工場扇
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特集

業務用送風機、スポットエアコン、工場扇のおすすめ商品をご紹介します。工場や倉庫、体育館など施設の換気に活躍する業務用大型扇風機・工場扇。簡単に設置できて工場や作業現場などで活躍するスポットクーラー・エアコンなど、目的に合わせてお選びください。

工場扇の選び方

工場扇とは

工場扇(こうじょうせん)とは工場や倉庫など、広い場所で使われている業務用の大型扇風機です。家庭用扇風機の羽根径30cmなのに比べ一般的な工場扇は羽根径40cm以上。風速や風量が家庭用扇風機とは比較にならないくらいの強さがあります。

一般的な使い方としては、工場や作業場、倉庫などの熱気の排出や換気、家畜舎内の乾燥、虫除けなどがあげられますが、一方で最近注目を集めているのが「密を防ぐ」アイテムとしての使い方です。

体育館、イベント会場、ショッピングモール、スポーツジムなど、人が多く集まる場所の「換気」をサポートするアイテムとして使われることが多くなってきました。手軽さがうけて、施設管理者だけでなくスポーツサークルなどでも注目を集めています。

工場扇の種類について

スタンドタイプ

家庭向けの扇風機と同じくスタンドを備えた工場扇です。広いオフィスにも設置しやすい利点があり、高さ調節や首振り機能も搭載しているので、最も使いやすく一般的な工場扇です。

床置きタイプ

地面に設置する背の低いタイプの工場扇です。背が低く安定しているので大口径に向いたタイプです。製品によってはキャスター付きのモデルもあり、大型製品ながらも可搬性に優れています。

壁掛けタイプ

壁や柱に取り付けて使用するタイプの工場扇です。定置用途や高所設置用に使用し首振り機能やひも付き電源スイッチを備えています。

開放式と全閉式の違いについて

工場扇は産業向け製品なのでモーター構造にもバリエーションがあります。
モーターの仕組みとしては交流モーターですが、モーター構造では開放式と全閉式の2種類に分けられているので、用途に応じて適切な製品を選びましょう。

開放式

開放式モーターは、内部のコイルが露出しているタイプのモータです。
全閉式に比べ放熱面で有利でコイル寿命の面では優れていますが、モーター内部に異物が付着しやすいため、粉じんや液体の舞う環境での使用には適しません。

全閉式

全閉式モーターは、モーター内部部品を全て金属ケーシングで密封したモーターです。
内部に異物が侵入し難い構造なので、異物に対する耐久性が優れています。どうしても粉塵や木屑が多く発生する場所で作業しなくてはいけない場合は全閉式タイプが重宝します。その一方で放熱性は前述の開放式モータよりも劣るため、熱源の近くへの配置は避けた方が良いでしょう。

羽根の材質について

工場扇はオレンジ色の羽根が特長的なプラスチック製(樹脂製)とアルミ製の羽根のモデルがあります。

プラスチック製の羽根がオレンジ色なのは、大きな物を運んだり、リフトが出入りする工場や倉庫などで使用されるので、本体にぶつけないように目立たせる目的があります。

アルミ製の羽根はプラスチック製の羽根に比べ耐食性が高く、蒸気や油煙の多い過酷な環境でも割れにくいのが特徴です。

3枚羽根と多枚羽根の違い

工場扇には、羽根の枚数が3枚や4枚のモデルがあり羽根の枚数によって、風の特徴がかわります。

3枚羽根

羽根の枚数が少ないと、1つの羽根から生み出される風の塊が大きくなり、風の発生間隔が広くなります。風は遠くまで届きますが、肌当たりが強くなり、風切音が大きくなります。

多枚羽根

羽根の枚数が多くなるほど、1つの羽根から生み出される風の塊が小さくなり、風の発生間隔が狭くなります。風の塊が小さく発生間隔が狭い風だと、風当たりが柔らかくなり、絶え間なく風が体に当たっている状態になるので、自然な風に近く涼しく感じます。羽根の枚数が多いと風切音や振動が小さくなりますが、遠くまで届かない欠点もあります。しかし一般的な扇風機に比べると、工場扇は羽根が大きくパワーが強いので、4枚羽根でも十分な風速や風量が得られます。因みに45cm(4枚羽根)だと、5m近く離れていても涼しい風を感じます。

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