これが今回使うビニール |
曇り空、すっかり寒くなってきて「早くビニールを掛けてしまおう」という雰囲気の午後3時。組みあがったハウスにいよいよビニールを掛けます。 | |
全員で覆いかぶせます |
両側面とハウス内部に陣取って準備開始。ビニールはお互いにくっつかないように細かな白い粉が吹き付けられています(ちなみにこの粉はデンプン)。 側面からビニールをアーチ伝いにはわせて、ドームに屋根を掛けるがごとくビニールをかぶせていきます。 |
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「ここが中接ぎ。覚えておけヨ」 |
このビニールは二つのビニールを張り合わせて作られているため、中心部に『中接ぎ』と呼ばれる縫い目があります。ここでのポイントはこの縫い目。縫い目は、ハウスの中央を貫く「峰」の部分にあたる直管パイプの上をなぞるようにかぶせなければなりません。写真で指を差している部分ですが、わかりますか? | |
パッカーで仮止め |
一般的な農業用ビニールは伸ばせるサイズに限界があり、屋根全体をカバーする長さにするには中接ぎを行う必要があります。 (ちなみにコメリでも販売しているポリフィレン系特殊フィルムは、伸縮性に優れているため、中接はありません。) |
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ビニペットの高さを調節 |
作業中、ビニールが風で飛ばされないように「仮止め」をしておきましょう。プラスチック製の青い『パッカー』を、妻面のアーチなどにパカンッ、パカンッと止めていきます。 |
ビニペットスプリングを軽快にはめ込む |
側面は、組み立ての最後で取り付けた『ビニペット』を利用します。レール状になっている溝にジグザグの形をした『ビニペットスプリング』(コメリで販売しているハウスセットでは別売)をはめ込んでいくのですが、どのように入れるかわかりますか? 私は最初、レールの先端からスプリングの先端をスライドさせて滑り込ませていれていくのだと考えていたのですが、それは間違い。 |
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終端はしっかり処理 |
まず、スプリングの先端をジグザグの山1~2つ分だけ、溝に入れます。その後は、手に持った残りのスプリングを上下に振るように、スプリングの山を互い違いに溝にはめ込んでいきます。はめ込む角度に気をつければ、スプリングは驚くほど簡単でリズミカルに溝にはまってゆきます。 | |
この金具に… |
あまったスプリングの先端部はカットします。こうすると針金がむき出しでビニールを傷つけてしまうので、ペンチ等で折り曲げて処理します。 |
マイカ取りを引っかけて |
ビニペットで両側面を固定しただけでは弱いので、『マイカ取り』(別売)という黒い樹脂製のバンドで上からビニールを押さえつけます。 | |
ピンと張って固定 |
すでにスプリングが収まったビニペットにツメのついた金具を取り付け、ねじれないように気をつけてバンドを向こう側へ渡します。 | |
向こう側ではこんな道具(別売り)と |
渡された方は、荷締めのような形のものを使って長さを調整します。最終的には、地面にねじ入れた『らせん杭』に結びつけ、たるみが無いようにピンと張って完了! |
らせん杭が活躍 |
本来はこのあと側面にビニールを巻いていく段階が残されていますが、今回作ったハウスがパイプをカットして出来た変形サイズということで、ピッタリの側面ビニールがありません。 | |
張り終えた! |
今回の組み立ては、屋根ビニールを掛けたこの時点で完成ということに相成りました。実作業で約5時間、4人で組んだ成果です。いかがでしょうか?私の個人的感想は“はじめてにしてはまずまず”だと思うのですが・・・。 |
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