コメリオリジナル
農薬特集

確かな効き目と優れたコストパフォーマンスで農業生産者の皆様を応援!一流メーカーとのタイアップと、全国1200店舗の販売力を背景に開発したオリジナル農薬で、コスト削減と収量向上を強力バックアップ。

ユーザー実感レポート

コメリオリジナル農薬をユーザー自身の圃場で実際に使用されての感想をいただきました!使ってナットクの防除効果!!自信を持っておススメします。

カミオンMX

作物 レポート
水稲

ソルネットとカミオンの体系処理はコストパフォーマンスの良さが魅力です。福井県福井市 農事組合法人 畑農産 代表理事 畑 亘さん

お父様と従業員合せて5名体制で、乾燥・調整、精米まで管理し、クチコミによる個人直販で販路を開拓。水稲10ha(コシヒカリ、あきさかり、夢ごこち、ハナエチゼン)を作付。

口コミでファンを増やし、売掛で信頼をつくる

「去年は乾燥機を2台、新しく入れたんです」と快活に話すのは、福井市の担い手 畑 亘さん。ゼロからの積み上げで個人直販の販路を開拓し、クチコミでその顧客を増やしてきたと言います。栽培した米を乾燥・調整、精米して自ら顧客に配達してまわるのが畑さん流。決済は配達時に代引きで、遠方への配送は売掛で行っているのだとか。
「お客さんからの紹介で、遠方のファンの方も増えました。そんなお客さんには代引きと言うわけにはいかないので、売掛で販売しています。お客さんも安心して購入できますからね」。
生産者の顔が見えるお米だからこそ、除草など管理作業の手を抜くことはできない、と畑さん。代かき後に初期剤、田植え1週間後に初・中期一発剤を散布し、7月ごろ残草した多年生雑草に対して中後期剤をスポット処理、というのが以前の畑さんの除草スタイルでした。

ヒエも、その他雑草もしっかり抑草

畑さんがコメリの紹介でカミオンMX1キロ粒剤を導入したのは4年前のこと。それ以来、代かき後にソルネット1キロ粒剤、田植え1週間後にカミオンMX1キロ粒剤を散布していらっしゃいます。
「カミオンの体系に替えてからは、ヒエに困らなくなりましたね。ほかの雑草もほとんど出ていません。ソルネットもカミオンも経済的な価格なので、すごくコストパフォーマンスがいいんです」と畑さんは言います。
また、畑さんは1.2haの大区画圃場に対してロータスMXジャンボを採用。省力できて助かった、と胸をなでおろします。
「その圃場は長辺が100m以上あるので、動散背負って田んぼの中歩くのが大変なんです。ロータスMXジャンボは、片手で投げ込みながら畦を歩くだけなのですごく楽ですね」。
来年は、ラジコンボートによる初期除草剤散布にも挑戦したい、と畑さん。今後も担い手の活躍に目が離せません。

水稲

ヒエやホタルイに効くね。
作業が楽になってコストも下がったよ。福井県丹生郡越前町 清水博美さん

サラリーマン時代を経て58歳の時、専業農家に。現在は農事組合法人 天宝に所属し、水稲12ha(コシヒカリ、あきさかり、ハナエチゼン)のほか麦、そばなどを作付。

越前ガニの粉末でコメの食味が向上!?

農事組合法人 天宝の社員として、農作業のかたわら営業としても集落を巡回し、お米のチラシを配布するなど精力的に活動する清水博美さん。以前に所属していた生産組織では、付加価値の高いお米について試行錯誤されていたそうです。
「越前ガニを乾燥させた粉末に微生物を加えたものを、7月に動噴で田んぼにまくと、米の食味が上がるんだ。米の商談会では、一人で目立つ赤いはっぴを着てお客さんの対応をしてた。すべては顔を覚えてもらうためにね」。
そんな清水さんも、なかなか上手に抑えられない田んぼのノビエやホタルイには手を焼いていたそうです。そこで、5年前からコメリの紹介で使い始めたのが、カミオンMX1キロ粒剤。今では4月下旬の代かき後にエリジャン乳剤を、5月上旬に田植え同時処理でカミオンMX1キロ粒剤を散布していらっしゃいます。

