春は天気がよく、ペンキ塗りには絶好のチャンスです。
この機会に、気になっていたところをペインティングしてみませんか。
今回は、ペイントの基礎知識、作業手順などをご紹介します。
ペイントするのは、良く晴れた日の午前中がベストです。
ペンキが乾きにくい雨の日や湿気の多い日、気温が低い日は避けましょう。
ペイントをする前に塗る部分の状態を整えます。
サビ落としやカビ取りはもちろんのこと、手垢やごみもきれいに拭き取ります。
そして、乾燥させておきます。
ペンキが付いては困る部分はマスキングテープや布コロナマスカー、紙ポリクイック、新聞紙等で覆います。
ペンキには、塗る素材、塗る場所などに応じた種類があります。
図1.ペンキの分類、<>内は薄め液の種類 |
図2.油性と水性の特徴 |
ペンキは薄め液の違いによって、図1のように油性と水性に分かれ、また、図2のような特徴があります。薄め液はペンキを薄めたり、ハケなどの用品の洗浄に使います。
用途によって、多用途タイプと専門特化型に分かれています。
多用途タイプはほとんどの場所で使えます。
専門特化型はトタン用・お風呂場用等と使用場所が特定されており、その場所に最適な成分が配合されています。
ペンキは、フタを開ける前に缶をよく振り、フタを開けてからもよくかき混ぜます。
また、ペンキを付けすぎると塗りにくくなります。ハケやローラーにペンキを付けすぎないように、よくしごいてから使います。
きれいに塗るためには、一定方向へ一定のペースでゆっくり塗っていきます。また、厚塗りは乾燥不良や塗膜の縮みの原因になります。
スプレーペイントは、ハケや受け皿などの道具が不要で、初心者の方でも手軽に、薄くきれいに仕上げることができます。特に、壁や板など平面を塗る際に適しています。
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コツ1.隅やコーナーなどの塗りにくい場所から塗りはじめます。 |
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コツ2.高い場所を塗るときには、コテバケやローラーに継ぎ柄をつけると楽に塗れます。 |
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コツ3.ペンキは上から下へ、左から右へというように一定方向へ塗っていきます。 |
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※注意屋内でペイントをするときは、換気に注意しましょう。風通しをよくしておくと、匂いがこもらず、塗料も早く乾きます。 |
塗膜が乾かないうちに、マスキングテープをはがしましょう。
ハケやローラーに付いたペンキは、そのペンキの薄め液で洗います。きれいに洗ったあとは、さらに台所用洗剤で洗い、陰干ししておきます。
使いかけのペンキは、缶を密閉して、ガレージや物置などの暗い場所で保存します。缶を開けなければ五~六年持ちますが、開けてしまうと、家庭用で一~二年、業務用は半年~一年くらいが使用期限です。ただし、水で薄めた水性のペンキは、水が腐るので、半年ほどしか持ちません。
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