バッテリーの取り外し時に悩むのが(+)と(-)のどちらから先に外すのか?ということ。
ここでは取り外し方と簡単なメンテナンスをご紹介します。
点検にはレンチが必要です。
写真のレンチは「モンキーレンチ」(左)で直径の大きさを自由に変えることができるもの。コメリ各店で販売中。
端子を磨くワイヤーブラシ(右)も準備しましょう。
端子は必ず(-)から外しましょう。
(+)から外すとレンチが車体に触れたときにショートしてしまう危険があるからです。
次に(+)を外します。
(+)には必ずカバーがあります。このカバーを外してから端子を取り外します。
バッテリーを固定しているステーを外します。
傾けないように注意しながら、バッテリーを持ち上げて取り出します。
かなり重いのでゆっくりと。
バッテリーを慎重に置き、ステーを引っ掛けて固定します。
取り付ける時は、(+)から。
次に(-)を付けていきます。レンチで強く締めすぎると端子が変形してしまうので注意。
注意:
バッテリーを取り外すと、車内の時計やラジオのメモリーが消えてしまう事があります。
あらかじめメモを取るなどしておきましょう。
電解液面が「UPPER LEVEL」付近にあればOK。
「LOWER LEVEL」付近の場合は蒸留水を補充します。
コインで液口栓を回して外します。
内部にゴミが入らないように注意。
液口から蒸留水を補充します。真横からLEVELを見て、入れすぎないように少しずつ。
万が一バッテリーにこぼしたら、濡れた布で拭いておきましょう。
最近のバッテリーにはこのようなインジゲータが付いています。
バッテリーを外さなくても液量や充電状態を見ることができます。
バッテリーを外した後の下にある「受け皿」を掃除しておきましょう。
長い間使っていると端子に汚れが付着して白っぽくなってきます。
端子をワイヤーブラシで磨けば、通電性能も回復します。
磨いた後は金属がむき出しになってこのようにキレイになります。
バッテリー本体の汚れは必ず濡れた布で拭きましょう。
乾いた布を使うと静電気が発生して危険なためです。
電解液
硫酸と蒸留水で作られた希釈硫酸。満充電時の比重は1.280です。
補充液
通常使用される補充液とは蒸留水(純水)をいいます。パッテリー液中に補充するものは蒸留水(純水)のみでOKです。