ホタルイの発生もかなり少なくなった

「田植え後は深水管理でしっかり水をはっておくんだけど、カミオンMXはヒエによく効くよね。コストも経済的だから助かるんだ」。
 カミオンMX1キロ粒剤は、田植え同時処理ができるから省力できて楽、と清水さんは言います。また、ホタルイについても、以前よりかなり発生が少なくなったのだとか。
 「以前は6月下旬ごろに中後期剤をまいてたんだ。代かきをしっかりやっていることもあるんだけど、カミオンMXにしてから中後期剤はほとんどまいてない。残効が長いっていう感じだね」。
以前とくらべて水田の除草作業が楽になり、コストも下がったと喜ぶ清水さん。今後の農業経営についてお聞きしました。
「年配者がキャビン付きのトラクターに乗るんじゃなくて、もっと若い人にどんどん乗ってもらったり、楽しい作業をさせなきゃダメです」。
今後は法人の後継者育成に尽力したい、と地域の農業を真摯に見つめる清水さんでした。

水稲

近所の人から「ヒエが全然ないね」って。
ラクだから、カミオンMXをすすめたよ。鹿児島霧島市 藤崎 健(たつる)さん

中山間地区の農家代表を務める兼業農家。水稲80a(ヒノヒカリ)、そばなどを作付。

後期剤の2回散布は恒例の作業

近所の人から「ヒエが全然ないね? 除草剤なにまいたの?」と聞かれるようになったと笑う藤崎 健さん。その陰には不断の努力がありました。藤崎さんの圃場は砂壌土で、1日で水が半分抜けてしまうような水持ちの悪い水田。ヒエ、コナギが問題雑草です。
藤崎さんは11〜12月と2月、4月に1回ずつ計3回耕起を行い、荒代と植代の計2回代かきを実施。耕起と代かきをていねいに行うことで、できるだけ雑草密度を抑える努力をしていらっしゃいます。しかし、それでも思うようにヒエやコナギが抑えきれません。以前の除草体系は、田植え後に初・中期一発剤を散布、7月には取りこぼしたヒエ、コナギなどに後期剤を2回程度散布するのが恒例となっていました。

水持ちが悪いのに、ヒエの取りこぼしが解消

1年目の試験を経て、去年から全圃場でカミオンMX1キロ粒剤(以下、カミオンMX)を導入した藤崎さんは、田植え2〜3日後にカミオンMXを動噴で散布。その効果にご満足の表情です。
 「去年も今年も、あれだけ問題だった取りこぼしのヒエとかコナギが全然出てこないんだ。うちの田んぼは水持ちが悪いのにね。だから、夏の暑い時期に2回も動噴背負ってまいてた後期剤も、まかないで済んじゃった。ホントにカミオンだけしかまいてないよ。ラクさせてもらってるね(笑)」。
 後発のヒエがひどいときは、後期剤だけでは足りず、9月上旬ごろ水田に入り、鎌で刈り取っていたという藤崎さん。
 「暑い時期のつらい作業がなくなって、今はホッとしてるんだ。これはいいって、近所の人にもカミオンMXをすすめたよ」。
 これからは個人直販も増やすつもり、と藤崎さん。来年は作付を1.7haに広げ、全圃場でカミオンMXを使いたい、と意欲満々です。

水稲

白く枯れるから、効果がわかりやすい。
除草が1回で済んで助かったよ。石川県中能登町 堀川 満さん

兼業で水稲2ha(コシヒカリ)を作付するベテラン農家。育苗は近隣の仲間とグループで管理。米は個人直販、米卸会社に販売。

以前は除草剤を3回散布

能登半島の中央にあたる中能登町で織物業を営む兼業農家の堀川 満さんは、先祖代々の水田をご家族で管理していらっしゃいます。1枚8aの水田を複数抱えることから、作業の省力化は重要なテーマ。中でも雑草防除の省力は、最も大きなウエートを占めています。
以前の除草スケジュールは、代かき時に初期剤の原液を手振り散布、5月上旬に田植え、田植え25日後あたりで中期剤、6月下旬に後期剤をスポット的に散布というものでした。
 「初期剤の手振り散布は大変なんだ。ぬかるんだ田んぼを歩きながら手振りするから、手も足腰も疲れちゃう。1枚の田んぼに20分ぐらいかかるしね」。
 そこで今年からは、全圃場でカミオンMX1キロ粒剤(以下、カミオンMX)を田植え同時散布しました。

ヒエ、ホタルイをおさえて、しかも経済的

「以前はどうしてもヒエ、ホタルイがおさえられなくてね。初期剤、中期剤、後期剤と3回まいてたけど、今年はヒエもホタルイもほとんどなかったから、ラクできたよ。カミオンMX1回だけで済んでホント助かった。価格も経済的だしね」。
堀川さんが今回目を丸くしたのは、カミオンMXの白化作用です。
「散布2週間後ぐらいにヒエが白くなってきたから、あれ?って思ってね。あとで聞いたら、雑草が白くなって枯れるんだってことで、なるほどこれは分かりやすいと思ったんだ」。
コメリのアドバイザーからの提案で、試してみたいことがある、と堀川さんは続けます。
「田面が高いところに多年生のオモダカが生えてきて、こいつだけはどうしても残っちゃう。タッチダウンiQを稲刈り後に秋期散布すると、翌年の雑草発生密度が減っていくらしいから、今年からぜひ試してみたいね」。
畦畔も同時にタッチダウンiQで、と堀川さん。奥様、ご長男とともに力を合わせ、さらなる省力化に向けた試行錯誤が続きます。

