サトイモに似た細長いハート型の、赤や白などの美しい植物です。鉢植えで観葉植物として楽しむ他、夏の花壇や、寄せ植え、ハンギングバスケットにも利用できます。熱帯アメリカに原種が約15種分布しています。1700年代の半ばブラジルで発見され、ヨーロッパへ渡ったのちに品種改良もすすみましたが、次第に人気が衰えました。今世紀では、アメリカで人気が高まり、現在球根の大量生産を行っています。
ホワイトクリスマス |
ホワイトクイーン |
フロリダスィートハート |
ローズバッド |
フレイダヘンペル |
葉のある時期は、日当たりであれば、葉の色がはっきり美しく出ますが、日陰では、葉が徒長し姿が乱れて葉の色が退色します。夏に花壇に植えられるほどに、日当たりでよく育ちます。ただ、日陰で育てていたカラジュームを急に夏の直射日光に当てると、葉焼けをおこしやすいです。その場合は、徐々に日に当てて慣らしてから、直射日光に当てるようにします。 |
屋外の日当たりの良い場所で育てている場合は、生育中の5月~9月頃までは、表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。日陰や室内で育てる場合は、やや乾かしぎみに水やりをします。10月からは水やりをやめます。 |
生育期に月に1度液肥を与えます。チッソ分が高い肥料を与え続けていると、葉の色が悪くなる事がありますので注意しましょう。(例えば観葉植物用) |
1.カラジュームは春植え球根ですので、4月頃植えます。大きな球根の場合、2つにカットして植えます。切り口にベンレートの粉末をつけ、腐敗防止をします。 |
2.4号から5号に1球から3球が植付け目安です。鉢底に数cmの赤玉大粒や鉢底用の石を敷き、球根培養土や赤玉小粒6:ピートモス2:バーミキュライト2(赤玉小粒7:腐葉土3でもよい)を配合した用土に球根を深さ2cm程に植え付けます。また、この時に元肥として緩効性化成肥料を施し、秋までは月に1回液肥を施します。(培養土には既に肥料が入っている場合があります。) |
3.葉が変色し倒れたら葉柄の基部から切ります。 |
秋に入り気温が下がってくると、次第に葉が枯れてきます。葉が2~3枚になったら水やりをやめ、土を乾かします。球根を堀上げまわりについている土を落としてから、バーミキュライトや乾いたオガクズなどに埋めて箱に入れて貯蔵します。 |
初夏まで目を楽しませてくれた秋まで開花する草花達は、夏には小休憩。そんな時には、夏でも色鮮やかな葉が楽しめるカラジュームは大活躍!
花壇植え |
鉢植え一般に流通している物は、プラスチックの鉢植えが殆どですが、陶器鉢にするだけでカラジュームのイメージが変わります。単品での存在感があります。 |
寄せ植え・1 |
寄せ植え・2 |
寄せ植え・3 |
「症状」葉の栄養分を吸い取り、吸われた跡は白い小さな斑点となり残り、ひどくなると葉全体が白くかすり状になります。
「対策」【予防】夏の高温や乾燥で発生しやすいので、水を与える時に葉の裏や全体にかけるようにします。
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