレードで、10W-30または10W-40(※)の粘度のオイルを使用してください。
※表記しているオイルは一般的な市街地等で使用する場合の粘度です。寒冷地等で使用される場合は低温用の物を使用してください。
※詳細は各機種に付属のエンジンの取扱説明書をご確認ください。
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Qエンジンポンプのエンジンオイルはどれぐらいの頻度で交換したら良いですか?
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A交換時期の目安は初回は20時間程度、2回目以降は50~100時間です。
ただし、エンジンオイルは運転前に必ず点検・補給してください。
点検によりオイルの劣化や汚れがある場合は、交換時間にこだわらず交換してください。
井戸用ポンプについて
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Q冬季は凍結防止の為にどのようにすればいいですか?
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Aポンプ本体には凍結防止機構を内蔵おりますので、寒冷地では長時間にわたって運転しない時でも電源を切らないでください。又、外気温が特に低い地域ではその他にも凍結防止対策を行ってください。(詳細は取扱説明書をご確認ください)
致し方なく電源を切られる場合には、圧力タンク・吸込口継手の水を抜き、蛇口は開けた状態、呼び水口キャップは外した状態にしてください。
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Q井戸用ポンプを給湯器に使用しても大丈夫ですか?
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A給湯器へのご使用はしないでください。給湯器は一定の圧力を必要とする機器ですが、井戸用ポンプは一定の圧力が加わると停止する仕様です。これは、蛇口が閉まっていることを検知する為に圧力スイッチが備わっているからです。T給湯器に使用されると、ポンプの起動・停止が頻繁に起こる可能性があり、製品・部品の寿命への影響、騒音・振動による周囲への影響、吐出圧力の頻繁な変動といったことが予測されます。
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Qポンプが動かなくなりました。
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Aコンセントに電気が通っているかご確認ください(他の製品の電源プラグを差してみる等)。電気が通っている場合、サーモスタットが働いている可能性があります。
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Qポンプが頻繁に起動・停止を繰り返します。
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A圧力タンク内が水で満水となっている可能性があります。 圧力タンク内の水を入れ替えて、空気の層を作れるようにしてみてください。
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Qポンプは動くのに水を吸い上げません。
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Aポンプが動き水を吸い上げない場合、ポンプの「吸う力」が弱い、若しくは、空気を吸ってしまっていることが考えられます。 先ずは、ポンプの「吸う力」をご確認いただき、問題ない場合には吸込み配管等のご確認をお願いします。
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Q蛇口を開けていないのに勝手に動き出し、少し運転したら止まります。
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A圧力タンク内の圧力が抜けていることが考えられます。 井戸に逆流している、若しくは、外部に水漏れしていることで圧力が抜けている可能性がありますので、先ずは、圧力タンク内の水を井戸に逆流しないようにしている「中間弁」に砂等が挟まっていないか、斜めに取り付けられていないかご確認ください。
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Q空気補給器から水漏れがしています。
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A空気補給器の上部から水漏れがある場合、内部に砂等の異物が入ってしまっている可能性があります。
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Qポンプが止まりません。
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A蛇口を閉めていてもポンプが止まらない場合、外部への漏水、圧力スイッチの故障、ケーシングカバー・インペラの摩耗による性能低下が考えられます。
先ずはポンプ・配管等から外部への漏水の有無をご確認ください。
漏水が無い場合、圧力スイッチの交換、ケーシングカバー・インペラの交換をお試しください。
水中ポンプについて
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Q水中ポンプを水に浸ける時は、どこを持てば良いですか?
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Aポンプの持手を持って水に浸けてください。水深が深くて手が届かない場合は、ロープなどを持手にしっかり括りつけて下ろしてください。
※電源ケーブルを引っ張らないでください
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Q水がなくなった後、そのまま水中ポンプの運転を続けても大丈夫ですか?
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A水がなくなったら必ず電源をOFFにしてください。空気を吸う状態で運転を続けると故障の原因になります。
水がなくなることが想定される現場では、自動でON/OFFを切り替える自動タイプのポンプもご検討ください。
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Q水中ポンプは24時間連続して運転しても大丈夫ですか?
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A水位があれば問題ありませんが、運転時間が長くなることでポンプの寿命が近づきます。
吐出口が上にあるタイプ・・・連続運転可能最低水位以上の水位
吐出口が横にあるタイプ・・・全水没する水位
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Q水中ポンプはどれくらいの水位があれば、使用できますか?
