デンマークカクタス(シャコバサボテン)は、ブラジル原産で岩場やコケむした樹上に育ったりする着生植物です。19世紀初めヨーロッパにて紹介され様々な交配により園芸品種が育成されました。近年、日本にはデンマークカクタスとも呼ばれる由縁です。 |
茎節は濃緑色で、つやのある物を選びましょう。
黄ばみ、赤み、しわのある物は避けた方が良いでしょう。
半日陰か明るい場所で、冬は室内、夏は屋外に置きます。
短日植物なので、つぼみが付くまで夜間照明のある所には置かないようにして下さい。
※室温は高いほど老化を早め、低いほど長く花を楽しめますので、15~20℃の明るい場所が適しています(5℃以下では花芽が落ちてしまいます)。
つぼみが落ちるのは デンマークカクタスを購入して家に置いたら蕾がポロポロと落ちてしまったと言うことがありませんか。デンマークカクタスの蕾は、育てられた場所と環境が大きく変わると敏感に反応して落ちます。 蕾が少し落ちても頻繁に場所を変えずにその場の環境に馴染ませるようにします。
花の後、冬と真夏は水やりを控えます。それ以外の時期は、土が乾いてから十分に与えて下さい。花の咲く前は、乾かしすぎに注意しましょう。
置き肥(ハッピーハウスなど)を生育の始まる4月に適量与え、4月下旬から7月上旬にかけ(梅雨前)、液肥(ハッピーハウス原液など)1000倍液を7~10日に1回与えましょう。※その後の時期は、肥料ではなく、微量要素中心の活力剤(植物活力剤等)を与えましょう。
4月に、株の全体の姿を整え生長を促すためにも、株元から3~5節残して葉を摘み取ります。この摘み取った葉(茎節)を利用し挿し芽で増やすこともできます。また、9月になって新しく伸びてきた新しい葉(一般に赤みを帯びている小さな葉)は、花芽分化までに成熟できないので摘芯します。 |
2年に1回、4月頃に根土を少し落として植えかえます。根腐れしているものは、土を落とし、腐った根を除き、小さめの鉢に植え直しましょう。土は、デンマークカクタス専用のものが手軽に植えかえが行えます。また、自分で配合する場合は、 赤玉土7:腐葉土2:牛フン1に、クン炭を1割混ぜたものがよいでしょう。 |
室内などで育てていると、電灯の明るさに反応して花芽をつくれない場合があります。そのような時は段ボール箱等で遮光して、花芽を分化させます。(右図参照)1ヶ月間毎日行い、途中でやらない日があったら改めて最初から行います。その後は平常の管理に戻して下さい。 |
「症状」夏の高温多湿時期に、葉を食害します。
「対策」【予防】ナメクジ駆除剤を用います。 【駆除】ナメクジは夜に活動するので、みつけ次第捕殺します。
※農薬はラベル等に記載されている使用基準に従い、適用のある作物に使用して下さい。
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