水稲

カミオンMXしかまいていないのに、近所の人から「きれいな田んぼだね」って。福井県美浜町 大野克弥さん

株式会社大野農園の代表。水稲は作付30ha(ハナエチゼン、コシヒカリ、あきさかり、日本晴など)、作業受託4haを経営。そのほか、大麦、ねぎ、キャベツも作付。

コナギ、ホタルイが問題雑草

 ご両親やアルバイトなどのスタッフとともに農園を経営する福井県の大野克弥さん。稲刈りの真っ最中に圃場へとおじゃましました。大規模経営の課題である省力化とコストダウンをめざす大野さんが手がけるメイン品種は、コシヒカリなど5月中下旬植えの品種です。そんな大野さんの課題だったのが、ヒエ、コナギ、ホタルイなどの問題雑草
 「田植え同時処理で初・中期一発剤をまいて、その後、発生してきたヒエ、コナギ、ホタルイに対して中・後期剤を散布、というのが今までのスタイルでした」。
 大野さんは、コメリのアドバイザーからの紹介で、昨年から全圃場にカミオンMX1キロ粒剤(以下、カミオンMX)を導入。田植え同時処理で散布していらっしゃいます。

中・後期剤の散布がなくなって省力化

 メインのコシヒカリでは、代かきを2回行った後、5月上中旬にカミオンMXを田植え同時処理、9月上旬から下旬にかけて収穫を行います。
 「ヒエ、コナギ、ホタルイといった問題雑草をきちんとおさえてくれましたね。去年も今年も、一部を除いてほとんどの圃場は、カミオンMXだけでOKでした。中・後期剤はまいていません。コシヒカリだけじゃなくて、5月植えのあきさかり、日本晴の圃場もカミオンMXだけでおさえてくれましたね。『きれいな田んぼだね、何まいてるの?』って近所の農家に聞かれるとうれしいもんですね(笑)」。  全体で170枚の水田を管理し、販売用の育苗も手がける大野さん。コストダウンもさることながら、作業の省力化も大きいところ。
 「除草剤のコストが以前よりぐっと減ったので、経営的にすごくプラスです。それと、キャベツとか花もやっているので、中・後期剤の散布がなくなった分、そっちの作業にまわせて助かりますね」と大野さん。
 水稲はいかに収量を上げてコストを落とすか。水稲以外の作物経営バランスも模索中、と話す大野さんに地域の担い手として期待がかかります。

水稲

2年目の今年はもう完璧。
ヒエや抵抗性雑草が見当たらないよ。新潟県燕市 渋木久英さん

水稲20ha(コシヒカリ、山田錦、こがねもち、ゆきん子舞、どんとこい)、大豆、いちじく、アスパラガス、自然薯などを作付・販売。有限会社百笑やの常務としても活躍。

活水とアミノ酸で育てた自慢のブランド米

バイオセラミカ栽培で育てたコシヒカリを『越(えっ)匠(しょう)米(まい)』というオリジナルブランドで販売するのは、新潟県の渋木久英さん。これは、特殊なセラミックを活水器に使用した水で稲を育てる農法なのだとか。
「稲の生育とか根張りが良くなるし、硬質米になる傾向があるから、寿司米に向いてるんだ。それと、アミノ酸エキスを反あたり6リットルずつ、栽培中3回ほど散布してるんだけど、食味が上がるし、米の甘みが出てくるんだよね」。
そんな渋木さんが高品質な米づくりに欠かせない、と話すのが「水田雑草対策」。ノビエ、コナギ、ホタルイやオモダカといった問題雑草をなんとかしたい、という思いを以前からお持ちでいらっしゃいました。

抵抗性のホタルイ、コナギやアゼナにばっちり

渋木さんは、昨年からカミオンMX1キロ粒剤(以下、カミオンMX)を導入。田植え同時処理でカミオンMX、田植え7日後に初・中期一発剤という体系処理を実施していらっしゃいます。
 「以前はね、ヒエとか抵抗性のホタルイやコナギがどうしても残っちゃって大変だったんだ。それが、カミオンMXにしたら、そうした雑草が1年目に半分ぐらいまで減って、2年目の今年はほとんど見当たらないぐらいになった。もう完璧だね(笑)。アゼナにもしっかり効いたから、広葉もばっちり」。
 もう一つの問題雑草オモダカについては、コメリから紹介された新しい除草法「水田刈跡の秋期散布」を今年から試すつもり、と渋木さん。これは、非選択性除草剤タッチダウンiQを水田刈跡に再生したオモダカに散布し、翌年の発生を低減させる技術です。
 「収穫後、オモダカが再生してきたら50倍でタッチダウンiQをまくといいんだってね。2〜3年続けるとオモダカが無くなるらしいから期待してるんだ」と渋木さん。今後の雑草対策にも余念がありません。