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A取扱説明書の、最低起動水位、連続運転可能最低水位をご参考ください。
最低起動水位以上あれば、運転を開始できます。
連続運転可能最低水位以上あれば、連続運転し続けられます。
※ご使用の環境によっては値が異なる場合があります。
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Q漏電遮断器を水に濡らしても大丈夫ですか?
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A絶対に濡らさないでください。防水構造になっていません。
電子部品である為、水濡れ禁止です。
濡らしてしまった場合、漏電遮断器がはたらいてポンプが動かなくなります(漏電遮断器のランプが点灯します)。
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Q清水用の水中ポンプを泥水に使用することはできますか?
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A異物の詰まりや摩耗等により寿命が著しく短縮される可能性があり、推奨できません。
やむを得ず使用される場合は、ポンプをブロック等の上に置いて、砂やゴミ等が入らない状態にすると影響の緩和が期待できます。 泥だけでは排水できないため、泥の中に埋まってしまわないようにご注意ください。
またご使用後は清水でポンプ内を洗浄してください。泥・砂などが内部に残ると、次回使用される際に詰まって運転できなくなる場合があります。
※異物混入が原因の故障等は保証期間内であっても保証対象外となりますので注意ください。
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Q汚水用・固形物混入水用の水中ポンプを清水に使用することはできますか?
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Aご使用いただいて問題ありません。
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Q海水用でない水中ポンプを海水に使用できますか?
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A海水用でない水中ポンプを海水で使用した場合、ポンプの寿命が著しく短くなる可能性があり、推奨できません。
製品詳細画面にて、液質に『海水』表記がある機種をお選びください。
液質に『海水』表記がある機種の場合でも、海水でのご使用の場合、清水での運転時に比べると、ポンプの寿命が短くなります。
ご使用後は清水で運転して洗浄していただく事により、ポンプの寿命への影響が緩和されます。
又、循環用途で使用される場合はこまめなメンテナンスが必要です。
※使用する海水濃度、温度の影響により、より寿命が短くなる恐れがあります。
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Q水中ポンプをお湯に使用することはできますか?
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A弊社の水中ポンプはすべて常温(0~40℃)用ですので、範囲外の温度の液体には使用しないでください。
温度の高い液体で使用されますとモータが冷却されず、自動焼損防止装置が働いてポンプが止まったり、故障の原因になります。
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Q狭い所に自動式の水中ポンプを設置しても問題ないですか?
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Aフロートが壁に接触せず自由に動く為に必要なマス(ピット)の大きさは400×400×400㎜以上です。
ただし、ポンプは隅に置くものとします。
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Q漏電遮断器をスイッチ代わりに使用できますか?
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Aスイッチ代わりに使用することはできません。
漏電遮断器の「(切)テストボタン」と「(入)リセットボタン」は、漏電遮断器が正常に作動するかどうかを確認するためのボタンです。異常時にのみ使用することが想定されているため、頻繁に使用すると故障する恐れがあります。
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Q水中ポンプは締切運転をしても大丈夫ですか?
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A締切運転を行うと、ポンプの内圧が高まり故障の原因になりますので、できる限り行わないでください。
やむを得ず行われる場合は、5分以内にしてください。
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Q水中ポンプはバルブで絞って水量を少なくしても大丈夫ですか?
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A問題ありません。
モータにかかる負荷が少なくなり、消費電力が少なくなります。
ただし、締切運転にはご注意ください。
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Q水中ポンプを水槽の水の循環用に使用しても大丈夫ですか?
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A問題ありません(海水を除く)。
ただし、水槽の水量が少ないと水温が上がり、モータが冷却できなくなることで、ポンプが停止してしまう場合もあります。その場合は、モータの熱が冷めることで自動的に再始動しますので、ご注意ください。
循環用としてお使いの場合、24時間連続運転となる場合が多いと思われますが、運転時間が長くなることでポンプの寿命が近づきます。
※人や生き物が入っている水中でポンプを運転しないでください
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Q水槽の水の循環で水温が上昇するのはなぜですか?
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Aポンプは羽根車が回転する事により水を送りますが、その際に水との間で摩擦熱が発生します。
また、モータも発熱し水で冷却します。
これらが水温上昇の原因になります。
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Q水中ポンプの羽根車の正しい回転方向の確認方法を教えてください。
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A電源をONにした時のポンプの反動で確認できます。
上側から見て反時計回りに反動があれば、正しい回転方向です。
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Q油混じりの水を排水できますか?
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A油混じりの水であれば排水できますが、油のみの場合はできません。ただし、電源ケーブルが油の影響で硬化します。硬化した場合柔軟性がなくなり、電源ケーブルを曲げたときに破損する可能性が高くなります。ゴム部品が膨潤することで漏れが発生したり、樹脂部品の早期劣化が懸念されます。
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Q汚水用と固形物混入水用の違いは何ですか?
