アブラムシの対策 アブラムシの対策 アブラムシの対策

アブラムシ

植物の新芽や新梢、葉裏などに群棲し、植物の養分を吸うアブラムシは、その種類も非常に多くみられます。
植物に寄生して生育を悪くするとともに、ウイルス病を媒介する害虫です。

被害と症状

アブラムシ

新芽、新梢、新葉、茎や花弁および葉裏など、よく目につく場所に群棲している小さいムシがアブラムシです。
アブラムシは、植物の汁を吸って害を与えます。
そのため、新葉の展開が不十分になったり茎の伸長がおさえられて生育が悪くなったり、花の咲き方がおかしくなるなどの被害があらわれます。
ウイルス病を媒介したり、すす病の原因にもなります。
中には、葉を巻いたり、虫コブを作り、その中で棲息する種類もいます。
体色も緑色ばかりではなく、赤、桃、黄、白、茶、黒など多色にわたり、体調は1.5~3mmくらいのものが多いようです。

防除法

アブラムシ

植物に寄生するアブラムシの種類は大変多く、一般的には、春から秋にかけて寄生しますが、特に春先の繁殖が著しく、大発生します。
繁殖期には、メスの成虫が直接メスの幼虫を1日に数匹~十数匹も産み、しかも幼虫は数日で成虫になるので、たとえ1匹いても数日後にはびっしりと群棲します。
そして、アリに運ばれたり、羽のあるアブラムシは飛んで他の植物へと移り、繁殖しつづけます。
アブラムシは、ウイルス病を媒介したり、すす病の原因にもなりますので、早めに防除することが大切です。

防除カレンダー

アブラムシ

アブラムシ退治用薬剤の選び方

※使用の際は必ず商品の説明をよく読んで記載内容に従ってお使い下さい。

AとBで目的に合わせて使い分けて下さい。

A.草花・花木には

※表は左右にスクロールして確認することができます。

B.野菜には

オルトラン粒剤200g,500g,1kg
株元にばらまくだけで、広範囲の害虫の退治と予防が長期間できる、浸透移行性の殺虫剤です。株元に撒いて効果が持続します。成分:アセフェート

ベニカエーススプレー

ベニカエーススプレー420ml,900ml
うすめる必要のないスプレータイプの殺虫剤で特にアブラムシ類に対して効果があります。応急処置、スポット散布に便利。成分:エトフェンプロックス

ベニカXスプレー

ベニカXスプレー420ml,900ml
害虫と病気にダブル効果で効き目が確かな殺虫殺菌剤。応急処置、スポット散布に便利。成分:ペルメトリン・ミクロブタニル

オルトランC300ml,420ml

オルトランC
便利なエアゾールタイプの殺虫殺菌剤。家庭園芸の常備薬。応急処置、スポット散布に便利。成分:アセフェート・MEP・トリホリン

ベニカX

ベニカX300ml
害虫と病気にダブル効果で効き目が確かな殺虫殺菌剤。応急処置、スポット散布に便利。成分:ペルメトリン・ミクロブタニル

モスピラン液剤

モスピラン液剤100ml
アブラムシをはじめケムシ類まで幅広く退治できる浸透移行性殺虫剤。成分:アセタミプリド

スミソン乳剤

スミソン乳剤100ml,300ml
スミチオンとマラソンの混合殺虫剤で、安定した効果を発揮。成分:マラソン・MEP

ベストガード粒剤

ベストガード粒剤200g,500g
アブラムシ・コナジラミ・アザミウマ(スリップス)などの吸汁性害虫に高い効果を発揮する、浸透移行性の殺虫剤。植え付け時に散布して効果が約2カ月持続します。成分:ニテンピラム

モスピランスプレー

モスピランスプレー420ml
スプレータイプの浸透移行性の殺虫剤で、野菜のアブラムシ類の退治と予防に効果があります。応急処置、スポット散布に便利。成分:アセタミプリド

粘着くん液剤

粘着くん液剤100ml
有効成分に食品であるでんぷんを使用した、環境にやさしい殺虫・殺ダニ剤。ハダニにも効果があります。成分:デンプン

オレート液剤

オレート液剤100ml
ハーブ、野菜のアブラムシなどの害虫の他、うどんこ病にも効果があります。成分:オレイン酸ナトリウム

適用一覧表

適用一覧表

※病害虫対策は状況や気候などによっても多少違ってきます。

協力:

住化タケダ園芸株式会社 ※無断転載を禁ず

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