ロータスMX1キロ粒剤

作物 レポート
水稲

以前苦労していたヒエはもちろん、ホタルイもぐんと減って楽になった。岩手県遠野市 菊池正光さん

専業農家の4代目。水稲6.4ha(ひとめぼれ、あきたこまち)を作付するほか、水稲4haを作業受託、肥育牛3頭を肥育。

2〜3日で水が抜ける砂質土壌で除草に苦戦

 自作の牛糞堆肥を使った循環農業に取り組む、岩手県の菊池正光さん。経営する6.4haの水田では、水持ちの良くない圃場が多いため除草剤の効果が芳しくなく、試行錯誤の日々が続いていました。
 「砂質土壌の田んぼが多くて、ひどいところは2〜3日で水が抜けちゃう。だから、除草剤が効かずに結局、中後期剤に頼ることになるんだ」と菊池さん。以前は、代かき後に初期剤、田植え後に初・中期一発剤、その後残草したホタルイ、シズイ、クログワイを中後期剤で処理、という体系処理を行っていました。播種、田植え、稲刈りは人を雇って作業分散するものの、除草作業は菊池さんお一人で汗を流していたそうです。
 そんなときコメリの紹介で3年前に導入したのがロータスMX。水持ちの度合いに応じて1キロ粒剤とジャンボ剤を使い分け、田植え後1週間までの間に使用していらっしゃいます。

除草剤散布はロータスMXのみでOK

 「水持ちが良くない田んぼは、以前はヒエがすごかったんだけど、ロータスMXに替えてからはほとんど見かけないね。だから、除草剤はロータスMXしか散布してないよ」。
 菊池さんの現在の除草体系は、田植え1週間以内にロータスMX1キロ粒剤かロータスMXジャンボを散布、その後夏場にかけて乗用除草機で3回程度、本田の土壌管理をされています。
 「乗用除草機は土壌をかくはんして酸素を送り込むのが目的。雑草の管理も兼ねてるけど、以前よりもヒエとかホタルイの発生が減ってるので、乗用除草機での管理も楽だよ」。
 また、水持ちがそれほど悪くない圃場ではロータスMXジャンボが活躍。「投げ込むだけだから散布が楽だし、すぐに広がるから効果が目に見える感じでいいね」と評価してくださいました。  面積は減らしても手間をかけて美味しいお米をつくっていきたい、とお米づくりにかける情熱は人一倍の菊池さんでした。

水稲

コストパフォーマンスは圧倒的。
来年も全圃場でコレを使うよ。岩手県遠野市 菊池清正さん

水稲2ha(ひとめぼれ、あきたこまち、いわてっこ)を作付。一般社団法人 遠野かやぶき保存協会の理事も務め、農閑期にかやの採草にも従事。

昨年はじめてロータスMXを試験散布

 水稲農家のかたわら、11月から翌年4月の農閑期に、山の中でかやを採草し出荷する遠野市の菊池清正さんの作業場にお邪魔しました。遠野の山里を再現した遠野ふるさと村の集落にも、菊池さんが採草したかやが使われているそうです。
菊池さんの例年の水稲栽培スケジュールは、4月下旬に播種、5月上旬に耕起、中旬に代かき、下旬に田植え、9月下旬から10月上旬に収穫を迎えます。水稲除草剤は、田植え1週間後に初・中期一発剤、7月に残草したホタルイやオモダカに対して中後期剤を使用していらっしゃいます。
 菊池さんは昨年はじめてロータスMX1キロ粒剤を試験的に散布。田植え1週間後に動力散布機で30aの圃場に散布しました。さて、果たしてその効果は…

発生後のヒエがしっかり枯れた

ヒエによく効いたね。ロータスMXを散布したときは、ヒエがある程度伸びてる状態だったけど、しっかり枯れてくれたから助かった」と微笑む菊池さん。ヒエ以外の雑草についてはいかがだったのでしょうか。  「ホタルイやオモダカとかの雑草も中干しまでは抑えてくれるよ。だから、7月に中後期剤を散布するときに負担が軽くなるから助かる」。
 以前使っていた初・中期一発剤とくらべて、菊池さんにとってなにが一番のメリットなのか。ズバリ本音を聞いてみました。
 「以前使ってた除草剤も効果は結構高かったけど、ロータスMXは同等の効果の高さで低コスト。コストパフォーマンスは圧倒的にこっちに軍配だね(笑)」。
 昨年の試験散布の結果を受け、今年は全圃場にロータスMX1キロ粒剤を使用されたとのこと。「来年も引き続き全圃場で使うつもり」と力強く語ってくださいました。

