鉢の側面にも花を植えることが出来るタイプのウォールバスケットを使った植え込みをご紹介します。
ウォールバスケットには、側面の穴が櫛状になっているものや、注水口があるもの、目の粗いワイヤーバスケットにウレタンマット・ココナッツ繊維のシートを敷き、それに切り込みを入れるものなどがあります。
仕上がりを丸くこんもりとしたいならば、細かく多くの枝を出し、茎先に花をつける性質の植物が良いでしょう。
4月からでしたら、パンジー、ビオラ、アリッサム、クリサンセマムのムルチコーレ(黄色)やノースポール(白)を、また夏にかけては、ベゴニア、インパチェンス、コリウス、バーベナ、ロベリア、トレニアが適しています。
仕上がりを丸くこんもりとしたいならば、細かく多くの枝を出し、茎先に花をつける性質の植物が良いでしょう。
最初に、使用する培養土に緩効性の肥料を混ぜておきます。
ウォールバスケットに半分くらい(側面の苗を植える位置の少し下)まで培養土をいれます。
苗はポットから出したままでは入らないので、軽く、根をほぐしてあげます。
苗を差し込んだら、花の表情を考え、斜め上に向けて植えます。
その上に土をいれ、側面の花を固定し、鉢の上部にも花を植えます。
でき上がりましたら、水をたっぷり与えて下さい。
いきなり多く与えると、土も一緒に流れてしまいますので、鉢の縁まで注いで、水がしみ込むまで待ちましょう。
水やりは、全ての植物に行き渡るよう、底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えて下さい。
又、地植えのように雨で微量の養分が運ばれてくることがありませんので、速効性の液肥を1週間から10日に1度与えて下さい。
苗を疲れさせない為に、花殻はこまめに摘んで下さい。放置しておくと、見苦しいばかりではなく、灰色かび病が発生する原因になります。
皆さんがせっかく元気に育てている花苗も、放っておいては上に伸びてばかりで、花数も少なくなってしまいます。
それを防ぐためには摘芯作業が必要です。
ペチュニア、四季咲きベゴニア、マリーゴールド、ニチニチソウ、インパチェンス、コリウス等はわき枝を出しながら花を咲かせていく性質の強い植物です。
これらの植物は摘芯効果がてきめんで、1株でも球形の姿をつくることができます。
ポイントは、枝先をこまめに摘んで、ひとつまみの化成肥料を与えることです。