植物の枝、茎・葉などに寄生して汁を吸うカイガラムシは、被害が進むと枝枯れから枯死にまで至ります。貝殻に似た殻をかぶって定着しているものから足があり移動するものまで多種多様です。またその排せつ物はすす病やこうやく病などの病気を誘発します。
枝や幹および葉などに、オワン型の虫や偏平で円形・だ円型の虫などがしっかりとついています。また、ふわふわした白い綿状のようなものがつき、中にワラジ型をした虫がいます。これらがカイガラムシで、つぶすと赤い汁が出ます。大きさや色もさまざまで、大きいものは10mmくらいの種類もいます。 カイガラムシは植物の汁液を吸って害を与えるため、枝などにびっしり寄生すると生育が著しく悪くなるばかりでなく、植物全体が黒く汚れてくるすす病の主原因になり美観を損ねます。 |
ラン・サボテン・観葉植物や花木・庭木・果樹などに寄生します。草花や野菜類にはあまり寄生しません。カイガラムシの種類は非常に多く、成虫になると一生涯同じ場所に固着するカタカイガラムシ類やマルカイガラムシ類、足があり自由に動きまわるコナカイガラムシ類など、さまざまです。習性、形態はそれぞれ異なりますが、いずれも、体の表面が固く覆われていたり、白いフワフワした綿状のロウ質で覆われています。最も防除が困難な害虫ですが、カイガラムシの幼虫は薬剤に弱いため、抵抗力の弱いふ化直後(5~7月)の防除適期に定期的に薬剤を散布して防除してください。 |
ルビーロウムシ・ツノロウムシ |
コナカイガラムシ類 |
※使用の際は必ず商品の説明をよく読んで記載内容に従ってお使い下さい。
鉢物や、散布面積が小さい場合、応急処置を したい場合には |
鉢数が多い場合など、ケムシを含む広範囲の害虫を 退治したい場合には |
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エアゾールタイプ | 水で薄めるタイプ | |||||
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ポロポンV 詳細 |
ボルン 詳細 |
オルトラン水和剤 詳細 |
アクテリック乳剤 詳細 |
※病害虫対策は状況や気候などによっても多少違ってきます。
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