水稲

もうノビエの顔は見たくない。
だから、来年もロータスMXを使います。秋田県大仙市 佐々木喜清さん

サラリーマン時代を経て30歳を機に専業農家へ。水稲30ha(あきたこまち、めんこいななど)を作付し、直販も精力的に展開している。

課題は離農する周辺農家の受け皿づくり

自動車のディーラーに勤めていた佐々木喜清さんが会社をやめて就農したのは、お父様の作付面積が10haを超えたころ。ちょうど作付面積が拡大しはじめたころで、一人で面積をこなす父親をサポートする形での転身でした。それから年々経営面積は増えて、今では30haの規模に。現在の課題は、2〜3年後に離農する農家が増加することを見据えた、その受け皿づくりです。
 現在は、直播栽培の導入や、ドローンによる水稲除草剤・殺虫剤・殺菌剤の本田散布を導入するなど、さらなる面積拡大のための省力化にも余念がありません。
 就農以来の課題となっているのは、水田雑草対策です。特にノビエは一番の問題雑草。以前の水稲除草剤は残効が短かいこともあり、2〜3年前はノビエが多発して中・後期剤での処理に頼らざるを得ませんでした。

長期残効で、収穫までロータスMXだけでOK

 佐々木さんは今年、コメリの紹介でロータスMX1キロ粒剤を田植え同時処理ですべての圃場に散布。その結果に思わず笑みがこぼれます。
 「30haのうち、29haの田んぼはノビエを完全に抑えてくれたんです。効果は抜群でしたね。残効も長くて、29haの田んぼはロータスMX1キロ粒剤だけで刈り取りまでOKでした」。
 来年も全圃場でロータスMX1キロ粒剤を使うつもり、と佐々木さん。その理由を尋ねると、「以前は、お盆ごろに稲の背丈を追い越して取りこぼしたノビエが顔を出してくる。もう、ノビエの顔は見たくないんです(笑)」という答えが。
 一緒に作業をする父親が高齢なことから、ジャンボ剤の導入を検討しているという佐々木さん。来年は、一部の圃場で試験的にロータスMXジャンボも試してみたい、とさらなる省力化に向けた佐々木さんの挑戦は続きます。

水稲

ノビエやホタルイなど雑草ひとつなく、残効は30〜40日以上ありました。新潟県新潟市 大岩 茂さん

水稲6.5ha(こしいぶき、コシヒカリ)のほか、直売所向けの野菜を作付。

ロータスMX1キロ粒剤を田植え同時処理

新潟の下越地方にあたる新潟市西蒲区は、角田山や多宝山といった山並みを臨む観光地としても名高いエリア。遠くの山並みが美しい平場の水田地帯にある大岩 茂さんの圃場におじゃましました。
大岩さんの圃場は、4月下旬に田植え、6月上旬に中干し、9月上旬に収穫を迎える栽培スケジュール。毎年悩んでいるのは、ノビエやホタルイ、コナギといった水田雑草対策です。大岩さんは、コメリの紹介で今年はじめてロータスMX1キロ粒剤を導入。田植え同時処理で全圃場に散布し、その後に液剤の水稲除草剤を体系処理しました。さて、その効果はいかがだったのでしょうか。

薬害の心配もまったくなし

 「残効は田植えしてから30〜40日以上はありましたね。とにかく中干しするまでは、ノビエ、ホタルイ、コナギはもちろん、雑草ひとつ生えてなくて完璧でした。今年は何もしなくていいからすごくラクだなって、その時思っちゃったぐらいです(笑)」。
 以前使用した田植え同時処理の除草剤は、薬害が出てしまったこともある、と話す大岩さん。その点、ロータスMX1キロ粒剤は薬害の心配もまったくなかったそうです。
 「今後は、なかなか枯れてくれない多年生雑草をどのように処理していくかが課題です。問題になっている雑草の草種に応じて、水稲除草剤の組み合わせも変えていく必要もありますね」と来年に向けた雑草対策の抱負を語ってくださいました。