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A汚水用は、固形物のある液体には使用できません。吸い込み口に網状のゴミ避け(ストレーナ)を取付けています。
固形物混入水用は、移送できる固形物のサイズは機種によって異なりますが、おおよそ3cm程度の球形の固形物が移送できます。
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Q水中ポンプの自動式と非自動式の違いは何ですか?
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A自動式…ポンプにフロート(浮き子)が付いていて、水位が上がった時にフロートが上を向き、電源がONに切り替わって排水します。
排水されて水位が下がりフロートが下を向いた時に電源がOFFになります。
非自動式…ON/OFFの切り替えは電源プラグをコンセントに抜き差しして行います。
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Q水中ポンプの寿命はどれぐらいですか?
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A清水で使用した場合、ポンプの寿命は合計運転時間3000時間が目安です(直流電源用を除く)。
ご使用環境や個体差によって、前述の目安よりも寿命が長くなったり短くなったりすることがあります。
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Qなぜ水中ポンプの寿命は3000時間が目安なのですか?(直流電源用を除く)
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Aモータが浸水するのを防ぐ必需部品として、メカニカルシールがあります。
この部品は消耗部品であり、この部品の寿命の目安が、清水での運転で3000時間のためです。
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Q潤滑油の交換をしたいのですが、何を使えば良いですか?
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A流動パラフィン、または粘度「10」くらいのサラサラなオイルを使用してください。
粘性が高いものを使用しますと、モータに負荷がかかり発熱の原因となります。
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Q水中ポンプを使用していますが、運転開始直後は水が出るのですが、数分でモータが止まってしまいます。何が原因でしょうか?
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Aモータに内蔵されている保護装置が作動していることが考えられます。
この保護装置はモータ焼損防止用ですので、モータの温度が異常に上昇すると作動します。
モータの温度上昇の原因は、下記の3点が考えられます。
・低水位での運転
・電圧降下
・周波数間違い
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Q空運転で水中ポンプが停止していました。
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Aまず考えられるのは、自動焼損防止装置が作動し、モータが停止している場合です。
モータが熱を持っている場合は冷めた状態になってから、再度電源をONにしてみてください。
それでもポンプが動かない場合や自動焼損防止装置が備わっていない機種の場合、故障が考えられますので、修理にお出しください。
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Q水中ポンプを使用していますが、以前は水を送れたのに、今は水を送れません。
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A電源をOFFにしてからポンプを水から引き上げ、電源をONにした状態で吐出し口に手をかざしてみてください(空気中での運転は、数秒程度としてください)。状態により、下記1.~3.をご確認ください。
1.モータが回っている音がして風も出てくるようであれば、エアロックにより水が出ていない可能性があります。
下記の動画の「エアロック」の項目をご参考ください。
2.モータが回っている音がしても風が全く出ていないようであれば、羽根車にゴミが詰まって動かなくなっている可能性があります。
取扱説明書の手順に沿ってポンプを分解、清掃、再組立をして、再度運転してください。
又、下記の動画の「異物による羽根車ロック」の項目をご参考ください。
3.モータが回っている音がしないようであれば、保護装置が働いているかモータが故障している可能性があります。
保護装置が働いている場合、羽根車にゴミが詰まって動かなくなっていることが原因の可能性があります。取扱説明書の手順に沿ってポンプを分解、清掃、再組立をして、再度運転してください(運転前に、モータが常温程度に冷めていることをご確認ください)。
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Qフロートが動いても水中ポンプが水を送れません。
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A電源をOFFにしてからポンプを水から引き上げ、電源をONにしてフロートを上げてみてください(空気中での運転は、数秒程度としてください)。状態により、下記1.~2.をご確認ください。
1.モータが回っている音がして風も出てくるようであれば、エアロックにより水が出ていない可能性があります。
下記の動画をご参考ください。
2.モータが回っている音がしないようであれば、下記の3点が主に原因として考えられます。
・フロートの故障
・モータ内部の液面リレーの故障
・モータの故障
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Q現場で漏電遮断器が作動したのに、持ち帰りもう1度確認したら作動しませんでした。
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Aポンプが漏電しているようです。
漏電遮断器が作動するのは、電気が地中に漏れたときです。
再確認した際、木やプラスチックなどの絶縁物の上で確認していませんか?
絶縁物の上では電気は漏れないため、漏電遮断器が作動しなかったことが考えられます。