水稲

ヒエとクログワイによく効きましたね。
取りこぼしの手取り除草がなくなりました。鹿児島県伊佐市 鶴留哲司さん

コメリの農業アドバイザーのかたわら、水稲2ha(ヒノヒカリ)、和牛繁殖を手がける兼業農家。お米はJAに全量出荷。

以前は、3〜4日かけて手取り除草

「コストを下げるのも大事だけど、下げすぎたらダメです」と話すのは、兼業農家の鶴留哲司さん。安価な農薬は、値段なりの効果しか上がらないので、価格だけを考えて選ぶと結局は品質や収量が落ちる、というのが鶴留さんの持論です。
 「私が目指すのは、まずまずの品質で、収量もそこそこ上げる。そんなバランスを考えた農業スタイルなんです」と鶴留さん。収量にブレが出るからと堆肥は入れず、昨年からは有機質の化成肥料を基肥として施肥していらっしゃいます。
 そんな鶴留さんがずっとはがゆい思いをしてきたのが、水田雑草対策。以前は田植え1週間後に初・中期一発剤、8月から9月にかけて取りこぼしたヒエやクログワイに対して、後期剤を散布してきました。
 「場所によってはヒエを手取り除草していましたが、発生量が多いときは3〜4日かかるので重労働なんです」と鶴留さんは苦笑いで話します。

取りこぼしのクログワイがなくなった

鶴留さんは昨年と今年、ロータスMX1キロ粒剤(以下、ロータスMX)を20aの圃場で、田植え8日後に動噴で試験散布しました。
 「ヒエとクログワイによく効きましたね。だから後期剤も必要なかったし、ヒエの手取り除草もしないで済みました。今まで暑い時期に草取りしていた苦労を思うと、ラクになったなあって実感します。以前は、取りこぼしたクログワイがコンバインに詰まるので、ゆっくり刈り取っていましたが、それも気にすることがなくなりました」。
 なんと今年は、ロータスMXを散布した当日、大雨が降って水田の水がオーバーフローしてしまったのだとか。
あれだけ雨が降ったにもかかわらず、効果がほとんど落ちなかったのでビックリしました。それと、拡散性についても、畦から投げ込むとサーッとまんべんなく広がるから、安心して散布できましたね」。

 美味しいと言われると励みになるから、将来的には、個人直販でお米を消費者に届けたい──品質と収量のバランスをめざして、鶴留さんのチャレンジは続きます。

ロータスMXジャンボ

作物 レポート
水稲

『きれいな田んぼ』とほめられる。
ヒエもホタルイも出なくなったからね。福岡県築上郡築上町 有田初美さん

兼業農家時代は睡眠時間を削って水田の作業に勤しみ、専業の現在は水稲(夢つくし、ヒヨクモチ)13haを作付。乾燥・調整まで自宅で行い米卸店に出荷している。水稲のほか原木しいたけも作付。

殺菌効果のある自家製竹酢を水田に

自ら竹を焼いてその煙を冷却して竹酢をつくり、一部の圃場に使用しているという有田初美さん。8月の猛暑のなか、有田さんの圃場をたずねました。
「10aあたり20〜30Lの竹酢を水口から流し込むんだ。竹酢は除草効果や殺菌効果があって、雑草や病気が出にくくなる。イネの生育もよくなるしね」。
竹酢で雑草が少なくなるとは言うものの、圃場によっては雑草を抑えきれず、以前は苦労が絶えなかった、と有田さんは言います。以前に使っていた初・中期一発剤はヒエが抑えきれず、6月に中後期剤を散布していたのだとか。
「以前は、100mある動噴のホースを3人がかりで引っ張って行って中後期剤をまいてたよ。薬液が入った状態だとホースだけで100kgぐらいあるから、重いし暑いし大変だった」と当時を振り返ります。

中後期剤をまかずに済むから楽できる

有田さんがそんな重労働から解放された理由は、昨年本格的に導入したロータスMX1キロ粒剤にありました。有田さんは、4月下旬に代かき、5月上旬から6月中旬にかけて田植え、8月下旬から10月中旬に収穫というスケジュールの中、ロータスMX1キロ粒剤を田植え同時処理で散布していらっしゃいます。
「ロータスMXに替えてからヒエがきちんと抑えられた。以前はホタルイとかも残草してたんだけどホタルイも問題なくて、中後期剤もまかずに済んだんだ。重いホースを3人がかりで引っ張っていくこともなくなったから、すごく楽。これは助かってるよ」。
ロータスMX 1キロ粒剤による除草効果は、水田の景観にも精神的にも好影響を与えてくれる、と有田さんは言います。
まわりの人から『お宅の田んぼ、きれいだね』って言われるようになった。朝、見回りに行くときも『お前さん、べっぴんになったなあ』って田んぼに話しかけてるんだよ(笑)」。
すでに来年の分もロータスMX 1キロ粒剤を注文済み、という有田さん。今後もますます『九州美人』が増えそうな予感がします。

水稲

水管理が少し甘くなっても大丈夫。
ヒエをちゃんと抑えてくれました。福岡県築上郡上毛町 熊谷道久さん

水稲(夢つくし、元気つくし、ヒノヒカリ、ヒヨクモチなど)25ha、野菜などを手がける株式会社ユーアスの専務取締役。また、ごぼう、にんじん、高菜などの栽培から加工・販売までを行う株式会社瑞穂の代表取締役としても活躍。

ヒエ、ウリカワ、コナギなど雑草全般に効果

安全・安心、美味しさ、環境への配慮にこだわった農業を推進する株式会社ユーアスでは、キャベツの契約栽培においてJGAP認証を取得。また、ドローンのよる水田での殺虫剤・殺菌剤散布、外国人研修生の受け入れなど、生産法人として積極的な活動を行っていらっしゃいます。
同社の二毛作圃場では、5月下旬から6月上旬にかけて小麦の収穫、6月上旬から下旬にかけて麦後の圃場に水稲の田植え、9月下旬から10月上旬に稲刈り、という栽培スケジュール。25haの水田を管理する上では、常に効率とコスト意識が求められます。同社の専務である熊谷道久さんは、コストパフォーマンスを考慮し、昨年からロータスMXジャンボを使用するようになりました。
「ロータスMXジャンボは、ヒエはもちろん、ウリカワ、コナギ、マツバイとか雑草全般によく効いています。投げ込むとすぐに広がるし、スタッフの誰が投げ込んでも間違いないから使いやすいですね」と熊谷さんは話します。

圃場の半分は水持ちの良くない田んぼ!?

同社では、雑草の少ない圃場には田植え同時処理でカミオンMX1キロ粒剤を使用、雑草の多い圃場には田植え5〜7日後にロータスMXジャンボもしくはロータスMX1キロ粒剤を使用していらっしゃいます。畦畔のモグラが掘った穴から横に水が抜けるなど、同社の圃場の半分程度は水持ちがよくない水田なのだとか。そんな圃場でもロータスMXは安心できる、と熊谷さん。
「水持ちの悪い田んぼでいかに除草剤を効かせるかがポイント。水管理をしっかりやるのは前提だけど、少し水管理が甘くなってもロータスMXジャンボとロータスMX1キロ粒剤は、ちゃんとヒエに効いてくれる。だから安心なんです」。
除草剤など農業資材のコスト意識はもちろんのこと、今後は株式会社ユーアスも1次産業だけでなく、加工販売を含めた6次化に進んでいきたい、と熊谷さん。次の一手がとても気になる、伸び盛りの生産法人です。

水稲

拡散が早く、ヒエやホタルイによく効いた。
来年からもっと使用面積を増やしたいね。埼玉県富士見市 斉藤和彦さん

代々続く専業農家の11代目。水稲90a(コシヒカリ、つや姫)、小かぶ、えだまめを作付。後継者のご長男は主に小かぶ、えだまめを担当。

水持ちの良くない圃場で雑草が多発生

 2.5haの小かぶを手がける埼玉県の斉藤和彦さんは、毎年12月に小かぶのくずを水田にすき込んで耕起。翌年代かき前には一発肥料とケイ酸カルシウム肥料を投入し、90aの水田を管理していらっしゃいます。斉藤さんの課題は、ホタルイ、コナギ、オモダカといった水田雑草の防除。特に、水持ちの良くない圃場では、この3種の雑草が多発生するのだとか。
 そこで今年、ロータスMX1キロ粒剤とロータスMXジャンボをはじめて導入。圃場によって使用する除草剤を6パターンに分けて散布し、様子を見ることにしました。水持ちの良くない圃場では、代かき後に初期剤のエリジャン乳剤、田植え1週間後に初・中期一発剤のロータスMX1キロ粒剤という体系処理を実施。その効果はどうだったのでしょうか。
 「よく効いたね。去年の剤と比べてホタルイ、オモダカ、コナギがグンと減ったから助かった」。

雑草全般を抑えて、他のジャンボ剤よりも効果的

 水持ちがよくないもうひとつの圃場では、体系処理をせずに田植え1週間後にロータスMXジャンボのみを散布。やはりこの圃場もホタルイやコナギが多く、昨年は稲の生育にさえ影響するほどだったそうです。
 「ヒエとか、ホタルイ、コナギも全般的によく抑えてくれたよ。やっぱりジャンボ剤は楽でいいね。拡散するのも早かった。投げ込んで田んぼを一周する間に、最初のジャンボ剤はもう溶けてすっかり拡散してたからね」と斉藤さんは満足げに振り返ります。
 他の初・中期一発剤のみで処理した圃場では、ヒエやホタルイが抑えきれずに多発生してしまい、手で抜き取きとることになったそうです。
 「これからは省力化の時代でしょ。だから、粒剤の使用を減らして、ジャンボ剤に切り替えていきたい。ほかのジャンボ剤も試したけど、ロータスMXジャンボがいちばん効果的だったから、来年はもっと使用面積を増やしたいね」と話す斉藤さん。ご長男との二人三脚でますます省力化に磨きがかかりそうです。

水稲

ほとんどの田んぼが刈り取りまでOK。
こんな除草剤はじめてだね。新潟県新潟市 竹内保男さん

農業歴50年のベテラン専業農家。水稲9.8ha(コシヒカリ、こしいぶき、五百万石、ゆきんこ舞)を作付。

昨年はノビエ、ホタルイが多発!?

 「農家が高齢化してるから、これからはジャンボ剤が一番便利だよね」と話すのは、新潟県の水稲農家 竹内保男さん。粒剤などの散布が体力的につらくなってきた3年ほど前から、水稲除草剤はジャンボ剤に切り替えたと言います。
 しかし、以前使っていたジャンボ剤は効果面での不満を抱えており、特に昨年はノビエやホタルイなどの雑草が多発して、中・後期剤に頼らざるを得なかったそうです。そこで、竹内さんは今年から、コメリから紹介されたロータスMXジャンボを採用。全圃場に対して、代かき当日に初期剤、田植え1週間後にロータスMXジャンボを処理しました。

7割の田んぼは刈り取りまで雑草を抑えた

 「今年の体系処理は最高だね。全体の3割ぐらいの田んぼは、後半になって多少雑草が出てきたけど、残り7割の田んぼは雑草が全然見当たらなかった。だから刈り取りまで中・後期剤をまかずに済んだんだ。こんなの農家をやっててはじめてだよ(笑)」と竹内さんは頬をゆるめます。
 以前は粒剤の散布に苦心されていた竹内さん。ジャンボ剤に切り替えたことで、省力化につながったと続けます。
 「昔の田植えで使った、苗を入れる腰かごってあるでしょ? あれにロータスMXジャンボを入れておいて、横投げでポーン、ポーンと投げ込むだけだからラク。拡がるのが速いし、ムラなくよく拡がるんだ」。
 来年以降もロータスMXジャンボを使った体系処理で全圃場を処理したい、と竹内さん。今後のお米づくりにますます期待がかかります。

水稲

ホタルイや後発のヒエもおさえた。
水持ちが悪い田んぼなのに、びっくりです。新潟県長岡市 栃倉由雄さん

株式会社コメリ新潟エリアの農業アドバイザー。自宅は代々の水稲農家。仕事のかたわら、水稲35a(コシヒカリ)を作付。

田面の浅い部分にホタルイが群生!?

米どころ新潟で、35aの水田を管理する栃倉由雄さんは、「消費者の方から美味しいと言ってもらえるお米づくり」がモットーです。「お米づくりは、土づくりと雑草管理が大事」と話す栃倉さん。以前、中干し後に投入していた土壌改良剤を、昨年から耕起時に基肥とともに投入するようにした結果、初期生育が改善したと言います。
一方、雑草管理では、草刈り機と除草剤を併用して年3回ほど畦畔除草を実施。本田除草は、代かき時に初期剤、田植え1週間後に初・中期一発のジャンボ剤、7月上中旬に草種に応じた中・後期剤を散布していました。
「やっぱりホタルイとかの多年生雑草が問題です。特に田面の浅い部分には群生しちゃう。それと、うちの田んぼは水持ちが良くないので、中干し後には後発のノビエがかなり生えてくるんです」。

中・後期剤をまかずに済んで省力できた

 そこで昨年、いままでの初・中期一発剤に替えて試験的に使用したのがロータスMXジャンボ。田植え1週間後に畦畔からパックを投げ込んで、後日、効果をしっかり実感されたご様子です。
 「あれだけしつこかったホタルイが、昨年からは1〜2本チョンチョンと出てるぐらいで、あとはきれいになくなりました」と栃倉さん。では後発のノビエへの効果はいかがだったのでしょうか。
 「それが、中干し後のおそビエも生えてこなかったんですよ。びっくりしました。だから、結局、暑い時期に動噴背負ってまいていた中・後期剤も、まかずに済みました。以前と比べるとホント、ラクになりましたね」。
 「従来のジャンボ剤と比べて、田んぼ全面にムラなく効果を発揮してくれた」とその拡散性についてもお墨付きをいただきました。来年以降もロータスMXジャンボ使って省力するとともに、「美味しいお米」にこだわりたい、と目を輝かせる栃倉さんです。